戦争屋は神に祈らない
大陸には、12の種族と、それぞれが治める12の国家が覇を競い合っていた。幾千の争いの果てに生き残ったそれらは、強大な力と技をもって世界を分け合っていた。
だが、ただ一つ滅びきれずに残された13番目の種族――人類種《フラギリス》。国も力も持たぬ彼らは、敗北者として歴史の片隅で息をついていた。誰もが忘れたはずのその名を、再び口にする者が現れるまでは……。
12の国家が策略と戦争を繰り広げ、各国の思惑が密接に絡み合い緊迫した雰囲気の中を、『センソウヤ』を名乗る一人の男が軽快に飛び回る。 彼はどの国にも属さず、どの種族にも仕えず、ただ「戦争そのもの」を売り歩く。
「戦争を始めましょう」
男は語る。破滅を、淡々と。
だが、ただ一つ滅びきれずに残された13番目の種族――人類種《フラギリス》。国も力も持たぬ彼らは、敗北者として歴史の片隅で息をついていた。誰もが忘れたはずのその名を、再び口にする者が現れるまでは……。
12の国家が策略と戦争を繰り広げ、各国の思惑が密接に絡み合い緊迫した雰囲気の中を、『センソウヤ』を名乗る一人の男が軽快に飛び回る。 彼はどの国にも属さず、どの種族にも仕えず、ただ「戦争そのもの」を売り歩く。
「戦争を始めましょう」
男は語る。破滅を、淡々と。