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第千二百九十四話 新しい仲間

 ゲスト出演するだけでなく自分の番組も収録があり

今までと少しだけ収録風景が変わったので流人も楽しみ♪♪


 「一文♪ どうなの?♪♪」

「はい(汗)」


 美食倶楽部で流人専属の酒の肴料理担当の料理人で、

諸事情で調理師免許は所持していないが流人のお気に入りの一人だ♪♪


「ニタリクジラの赤身肉を削ぎ切りにして九州醤油をベースにしたタレに漬け

玉子をメレンゲ状にして上から掛けてみました。」


 「ニタリクジラ?」

「はい(汗)」


 全長15m体重25トン!

ヒゲクジラの仲間で調査捕鯨で捕獲した肉が

特区内の商業捕鯨推進協会の店舗で買い求めて来たと説いた。


 「クジラですか・・・臭いがねw」

「メレンゲでまろやかにしておりますし(汗)

口から鼻に抜ける香りは好みがありますが日本酒に絶対合うはずです。」


 「そうなんだ♪ そんでこれは?」

「無花果の白和えです!」

 「うん♪ いいね♪♪」

「ありがとうございます。」


 白ごまを煎り!すり鉢で香りを立たせ♪

絹ごし豆腐を2度漉しした物に混ぜて醤油と蜜で味付けした物を

カットした無花果に和えずに掛けてある♪♪


 「そして・・・?」

「はい(汗)」


 擦った鮑と山芋を混ぜた物に

イクラや雲丹♪ 一口大の本鮪の赤身や烏賊を海苔に包んで食せる様に

綺麗に整えて出されていた。


「本来完成させてお出しするのが料理ですが、

お好みとその時の感性で分量や選択をして頂き楽しんで頂けます様

敢えてお客様の配慮にお任せいたしました。」


 「この料理と最初のクジラは近い感じがするのですがね?」

「はいw クジラは中々入手が出来ませんので(汗)」

 「なるほど・・・って事は一品ボツになった物があるのですね?」

「はい(汗)w」


 流人から本日は3品を求められていた一文!

素材を求めて特区内を回ってクジラに出会い急遽メニューを変更していた(汗)


「刺身盛りを考えておりました(汗)」

 「なるほど・・・だから鮪の赤身と烏賊ですか(笑)」

「はい(汗)」


 流人と一文の会話にただ付いて行くのがやっとのばっさー(汗)

出された肴の美味しさにただ・・・ただ驚いていた><♪


 ゲストが呼ばれて収録が始まる・・・


 「本日のゲストは・・・華大のお2人です♪♪」

「「宜しくお願い致します。」」


 夏まつり以来の共演で華大の2人も落ち着いてトークが進み♪♪

夏まつりの失態などを笑いに変えながらお酒が進んでいたが・・・


「旨い♪」

「なんですかこれ♪」


 「クジラの肉の臭みは大丈夫ですか?」


「御心配なく! 大吉先生は大のクジラ好きですから(笑)」

「はい♪ いやぁ~ 美味い(笑) この余韻に残るクジラが最高です♪♪」


 「それは良かった(笑)」


「見た感じ未だお若いのに・・・相当な職人さんですね(汗)」

「いえw」


 「一文は未だ16だから♪」


「「「16!!」」」

「はい(汗)」


「高校生?」

「いえw・・・学校には通えなかったのでw」


 病弱だった一文!

それが原因で親は別れ別れになりアパートと病院を行き来するだけww

 「この国はねw 

 小中と義務教育って言っている割には落ち度が多いんですよねw」


 本来なら学校へ通う事が義務付けられていた筈の小学校も中学校も

一文は一度も通った事が無いww


 病院に入院を続けていれば看護師達が気が付いたのだろうが(汗)

入退院を繰り返していた為気が付かずwww


 小学校を卒業していない一文は中学には通えずw

中学を卒業していないので高校受験も出来ないww


 高校も通えないので調理師の試験も受けられずww

一文は料理人にはなれないのだと流人が伝えたwwwww


「「「そんな(汗)」」」


「でも・・・流人様の専属にはなれましたので(笑)」

 「私個人の担当なら資格は必要ないですからね(笑)」

「・・・」


 流人のお手伝いさんとして一文は雇われており

お手伝いさんが流人に食事を提供しているのと同じだと流人が説き

 「資格を持たない人が料理を作っていいのか?とか?

 色々苦情が来るだろうけど! 

 だったらアイドルや芸能人全員が免許を持っているのか?」


 「電熱器にフライパンも置かずに直接卵を掛けたアイドルもいたでしょ?

 それが許されるのだから問題ないでしょ?」


「そんなアイドルいたんですか(汗)」

「それはそれで問題がありそうですが(汗)」

 「(笑)♪ 

 悲鳴も上がってましたが最終的には笑いになってましたので(笑)」


「「はぁ(汗)」」


「流人様!」

 「はいな?」

「もう一品! お出ししても宜しいでしょうか?」

 「刺身盛り? 構わないけどw」

「いえ(汗) 

博多出身とお伺いしていたので博多料理を少々悪戯してみましたので♪」


「「悪戯?」」


 「(笑)♪♪ 

 いいね♪ お出ししなさい♪♪」


「ありがとうございます。」


 博多と言ったらもつ鍋などが有名な土地

その出身である華大の2人に一文が出したのは煮込みだった!


 「ほぉ♪」

「煮込みですかw」

「モツの味には我々は煩いですよ!」


「「!!(汗)」」


 香りはあっさりした澄んだ香りで臭みは一切感じない

汁は鶏ガラベースに牛と豚が絶妙にブレンドされていてあっさりしている

その汁の中にプリっぷりのホルモンが程よい食感と咀嚼するたびに

旨味がじゅわぁ~っと口の中に広がっていた♪♪


「これはぁ・・・うまい!!♪」

「なんでしょう・・・(笑)が出るうまさです♪♪」


 出汁とホルモンを別々に調理して合わせた煮込みは斬新!!

確りとホルモンに味と旨味を与え、

汁の味は抑えて飲みやすく繊細にする事で大衆の煮込みが上品に仕上がってた!


「君w 凄いね(笑)」

「この発想は素人(ふつう)では浮かばないよw」


「ありがとうございます(汗)」


「一文君だっかw 君凄いね(笑)」

「この子が料理人に成れないのならこの国の制度がおかしい!」


「・・・w」


 一文とは名前ではなく流人が付けたあだ名!

無一文で流人の前に現れ何かを恵んで欲しいと強請られるのかと思ったら

料理がしたいと訴えられたのが初めての出会いだと流人が説いた。


「「無一文(汗)ww」」


「お金・・・持ってなかったのでw」

 「お腹空かしていたのに食べ物じゃなくて料理をさせてくれってね(笑)」


「何か作らせて頂ければ、味見や残飯を・・・」

「「・・・(汗)www」」


 明るく振る舞っているが

この子の生い立ちを理解した華大の2人が言葉を失ったww


 この国の光と影を目の当たりにした華丸さんと大吉さん(汗)

なんと言葉を掛けていいのか?(汗)

しばらく沈黙が流れ・・・一文が悟った!!


「あ! 自分♪ 幸せです(笑)♪♪」


 大好きな料理を学べ! 全国各地を見聞して回る事も出来た

「それで流人様の専属になれたんですから嬉しいです♪♪」


 流人のお酒の肴を用意するっと言う事は流人の楽しみをサポートする事で

僕や眷族達なら至福の行為に値する職を人間(いちもん)が担当している事は

とんでもなく認められた存在だという証拠でもあった。


 「ばっさーはその煮込みに麺を入れて食べたいでしょ?(笑)」

「>< バレてましたか(汗)w」


「いや! 分かる! 本当に美味しいもん(笑)」

「この煮込みは・・・生涯で一番じゃないですかね(汗)♪♪」


「「いやぁ~参った! うめぇ~(大笑)」」

 

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