第17話 こんな目に遭う日が来るなんて
(うーん、もしかしたら聖魔法は固有スキルの中でも特殊スキルに該当するのかも。それでこんな影響が出てるのかなぁ…………)
私は頭を抱えながら深く息を吐き出す。
これはいったいどうしたらいいんだろうか。せっかくいい調子で来ていたんだけど…………。こればかりは予想していなかった。これなら固有スキルに悩んでいる必要なんてこれっぽっちもなかったかもしれない。まさか私がこんな目に遭う日が来るなんて…………
いろいろ悩んだあげく、私は自分の部屋で王城に持って行く荷物を準備していた。といっても大した量の荷物があるわけではないからあっという間に準備が終わる。一応武器として短剣を持っていこうかと思ったのだが結局何も持たずに出かけることにした それからしばらくして朝食を食べ終わった後、私は意を決して宿屋の女将さんに声をかけることにしてみた こういうものは勢いが大事!きっと女将さんが味方してくれるはずだから大丈夫! そう思ったのに いざ声をかけようとするとなかなか踏み切れず、何度も口を開けては閉じてしまう ええい、もうどうとでもなれ! ついに思い切ってドアを開けた するとそこには予想外の光景が広がっていた 目の前には綺麗なお姉さんの集団がいて、彼女たち全員が驚いた表情を浮かべている
(……………………なにごとですかっ!??)
そこにいる人たちを見渡す限りみんな女性ですけど?! どういう状況? 思わず立ち止まってしまった私に向かって一人のお嬢様風の美女が声をかけてくる 腰まで伸ばした艶やかな金髪と透き通るような碧眼をした美しい人だ 彼女の胸元を飾る赤い宝石のネックレスを見て確信する あ!この人私と同じ転生者だ!間違いない!




