第20話 余裕ぶった表情で問いかけてくる神様
(おお!素直で助かるなあ!じゃあ君はどうすれば元に戻れると思うかね?ああ安心してくれたまえ、元の世界に帰れとは言わないよ。ただ魂が体に戻ればそのうち目を覚ますはずなんだけど…………んんー、これは予想以上に弱っているみたいだなあ…………このまま放っておくわけにもいかないか。仕方ない。まずは魔力の循環をできるようにしようか。ほいっ、これでよし!どうだね調子は?)
(えっ、えっ…………えっ?)
混乱して声にならない声を上げる
(そんな驚くことはないだろう、ちょっと手助けをしただけなんだからさ。ところで話は変わるんだが君はどうしてそんなにも焦っているんだね?)
慌てる私に向かって余裕ぶった表情で問いかけてくる神様。そんなに分かりやすかっただろうか? 実は、私には前世の記憶があるのだ 思い出した時はかなり驚いたけれど今はもう大丈夫。でも…………私以外にも異世界からの転生者がいたという事実が嬉しかった だって今までそんなこと聞いたこともないし この世界の人にはみんな記憶がないはずだ。それが当たり前になっているので誰も気に留めていない ただ不思議なのは…………
(どうしてそのことを知っているんですか?まさか私と同じ人が他にもいるなんて思いませんでした)
(ああっ!そうか、そういうことだったのか!いや、実に興味深い話なんだが、今は時間もないし後にしよう)




