第11話 魔法陣のようなもの
するとそこには…………魔法陣のような絵があった。そう、これは前世で読んだ小説にあった魔法陣と酷似していた。さらにページをめくっていくとそこには魔法を発動させるための説明が書かれていていた。魔法の種類は火、氷、樹、雷、光、闇で魔力の強さはその人の素質や才能によるらしく
ランクも一応存在しSS~Dまであった。SSが一番上でそれ以下は存在しないらしい。
(これは使えるんじゃない?でもどうやって使うの?)
試しに手をついて床に描かれている魔法陣のようなものに触れてみると同時に一瞬にして視界が変わった。そして気づくと先ほどまで寝込んでいたはずの私は街中にいた。しかも見たことのない街並み、間違いなく日本ではないことは明らかだった。隣には自分と同じように驚いているような男性がいたがこちらをじっと見つめているようだったので声をかけてみることにする。
――すみません、突然変なところに転移させられてしまったみたいなのですけどここはどこなんでしょうか? 声をかけられたことで男性はようやく私の存在に気づいてくれたみたいでこっちを見てきた。
(あ、危なかったー)
さっきまでは気づかなかったが今の私は女の姿をしている。前世の姿のままだと不審者扱いされる可能性があると思い女の姿になっていたため、男性に声をかけられて少し動揺してしまった。幸いこの男性は言葉を理解してくれてるみたいだしこのまま上手く話を進めていけば帰れるかもしれない。そう考えながら男性の返答を待つ ――え、えぇ~っと……ここがどこかって?ここはヴィオレっていう異世界なんだけど……どう説明すればいいのかなぁ…… 異世界!?何のこと言っているのかさっぱりわからないけれど この様子だとこの人もこの世界のこと何も知らないみたいだし話が通じるだけマシなのかな?うぅ……これからどうしよう……………………あっそうだ!!
(よし、これでいこう)




