第16話 絶対神様のいたずら
考えることを早々にあきらめて私はこれからやるべきことについて考え始める。
とりあえずお金が必要なことは間違いないので、まずはお小遣いをもらえるかどうか聞いてみよう そのあとは宿の人にお願いして、私の身の回りのものを用意してもらおう。そして少しの間どこかに身を潜めて様子を見よう。しばらくは人目に触れるような行動をするのは避けたい。
ただ、身を守る武器は欲しいところである。剣は持っているけど魔物と戦うなら弓か銃火器のような飛び道具があったほうが戦いやすいかもしれない。そんなわけで今後のことも考えて新しい武器を調達したいな そこまで考えたところでふとあることに気づく あれ?なんで私ここまで冷静なのだろう。
いや、違うな。まだ夢だとは思っているけど…………ここにある違和感にまったく気づかないなんてことありえないはず そしてその疑問を確かめるべく、私は自分に向けて魔法をかける 私の魔力量ではできることは少ないけれど、念のためだ。
ステータスを開いて状態を確認する。そこにある項目のひとつ。
(…………MP減らない。むしろどんどん増えてる?)…………うん。なんかもうすでにおかしなことになってたっぽい? どうやら、私の固有技能である《聖魔法》の影響なのかMPの最大値が大幅に増加しているみたいだった いやいやいやいや!!おかしくない!?どういうこと!? 確かに私前世は普通の人じゃなかったよ? けどさあ…………こんなことになるなんておかしいって…………これ絶対神様のいたずらでしょ!?ちょっとひどいと思うんですけど!!!




