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第二百八十話 プロと企画力

 今年流行のスキニージーンズ、

極薄で極細のデニム綿で織り上げた為に動きやすく窮屈さがない。


 そして、パットで胸の厚みを補い谷間を綺麗に見せる、

両サイドからストラップで締め上げる為安定感もあり、

多少の動きにはズレない黒のチューブトップ、


 細かい繊維で織り上げ、通気性と柔らかさを重視した

シースルーのインナーと、

軽さと速乾性を備えた細糸で編み上げサマージャケット、

胸元のVのカットが大きくインナーと黒のチューブトップをチラ見せする・・・


 そんな格好に着替えて来た明菜を、友里達が放って置くはずがなかった!


「明菜ちゃん! なにその服!」

 友里を中心にモデル達が明菜を取り囲もうとしていたが流人が止める!


 「友里、待って! ステイ! 待て! 友里!お座り!」

「もぉ〜! なに、私犬じゃない!(怒)」

 「取り敢えず、乾杯しましょう♪ みなさん待ってたんだからね?

 乾杯してから、各々解決していきましょう(笑)」


「各々? 分かった・・・。」


 殺気が漂っていた空気が治まり、男達はほっとして何事か分からないけど、

やっぱり流人って凄いんだなっと、

あの友里を止められるんだからと感心していた。


 「それじゃぁ〜みなさんグラスを持ってください♪」

「はぁ〜い♪」

 「えぇ〜っと、希ちゃんが参加してますので♪

 未成年はお酒は駄目だぞって一応いいましたからね♪♪ 乾杯(笑)」

「「「「「乾杯♪♪」」」」」

「「「「(笑)」」」」

「?」


 この言葉の意味を知らない希ちゃん、

知っている、そしてず〜っと言われ続けて来た優ちゃんが笑っていた。

「なんですか?」

「ほんと見えないわぁ(大笑)」

「優もそうだったけど見かけによらないよね(笑)」

「?」


「希ちゃんも酒豪のセンスあるんだって(笑)」

「え! 私弱いですよ?」

「「「え!」」」

「「「え!」」」

 「あぁ、 希ちゃんは優とは違ってそう言う意味じゃなく、

 本当にね、

 昨今、未成年の喫煙や飲酒が問題視されて、

 脱退だの追放だの処罰されているから、気をつけてって意味だよ♪♪」


「本当に・・・飲んでたのねw」

「本当の注意だったんだ・・・w」


「田舎だったので・・・すみません。」


 「せっかくこの世界に入って来たんだから、たった数年だけ我慢しましょう、

 その程度ね、我慢出来ない子なら、この世界務まりませんから、

 消えていいですよ(笑)」


 流人の笑みが恐怖に感じた希と絢は「「飲みません!」」っと宣言!

「「「絢ちゃん?」」」

 「絢ちゃんも?」


「・・・田舎なもので・・・ごめんなさい。」

 「うん♪ 私が許します(笑) いいですよね?」

 流人がサブちゃんやけんちゃんの顔を伺うと頷いて承知していた。


 「二十歳になったら、美味しいお酒を御馳走しますから、

 楽しみにお仕事頑張ってください♪♪」

「「はい♪」」


「流人!・・・」

 「あいよ♪ 友里、よし♪」

「だから、犬じゃないよぉ(怒)」

 「鼻が利き過ぎなんですよ友里は(笑)」


 友里やもえ、京子さんや観ちゃんまで、十人以上で明菜を取り囲むので、

部屋にまだ衣装があるから着ていいと許可を出すと一瞬で消えて行った!


「流人よぉ♪ 今度はなんだぁ、あんな感じのファッションが流行るのか?」

 「どうでしょうね? 師匠はお好きですか?」

「大好きだぁ〜てか♪♪」

「それにしても、元気あるなぁ〜(笑)」

 「みなさん、プロのモデルですからね、

 ファッション関係はうるさいですよ(笑)」


 囲まれていた明菜は解放され、明菜が初参加のメンツに挨拶をしていた。

「よく気がつく子だなぁ(笑)」

「面倒見がいいって言うか、人恋しいって感じかな?」

 

 モデルを目指している・・・けど、初参加であの中に入れる度胸はない

そんな空気を感じ取って明菜が希達に接触して、

芸能界の生き残りをアドバイスしていた。


 「これ、これ、 今年デビューした新人でしょう?」

「「(笑)」」


 尼崎ボーイズは東村さんに番組の企画について色々探りを入れていたところを

流人に見つかり注意を受けて開き直って逆ギレしていた!


「えぇ〜やん! 被ったらあかんやろ!」

 「被ってもいいじゃないですか(笑)」

「なんでや! あかんやろ!?」

 「面白くない方が消えるだけでしょう♪♪」

「「・・・こっわ(汗)」」

「待てよ流人よぉ、 俺が負ける事だってあるんだぞ!」

 「そしたら、師匠が新しい企画を考ればいいだけでしょう(笑)」

「おまえなぁ・・・そんな簡単に浮かばねぇんだよ〜(笑)」

「ほんまでっせ!」


「まて浜本! 俺が企画・・、今まで、全〜部、俺が考えて来たんやで!

おまえ!一回も考えた事ないやろがぁ〜(怒)」


「そんな怒らんでも分かってるがな、代わりに文句言ってるだけや!

怒るのがワシの担当だからなぁ(笑)」


「・・・楽でえぇなぁ〜・・・」

「(笑)(笑)♪♪」

 「そんなに大変ですかね?」

「「「大変!」」」


 流人の為にも失敗は出来ないと考えている為に

余計なプレッシャーが襲っている様に見える流人は、

其々の長所を番組にして欲しいと願っていた。


「「長所って言われてもなぁ」」


 「今だと、クイズが流行っているじゃないですか?」

「あぁ〜、 俺は無理だな 松ちゃんは?」

「僕も無理です、クイズとか全く苦手なので・・・。」

 「その二人にお伺いします、

 友達が、遊びに来たら何をして遊びますか?」


「俺は・・・ゴルフかな? 流人はもう誘わんけどな!」

「誘った俺が悪かった・・・」

 「(笑)」


 流人のつまらないっと言う意味を勘違いしていた東村と浜本、

ホールインワンを続けるは、コースレコードを叩き出すわで、

ゴルフ場は大変な騒動になり、流人のつまらないの意味を理解して後悔していた。


 「じゃぁ〜ゴルフ以外はどうでしょうかね?」

「そうだなぁ・・・」

「俺は・・・ないなぁ、酒かな?」

 「(笑) ちゃんとあるじゃないですか(笑)」


 東村が店主になって、ゲストを酒や◯◯でもてなす、

交流の深い芸人やタレントを招いて、酒や簡単なゲームで話を広げる


「ええぇ〜やん! それ?」

「話が・・・広がるかな?」

 「バカ殿でも広げていたでしょう(笑)」

「あんなんでいいのかよ?」

 「あんなんを何十年も続けて欲しい♪」

「続くかなぁ・・・?」

 「続けましょう(笑)」

「1時間だろう?」

 「2時間欲しいのですか?」

「(笑) 本当・・・おま・・・怒るぞ(笑)」

 「1ゲスト30分で2ゲストでは?」

「30分なら深夜の番組と変わらないから安心だけど、

毎回2本分を流すってことか?」


 ゲストによると説明して、

 「例えば尼崎ボーイズがゲストなら1時間持つだろうけど、

 大御所の俳優さんだと・・・辛いでしょう?」


「確かになぁ」

「俺のことか?」

 「サブちゃんは俳優じゃないでしょう(笑)」

「北大地さんなら1時間いけます(笑)」

「いいねぇ、楽しみにしているよ(大笑)」


 「どうしても、

 映画関係や新曲などの宣伝で出演していただくタレントが多いから、

 話が出来るといいですけどね(笑)」


「◯◯の部屋みたいにならねぇかな?」

 「お酒飲んでそれはならないでしょう(笑)」

「そうかぁ(笑) でもよぉ、最初コントって言ってたじゃねぇかよ?」

 

 「コントでしょう? セット組んで、

 変なおじさんが、居酒屋でトークするんだから(笑)」

「変なおじさんって言うなよ(笑) 

確かにトークをコント風で、やりゃいいのか(笑)」


 「師匠なら出来るでしょう?」

「しょ〜がねぇ〜なぁ〜♪♪」

 「(笑)」


「流人! 儂等のも考えてぇな、おまえの局やろ!」

 「私のじゃないですけどね? 松っつん何かないの?」

「いやぁ〜、好きな事結構させていただいてるからなぁ・・・」

 「ゲストや参加者にゲームをさせる・・・」

「おぉ?」

 「その出来を浜ちゃんが野次る♪」

「おぉ・・・そんで?」

 「野次られた参加者代表の松っつんがキレる♪♪」

「俺がキレられるんかい?」

「ええぇやん(笑)」

 「問題は、参加者とゲームだよね?」

「参加者は事務所に頼めば糞程おるから安心せい(笑)」

 「その人達・・・面白いですか?」

「・・・おまえ・・・無茶苦茶言うなぁw」

「待ってぇ〜、・・・イメージ湧いて来たかもぉ♪」

 「がんばれ!松っつん♪♪」


 流石企画の天才である・・・♪♪


「流人! どうかな?」

 着替えが終わり友里達が戻って来た・・・。


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