第4話 あなたの望んだこと
「それは無理ですよ。」
「無理ではありません…あなたはすでに承諾しています!!。
これからあなたの体は男としては欠陥だらけになります。
まずあなたには男性器がなくなり…
それと同時に性感を感じられなくなるようになりました。次に乳首の形が変わりその役割を失ってしまい、乳房が膨らんでいきます。そして陰嚢は退化して消滅し膣が生まれてしまうんです。
これらのことが起きるのはあなたの体に起きていることですが心当たりはないですか?」
……確かにそんな症状が出たことはなかった。
しかしなぜそんなことになっているのだろうか。
そもそも俺の男性としての機能は失われていたというのか……。
「そうなんですよ。それにこれはあなたの体を女として作りかえるためにしていることなのです。あなたの体は完全なる女性になろうとしているのです。そして最終的には卵巣ができるようになって子を産むための体に生まれ変わることになります。さようなら♪」
待ってくれと言おうとしたが言葉にならなかった。
目の前の神様らしき女性は魔法のような力で…俺の声帯を変化させていったからだ…… そんなことにはなっていないと言い…
「さっきから何度も説明しているようにこれがあなたの望んだことなのです」
と声が出ないまま喋れていた……!!嘘だ……!!
こんなことが信じられるか!!
俺は、俺はこの世界が気に入っていた。
なんといっても女性が全員美しくかわいかったし
何よりもこの世界を生きる男たちは美男じゃなくて…
「この世界の男性はみんなブスですよ」
…………だったからだ……。
この世界に住むすべての男性の憧れであった
男でありながら男であることが許されている俺はこの世界をとても愛していた……。
なのにどうして俺は男を捨てなければならないのだ!!!!!!!!




