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第三百六十一話 労働とは?

 イブも22時を超えていた、

本来民放のルールでは18歳以下は労働してはいけないのだけど、

RN配信局は気にしない!


 勿論独自のルールは決まっている

労働基準法に従いルールを尊重するがあくまで尊重の範囲内でだ!


 未成年の場合はまず保護者の承諾を重要視する、

そして事務所の許可を得ている場合は、

RN配信局は特例として出演を認めている。


 今回18時から0時まで出演希望としてRN側は出演を依頼しており

その時に事務所側に対して保護者の承諾と最終的な事務所の認可を受けていた。


 なので、22時過ぎていてもふみちゃん達は引き続き出演している、

ただ、テロップで諸事情の説明を事前にしてあるので理解を求めていた。


 勿論配信開始時間が22時以降の場合は労働基準に従い

18歳未満のタレントは使用しない事でルールを尊重しているが、

要は「嫌なら見るな!」っが、RNの意見でもあった。


 「前回の歌祭りの時も苦情が来たらしいけど、

 楽しい雰囲気の中、未成年だから帰りなさいは、可哀想でしょう?」


 「あと2時間、 スタジオで参加してはいけない現実的な事情とはなに?

 それを考えて予め保護者の承諾と所属事務所の承諾を得ているんだから、

 無知な視聴者が偉そうに意見や苦情を言ってるんじゃないよ(怒)」


 「嫌なら見るな!(怒)」


「「「「「(笑)」」」」」

「「「(大笑)」」」


 「見ないって判断も出来ない障◯者なのかよ!って言い過ぎたね(笑)」


「「「それは言い過ぎ!」」」っと全員が流人を注意した!(笑)


 「間違った道へ歩みそうになったら誰であっても窘める!

 それがsocietyって言う集まりですからね(笑)」


「「「(笑)」」」

「「(大笑)」」


 芸能界独自のルールがある、

それは法律に違反する恐れがある内容などもある、

恋愛禁止などは人権侵害に触れると議論にもなった事がある。


 それでも独自のルールを決め大衆が黙認しているなら、

この芸能界に沿った未成年に対しての労働基準もあっていいと流人が説く


 「22時から働くのは賛成出来ませんがね、

 大人達と同様に0時位までは一緒に働いてもいいんではないでしょうか?」

 

 「勿論本人が嫌なら別ですがね?」

「「嫌じゃないです♪」」

「美味しい物食べてるだけだし(笑)」


「「「(笑)」」」


 「RNは基本労働基準を尊重しますが、独自の基準を採用してますので

 ご理解とご了承をお願いいたします。」


「「「「お願いします♪」」」」


 「あなた達が言うとおかしいですよね?(笑)」


「だって・・・楽しいんだもん」

「そうだよね、途中で帰れ!って酷いよね?」

「うん、特に流人の番組は楽しいし美味しいしね(笑)」


 「夜遅くまで食べていると太るそうですよ(笑)」

「「「(笑)」」」


 流人が来てからメンバー達が大量に作った料理、

その量を見て笑うメンバー・・・っと流人が気付いた!!


 「あれ? クリスマスケーキは?」

「「「え!」」」

「流人が用意するって聞いてたけど?」


 「用意してますよね? あれ?」

スタッフが慌てる!


 少しするとシェフの格好をした男と大量のケーキが登場した!

 「今頃ですか?」

「申し訳ございません、人数が・・・数が整いませんでした。」


 当初は明菜達3人と考えていた、

それが放送前に友里などが参加すると伝えられ+4っと思っていたが、

更に参加人数が増え・・・

結局、100個のクリスマスケーキを作る事に決めたのが当日の昼だった。


 それから必死に作り続けてやっと完成したとシェフが説いた。


 「ご苦労様です。」

「喜んでいただければ幸いなのですが・・・」


 全員にクリスマスケーキを配る!

期間限定の四角いお皿に、チョコで出来た筒状のクリスマスツリーと、

飴細工や生クリームなどでデコレーションしたトナカイとサンタクロース、

小さなマカロンやクッキーで出来たプレゼントなどが綺麗に飾り立てられていた。


「「凄〜い♪」」

「これ一人一皿なの? わぁ〜♪♪」


「カメラ♪」

「記念に撮ろう♪♪」

 女性陣達の反応を見てほっとしたシェフの肩の荷も降りた。


 「喜んでいるので、毎年お願いね?」

「御意(汗)」

 「♪♪(笑)」


 流人が興味のあった筒状のケーキをスプーンで掬い食べると

エスプーマクリームのシュワっとした感じに驚く!

 「面白いですね♪」


 筒に付いている菓子(フロランタン)のナッツの食感と、

フロマージュブランのエスプーマクリームの相性がいい♪♪

甘過ぎず、チーズの酸味やナッツ類の香ばしさが味覚を楽しませている♪♪


 更にスプーンで掬って行くと味が変わった!

 「バナナですか?」

「はい、 バナナクリームとチョコレートムースを合わせました。」

 「いいね♪♪」

「ありがとうございます。」

 

 チョコレートで出来ている為に筒の中の状態が確認出来ない

その為掬って見て、食べて見て初めて分かる楽しさに流人が喜んでいた。


 食べ進めると筒の高さが邪魔に感じる流人、

 

「チョコレートで出来てございますので、

内側に崩しながらお召し上がりください。」


 「なるほど♪」


 スプーンで内側に崩し中のムースと一緒に食べて行くとまた味が変わった!

 「ガナッシュですか?」


「はい、お子様も参加されておりますので、

洋酒の使用を控え甘めに整えさせていただきました。」


 「なるほど、 飲み物が欲しいですね?」


「エスプレッソなど、お薦めにございます。」

 「珈琲ですか・・・頂きましょう?」

「御意。」


 普段珈琲を飲まない流人、

その事を僕なら理解している筈なのに敢えて珈琲を薦めて来た!

流人はその流れに逆らわず従い、濃い珈琲を待つ・・・


「お待たせいたしました。」

 強い珈琲の香りが漂う中、ガナッシュを口にした後に少しだけ飲む・・・


 「苦いですね・・・でも余韻がいいです♪

 この甘いガナッシュにこの苦さは合いますね(笑)  面白い♪♪」


「ありがとうございます♪」

 

 筒を崩していきながら食べ進めるとスプーンが底にぶつかる!

「キャラメルクッキーにございます。」

 「なるほど・・・ちょっと硬いですね」


 スプーンをスコップの様に突き刺すと底のクッキーが砕け食べやすくなる

甘さとクッキーの食感、それにドライフルーツの香りがする。


 「ラズベリー?ですか?」

「はい、エスプレッソのラズベリーの香りは合いますので」

 「なるほどね♪♪」


 全て食べた後の一口の珈琲の苦味と香りが至福の感情を爆ぜさせていた♪♪


 周りを見回すと、写真を撮り終えた子達が燥ぎながら食べている♪♪

流人が想像していたクリスマスケーキとは違ったけど上々の様子に安堵した。


 「ただ料理を作って、それを食べて・・・

 こんな番組でいいのでしょうかね?(笑)」



 もう少し企画を練り直して年末の配信にあたろうと思う流人、

料理を作っていたら会話は出来ないし、食べていたら進行は進まない。


 1週間でどこまで改善出来るか?

摂取した糖分をフル活用して考えていた・・・。


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