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月のみず ー心を凍らせた月の騎士と陽だまりの娘  作者: はるあき/東西
一章 少女の死
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お伽噺

懲りずに新連載始めました(汗)


章ずつ投稿します。

第一章は六話です。

よろしくお願いします。


 むかしむかし あるむらに いっけんの いえが ありました

 そこには おとうさんと おかあさんと おんなのこが すんでいました

 とても びんぼうでしたが さんにんで なかよく くらして いました

 けれど おんなのこの おとうさんは なかまの おとこのひとと とおいまちへ はたらきに いくことに なりました

 おかあさんと おんなのこは おとうさんが いなくなって とても さびしいと おもいました

 けれど おとうさんが かえってくるまで ふたりで がんばろうと きめました

 あるひ おかあさんが たおれて しまいました

 おかあさんは びょうきに なっていました

 おんなのこは やくそうを さがし おかあさんに のませました

 おかあさんは よくなりません

 むらに すむ ろうばが つきのみずが ひつようだと おんなのこに おしえました

 つきのみずは まんげつの よるに きれいな みずに はいりこんだ おつきさまの ことです

 おんなのこは つきのみずを さがしました

 ちかくの かわ そこが みえる いけ あおいみずの みずうみ

 たくさんの ばしょに いきました

 そして とうとう みずに はいりこんだ おつきさまを つかまえて おかあさんに のませました

 おかあさんは たちまち げんきに なりました

 おかねもちに なった おとうさんが かえってきて また さんにん なかよく くらしました

 みずに はいりこんだ おつきさまを のまれた そらの おつきさまは のまれた ぶんだけ やせていき さいごに そらに きえて しまいます

 けれど だいじょうぶ

 おつきさまは ひるまに おひさまから ひかりを わけて もらって います

 おつきさまは からだを すこしずつ とりもどして また まんげつに もどるの です

 


「つきのみず…」

 小さな女の子は、絵本をパタンと閉じて窓から丸い月を見上げた。

お読みいただきありがとうございますm(__)m

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