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Magicians Dream  作者: ransu521
第三部 アンジック・ウイルス
110/139

1,制裁計画

物語の始まりは、数日前に及ぶ。

それは世間一般で言うところの、夏休みが始まって中盤の時期。

瞬一達がちょうど部活の合宿に行っていた時の話だった。

東京都内の某所にある八階建てのビル。

その最上階にある会議室のような所で、数人の男女が話をしていた。

長机があり、片側6席の合計12席。

そして先の方に、議長らしき男が1人座っていた。

合計13人がその場にいて、何やら真剣なまなざしで、壁に備え付けられているスクリーンを見る。

そこには、日本地図が映し出されていて、各地に何やらしるしがつけられている。

それは×印。

まるでキルマーク(撃墜マーク)を示しているかのようであった。


「すると、この場所すべてに例のウイルスをまき散らしたというのですか?」


男が議長らしき男に向かってそう尋ねる。

すると、


「……ああ。各地に研究員を派遣させて、秘密裏にこの場所にウイルスをまき散らしておいた。後はここ、東京都内にウイルスをばらまけば第一ミッションは終了する」


ウイルス。

印がついている所には、彼らがウイルスをまき散らした場所。

それらの場所には、とある共通点がある。

それが……この国の科学魔術を司る場所であるということ。

つまりは、科学魔術を使用する為の科学製品を製作する工場等がある場所なのだ。

それらにまき散らしたウイルスが一体どのような効力を持っているのかは不明だが、とにかくそれらが出回ってしまったら……混乱が起こるのは間違いなしだった。


「奴が残した遺産がここで役に立つとは思わなかったぜ……」

「本当ね。クリエイターやスクリプターもこんなことになるとは予想しなかったでしょうね」


男と女がそんな会話をする。


「二人とも、私語は慎め」

「「も、申し訳ございません」」


二人は素直に詫びて、その後は私語をすることはなかった。


「さて、そろそろ本題に移ろう……」

「今回のミッションの話ですか?」

「ああ。今回は東京のここにウイルスをまき散らそうと思う」


男が、手元にあるパソコンで何やら操作をする。

すると、画面に映っていた日本地図が東京都までズームされそしてとある一ヶ所に印がつけられる。

その場所の画像も画面に映し出されて……。


「ここは……『組織』ですよね?」


『組織』。

それは大和や大地も所属する場所でもあるのだが……今はその話は置いておくことにしよう。


「そうだ。東京都内の科学魔術師用の科学製品は、ここで製造されているらしい。恐らく他の場所に製造させてると、今回のような事件を引き起こされかねないからというのが奴らの考えらしい」

「もっとも、事件を引き起こされた今となっては、『組織』としても面子がボロボロに崩壊だろうけどね」

「……そこ、私語は慎め。さっきそこの奴らにも言ったはずだろ」

「は、はい」


男がそう言うと、呟いていた男は一瞬にして黙り込む。

どうやらこのメンバーの中で、リーダー格のこの男の力はなかなか大きいということになるだろう。


「それじゃあ……そろそろ行動を開始する。お前ら、準備しろ」

「「「「「「「「「「「「はっ!」」」」」」」」」」」」


会議室から出て行く、12人のメンバー。

彼らを見送った男は、椅子に座りなおして、一言呟く。


「……これはこの世界に対する、制裁だ」















今、この男による世界に対する復讐が……始まった。
















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