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苦渋500パーセント  作者: なかの世界観
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4月18日~4月20日

4月18日 木曜日

 今日は大学1限からあってすごくねむい。今日は夜23時30分くらいまでバイトがあるから、先が思いやられる。


4月19日 金曜日

 この日は何もしなかったな。いや髪を切った。しかもクローゼットの中身を型付けた。引き出しをやっと買って引っ越し4か月目にして段ボールのたんす生活が終わった。

 

愛しのぶすがアンタにもいたんだろう。愛なんてずっとさ、ボールペンくらいに思ってたよ。うちに忘れてきたんだ、ちょっと貸してくれよ。インク出なくて、愛がかすれちゃって、結局何もかけないな。 インク出すぎて愛が滲んじゃって、結局何も伝えられないなぁ。

 

 どうしても好きになれない。なんなんだろう。顔なのかな、性格なのかな。心はパーでも身体はぐーなんだけどなぁ。なんかごめん。俺なんかよりいい人いるよきっと。ほんまごめんやで。


4月20日 土曜日

 研修があった。うん。何度も受けてきたし、何度も教えてきた内容だから、その意図もわかってたし、すごくしんどかったな。自分の良さが出せないし。でもすごく楽しかった。人と関わるのは良いこと。と引きこもりの僕が言ってます。もうこの日はよく覚えてないや。だって、


 23時に最寄で待ち合わせ。もっとはやくなった。電車に乗る前のタバコが妙にうまくてその余韻に浸ったまま会いに行った。というか来てくれた。この日を覚えていないのは、あの子がすごく酔ったから。そう「君は欠点があった方がいい」の子。あの子はすごくかわいくてさ、すごく優しくて、いろんな意味で優しく包んでくれるような子。

 なかなか酒が足りなくて4回も買いに行ったっけ。そんなに飲むなら先に教えてよ。俺は休みだからよかったけどさ。

 もうこれも夢。過去。遠い。最近思うその瞬間、その瞬間はきっともう来ない。いや絶対に。だからその瞬間を思い出すのは病めた。その代わりその瞬間をすごく大切に、エアロゲルでできたバッグを持つときみたいに扱う。何ならその瞬間に、その瞬間を思い出す。

 そう今は彼女になったのかもしれないけれどきっと気づいたときにはもう他人になってたりするんだよな。


 きっと気づいてるかもだけど、そう。この日記3日坊主ではなく、1日坊主で22日に19日から思い出して書いた。俺悪くないよ。だって日記書かなかったら「どうしたの」って聞いてねって言ったじゃん。言わないみんなが悪いもん。


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