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第七十四話 セレブの買い物

 「邉さん、今日は運転よろしくお願いしますね。」

「おっおぉ!」

 ア◯◯カ製の大型SUVハ◯ーH2を少しロングボディーに改造した

来賓専用移動車の運転を頼んだ流人、

「先輩! 大丈夫ですよね?」

「心配するな! 大型二種だって持っているんだぞ俺は!」

「先輩、手が震えてませんか?」


「・・・あったりめぇだろ! こんな馬鹿でけぇ車運転した事ねぇもんよ(怒)」

「そんな怒らないで下さいよ先輩。」

 「うちの社員に交代させましょうか?」


 流人が僕と交代させて、渡邉達は別の車両で追尾して頂くか問う?

「大丈夫だって! 第一だぁ今後もこの車を使うんだろう?」

 「そのつもりで購入したんですが?」

「だったら、俺が運転出来なきゃ意味ねぇだろがぁ!」

 「そうですね、お願いしますよ邉さん! 

 あ!一応弄ってますから慎重にお願いします。」

「これもかぁ?」

 「はい♪  

 6.8V型8気筒のターボチャージャー付きディーゼルエンジンに替え、

 車重も大幅に軽量化して、加速と走行性能を向上させております。」


「リムジンに加速は必要か?」

 「勿論♪ 緊急事に迅速に移動出来ずに移動車とは呼べません。」

「(笑)確かにそうですね先輩(笑)」

「笑い事か!陣内(怒)」


 対面式のシートで6名が座れる後部座席、

操作性を重視した為、広さはないが移動時の快適さはポ◯◯ェより快適だ♪


 運転席に邉さん、助手席に陣さんが座り、

後部座席にアリスとミラと私、そして何故か友里が座っている。


 「友里って意外と暇人?」

「流人の為に時間作って来たんだよ(怒)」

 「私の為に?」

「流人って買い物に行かないでしょう? それも女の子が行くようなお店?」

 「確かに・・・行ったことがないなぁ」

「それにね、目立ちたくない流人じゃぁ二人の案内は出来ないよ・・・多分。」

 「なるほど、それで友里が案内を引き受けると?」

「私もちょっと買い物したいからね(笑)」

 少し照れた友里が可愛く見えた。


 「っでどこへ行くのかな? ディ◯◯ーランドかな?」

 流人が行き先を尋ねるとアリスが楽しそうに答えた!

「ディ◯◯ーならフロリダに行くわぁ! 行く場所はキ◯◯ランドよ♪」

 「キ◯◯ランド?」

「ほら!やっぱり知らないでしょう(笑)」

 案の定無知だと理解した友里が楽しそうの笑っていた(笑)


「!! ちょっと待って、原宿のお店だよね?

サン◯◯ピュー◯◯ンドじゃないよね?」


 慌てる友里の言葉をそのまま訳し伝えるミラ、

「ショップの方でいいわぁ」

「よかったぁ(笑)」

 「なんだ? そのサン◯◯なんとかって?

「ディ◯◯ーランドの様にキャラクター達のイベントがあるんだけど・・・」

 「その顔だと・・・つまらんのかな?」

「そうじゃないんだけどね、フレッシュ感がないのよね。」

 「夢の国で鮮度がないんじゃ・・・終わってるだろ?」

「夢の国はディ◯◯ーだからね流人、一緒にしちゃ駄目だよぉ」

 「違うのか? めんどいなぁ」

「キ◯◯ランドなら原宿店だよ♪」

 「邉さん! キ◯◯ランド原宿店までお願いします。」

「了解! って原宿へ行くのか?」

 「アリス達がそこで買い物したいそうです。」

「流人! 一応聞いておくけどアポは取ってあるよな?」

 「?」

「流人君?」

 慌てて念話で紅丸に確認をすると、

 「当店は誰でも差別する事なく歓迎いたします」だそうです。


「歓迎って! 店のスタッフ分かって言ってるんだろうな?」

 「知りません、いいんじゃないですか歓迎するって言ってるんだから(笑)」

「そうだな・・・それじゃぁ! 出発します。」

 「「「「は〜い♪」」」」


 表参道を駅方面へ向かうと5階建てのビルが見える!

「よし!混雑してないな、止めるぞ!」

 邉さんが車を店の前に停車! 

「着いたぞ! 陣内周囲を確認しろ!」

「了解です!先輩。」

 

 車を降りて周囲を確認すると黒天と黒服の男達が待っていた。

「お待ちしておりました流人様。」

 「アリス、ミラ、友里、大丈夫ですので降りていいですよ。」


 車から降りるとそれまで居なかった人集りが、あっという間に出来、

アリス達を遠巻きに囲み始める!


「アリス! ミラ! カモン♪」

 友里が急いで店内に駆け込むと二人も続いて店内へ!


 「あっという間に人が集まって来ましたね!」

「流石セレブじゃな!」

「って言うか先導の◯◯が目立ち過ぎじゃな!」

「そうだな、周囲も、◯◯ちゃん?って騒いでおるしな!」

 「確かに・・・」


 最初は、「え!◯◯ちゃん?!」て声が多かったが、

次第に「嘘!アリスじゃん!」っとアリスにも気づいた感じだった。


 「黒天!中の状況は大丈夫かな?」

「はい、店内は比較的落ち着いております。」

 念話で状況を確認して車内で待機している流人。


 「邉さん! これ二重駐車だよね?」

「分かっている、今止められそうな場所を確認中だ!」


 駐車場が見つからずに難儀していたところ、黒天から念話が届く!

「流人様! アリス様より伝言にございます。」

 「伝言?」

「10分後に迎えに来る様にとの事にございます。」

 「10分ね、了解。」


 「邉さん、10分ドライブで!」

「!! 10分だな承知した。」

 車を発進させて近辺を一周してくる。


「流人はいいのか付いていなくて!」

 「私は人混みが苦手ですから、それに警護は十分でしょう♪」

「その様だな・・・。」

 一瞬だったが黒天率いる黒服集団を確認していた渡邉も安心していた。


 「如何でしょうか、この車の操作性は?」

「長い図体の割には小回りが効くし、加速も十分だな。」

 「使えそうですか?」

「どんな使い方するのかは分からないが、移動車としては合格だと思うぞ!」

 「そうですか、それなら安心です。」

「でもよぉ、この国だから心配いらないが、防弾対策とかがなぁ・・・。」

 「大丈夫ですよ?」

「!! そうなのか?」

 「はい全身多重塗装を施していますから、

 対戦車ミサイルの直撃にも数発なら耐えるでしょう(笑)」

「数発? こんな軽いのにか?」

 「はい、窓も特殊ガラスにコーティングしてますからご安心ください。」


「流人よぉ、さっきも言ったがそんな装備この国じゃ必要ないだろう?」

 「そうでしょうかね?」

「一応安全な国で世界に通っているんだからなこの国は。」

 「でも、地震大国ですよ?」

「そりゃぁそうだが、地震は関係ないだろう?」

 「え! 地震でビルが崩落するかもって考えません?」

「そりゃぁ〜・・・っておい! この車?」

 「はい、邉さんも緊急時はウチの車に逃げ込んで下さいね♪」

「マジかぁ・・・」


 10分間のドライブが終わりお店の前に戻ると、

ベストタイミングで、みんなが戻って来た!

 

 取り巻きの一般人に手を振りながら車内へ入るアリス!

 「流石余裕だねアリスは?」

「当たり前じゃない! 伊達にセレブでパパラッチを相手にしてないわぁ(笑)」

 「なるほどね(笑)」

「それにしても、この国の人達は大人しいし優しいわね♪」

 「そうなの?」

「えぇ〜そうよ、暴動や騒動にならないじゃない、好きだわぁ♪」

 「嬉しい言葉だね、ありがとうアリス。」


「流人! これからどこへ向かうんだ?」

 「少し遅くなりましたが昼食を頂きましょう?」

「和食よね、楽しみだわぁ♪」

「私も♪」

 「友里も付き合えるよね?」

「勿論、大丈夫よ。」

 「邉さん、◯濤の美食倶楽部へ向かって下さい、昼食を頂きましょう。」

「お!飯かぁ承知した、◯濤の方だな♪」


 流人達が作った幽玄倶楽部の美食の部門美食倶楽部が出店している

会員制の和食懐石のお店で食事をする事とした。


 「そう言えば10分で欲しい物買えたの?」

「安心して、私達の買い物は直感と即決よ♪」

 「アリスはね(笑) ミラは買えたの?」

「うん♪ 可愛いTシャツが買えたわぁ♪」

 「友里は・・・心配いらないよね(笑)」

「勿論♪」

 

「流人、 甚平が売ってなかったわぁ、」

 アリスは去年流人から貰った甚平が気に入っていた様で、

今回新しい物を求めていた様だ。


 「甚平かぁ・・・アリスが欲しいのは本当の甚平かな?」

「本当の? 流人から貰った甚平は違うの?」

 「素材がね、本物は綿なんだよね、

 私がプレゼントしたのは綿でもタオル地だったから同じ物は売っていないよ。」

「そうなの・・・残念だわぁ」

 「うちのブランドでいいならあるけどね(笑)」

「それを早く言いなさいよ!!」

 「食事の後に行きますか?」

「「「はい♪」」」


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