第6話 クソ女神は何の話をしているのか
「あなたはこの世界で暮らしていくことになります。今のあなたの心の状態を考えるとそれが最適なはずです。でもね……………………、そんな不安になることはないのよ……。ちゃんと考えてあるの。あなたの体は女性そのものになったけど完全に女の子になってしまったわけじゃないわ。例えばだけど生理だって普通にくるし排卵周期などもきちんとしているはずよ。あなたの体が本当に女性のものに近づいているということを除けばほぼ元のままといっていいんじゃないかしら?そしてもう一つあなたの体を改造していく必要があると思うの。それは……」「あなたの記憶と心の一部を残しておきたいのよ。そしてもしよかったら、いつかあなたの子孫がここに来てくれた時にあなたの面影を残すことができればいいと思ってるの。」「………………」何を言ってるんだと思った。子孫を遺すだと……!?そんなことをされたら俺の子供ということになるじゃないか!子供なんてできたくない!!そう思った瞬間俺の目からは涙が流れていた。
「ちょっと待ってちょうだい。泣かないでちょうだい。これはあくまでも可能性のお話なの。だから今は深く考えなくてもいいの。そんな顔しないで、あなたの子供が生まれるかどうかはまだわからないんだから。」………………「…………そんなことない、絶対に俺は生まれてくる子を堕ろす。お前みたいな化け物に子供を作れる資格はない。それにたとえこの世界に赤ん坊を連れてこれたとしても俺は男に戻りたいというだろうし、子供がほしいと言うこともないだろう!!」
「そ、そんなこと言われても困っちゃうわね。まあいいわ。好きにしなさい」
「それともう一つの問題だけど……、あなたは女性に変身していく中で多くの記憶を失うでしょう。そうなるとあなたの人格自体も影響を受けてしまい徐々に別人格になってしまう可能性も否定はできないわ。私がいくらがんばっても元に戻すことは困難を極めるし、それに元のあなたに戻してしまうということはあなたにとってとても危険なことになるのよ。あなたの中にある邪悪な部分が表に出やすくなってしまうかもしれないわ。どちらにしても危険であることには変わりないし私自身あなたの人格に影響が出ることは望んでいないし…………。」
このクソ女神は何の話をしているのか??????…………ああ。思い出してきたぞ……。




