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仕事

作者: ちまちゃん

ゆっくり読んでくださいね

楽して儲けたい、楽して儲けたい


それが彼の口ぐせだった


楽して儲けたい、楽して儲けたい


そう思って彼は仕事をしていた


そしてある時に思った

俺は早く会社で出世をして

役員報酬を貰ったらいいのでは?


それから彼は仕事を必死に頑張って

少しずつ会社の自分の地位を上げていって

平社員から係長へ昇進していった


そしたら会社の中で書類に判子を押すだけの

役割になっていたのだった。


彼の中でこれはこれで楽は出来るけど

仕事としてやりがいが無いと思っていた


それから書類に判子を押すだけでなく

部下への仕事の場回りの役割をやり始めた


そしたら部署の効率化に成功した


しばらくそうやって仕事をしていると

会社の幹部たちに呼び出されて

更に自身の昇進が決まって部長になった


そしたら仕事量が逆に増えてしまった

これは僕の楽して儲けたいとは違うじゃないか!


僕は嫌々会社の仕事をこなしていた


本当に仕事をやりたくない!

こんな板挟みの役職にはなりたくなかった


楽して儲けたいとは違うじゃないか!


僕は楽して儲けたいって思って仕事をしてた

どうしてこうなってしまったんだ!


何か嫌なポジションになってしまった


ただ明細の額は増えていった


でも、こんなはずじゃなかった


また判子を押すだけの係長に戻りたい


楽して儲けたい、楽して儲けたい

彼はいつもそう思っている

読んでいただきありがとうございました


またよかったら別のも読んでください

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