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なんか騒がれていたひろゆきと座り込みの話

作者: 端乃 一也

 

 ひろゆき、と言えば2ちゃんねるに入り浸っていた人間(二十年位前)からしたら、「たらこ唇の変な奴」以上の印象はないと思う。

 まーた、たらこが何か喚いてるよ、と言ってコテハン(固定ハンドルネーム)つけたひろゆきの発言に、創始者にもかかわらず、ほぼまともに取り合ってもらえていなかった。

 この人が何故ここ数年市民権を得て、テレビのコメンテーターなどで出演しメディアに露出しているかは、私にはよくわからない。


 そんなよく分からない人間が、辺野古の座り込みを茶化している。

 決まった時間にしかいないのは、座り込みじゃないという論法である。

 まぁ、そうなのかなぁとも思えるのだが、この人の場合は常に座っていたとしても、


「一日三回ほぼ決まった時間にしか来ないと分かっているなら、それ以外の時間も座っているのって非効率的ですよね? そのリソースを他の抗議活動に割いたほうが効率良くないですか?」


 と素知らぬ顔で言いそうではある。

 元から()()()()()()で話を展開する人だと思っているからだ。



 私は、辺野古への移設に反対でも賛成でもない。

 ただこの、彼の言葉遊びに反応し、同調している人々をみると、何とも言えない気持ちになる。

 読み解くに、この座り込みという表現は嘘であるから、反対という表現も嘘であり、全く本気ではなく効力も無いという事であるらしい。全ての社会生活を犠牲にし、反対の意思を表明しなければそれは、意味のない無駄な事であるらしい。三千数日という噓八百を並べ立てる、馬鹿な奴らだという事なのだ。



 私は、表現の仕方はどうあれ、日本社会でそれを表明するという事がどれだけ意味のある事か知っている。

 それを、外野が表面上の言葉だけをくみ取り騒ぎ立てるのは、何の意味も無いことだと思う。もし、問題提起の為に、注目させたのなら、それは大きなお世話だろう。



 この手の人間が、もし全く反応されなかったのなら、かなり滑稽だろうと思うが、

 昔と同じく、私は釣られてしまった。

 

 

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