カンチガイノカンチガイ
心「ふぁぁぁぁぁー」
夏「ん?心疲れてるわね、どーかしたの?」
心「昨日色々あってだな・・・」
夏「なにがあったのよ?」
心「ん?秘密ー。」
心*あんな事こいつに言えるわけねーだろ。*
夏「ふ・・ふんっ!べ・・・別にっ!!!知りたくもないわよ!!!」
夏*ちぇ・・・なにがあったのよ!秘密にされると少し気になるじゃない・・・*
その時心に祭がひそひそ声で話しかけてきた。
祭「おい、心、昨日紅さんと何してたんだよ?」
心「べ、別に・・・なんもしてねぇよ・・・」
祭「へぇー放課後呼ばれて二人きりだったのになにもしてない・・・と」
心「あ、あぁ、なーんもしてねえよ」
祭「ふーん・・・教えないんだー・・・」
そういうと祭は大声でいった。
祭「心君が新しい恋人ができ・・・」
心「わ・・わわっ・・ちょっとまて・・・」
林檎「え・・・」
心「あ・・・林・・・」
林檎「へぇー・・・そやったんや。おめでと!!!」
そういうと林檎は教室からでていった。
心「祭!!!お前のせいだからな!!!」
祭「へぇーやっぱ、そうだったんだー。」
祭*ちと悪いことしちまったかな。*
心「ともかく俺は林檎を追いかける!!!」
そう言うと心は教室からでていった。
夏*あいつ恋人いるんだー。*
祭「どーしたの?心の事が気になるの?」
夏「いやっ!!!べ・・・別にっ!!!」
祭「江ノ島さんバレバレ~w」
夏「見・・・見にいこうじゃないの!!!」
祭「レッツゴー!」
夏と祭も教室から飛び出していった。
心*ハァ・・・林檎・・どこだ・・あいつ運動神経よさそうだからな・・*
心*俺なんかで追いつけるのだろうか・・・*
その時だった。
~バシーン!!!~
何かがすごい音をたてた。
心「あ?なんだ?少し行ってみようか。」
心は音のした方へかけつけた。
心「はぁ・・・なにやってんだか。」
派手にずっこけたらしく泣いている林檎の姿があった。
林檎「グスッ・・・」
心「おい、林檎?」
林檎「どないしたん?グスッ。」
林檎は顔をうつむかせながらいった。
心「はぁ・・・まったく・・・」
林檎「別にいたかて泣いとんとちゃうし・・・」
心*ほんっと子供みたいなやつだな。あ~こいつの事守ってやり・・・あれ?*
林檎「グスッ・・・グスッ・・・」
心*俺・・・恋してんのか?いや。そんなわけないか。*
林檎「今から一つおねがいしてええん?」
心「ん?どーした?」
林檎「あんな、うちな心の事・・・」
ちょうど林檎がなにかを言おうとした瞬間・・・
~ドッシーン~
本日二回目のものすごい音が校舎中に響き渡った。
夏「あんた!!!押しすぎなのよ!!!」
祭「ご、ごめぇーん。あまりにも江ノ島さんの体が・・・」
心「お前ら・・・全く呆れる・・・」
夏&祭「さーせーん・・・」
心「で?なんて言おうとしたんだ?」
林檎「い・・・いや・・なんでもない!!!」
心「そっか。」
心*確実に何かは言おうとしてた。まぁいいんだが。*
林檎「んならみんなで教室もどろっ!!!」
林檎の一声で
心、林檎、祭、夏の四人は教室に戻ることになった。
戻っている途中。心は夏に呼び止められた。
江ノ島「ねぇ、心?」
心「あ?」
江ノ島「あの・・えと・・いや・あ・・あなたの恋人って誰よ?」
心「んなもんいねーよwあれは祭の嘘だ。」
江ノ島「な・・・なによそれぇー・・・」
江ノ島*頑張って聞いたのに・・・そんじゃない・・*
心「んじゃ俺先いくぞ?」
江ノ島「うん。」
心は先に行った。
江ノ島「なぁんだ、私の勘違いだったのかぁ。あ・・・私も急がないと。」
江ノ島も教室へ向かって走り出した。