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ヘクセンナハトの魔王  作者: 四季雅
第0章 魔法が苦手な魔法使い編
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41話 感情切り裂くレールガン



 戦いの火ぶたは切って落とされた。お互いに『ファルス』をかけて身体能力を強化する。


 その次の瞬間、ライハの雷の銃撃がカナリアを襲う。

 この雷の銃弾に一度捕まってしまえば怯んだ隙に更なる連撃が襲い掛かってくる。


 しかし、カナリアほどになれば纏った魔力のおかげでよほどのクリーンヒットでない限りは動きを止められるほど怯むことはない。

 魔力を纏っていなかったアストはこれを一撃受けただけで体を麻痺させていたがそんなことも魔力さえ纏っていれば心配ないのだ。


 それでもカナリアはヒラリヒラリと避けていく。一発も当たらずに。


「アストと同じにしないでもらえる? こんなの簡単に避けられるわ」


 カナリアは決して魔力の銃弾を見て避けているわけではない。ライハの拳銃の射撃線から常に逃れる動きで撃たれる前に避けているのだ。

 それに加えて魔力の銃弾—魔力弾は言わば「魔力の塊」なので撃つ瞬間にその魔力を察知することができる。


 つまり、撃つ瞬間がカナリアにはわかるのだ。

 これは誰でもできることではない。そんな芸当は高い魔力感知能力がないとできないことで、カナリアにはその才能があったからという話なのだが。


「それでも逃がさない」


 ライハは移動しながら避けるカナリアに向けて構わず発砲し続ける。


 先ほども言った通り銃弾は全て自分の魔力で造る「魔力の塊」なのでリロードは存在しない。引き金を引く度に自動的に魔力弾は用意されていく。

 弾切れはすなわち自分の魔力切れ。……それは自分の魔力が尽きない限り弾は()()()()()という意味でもある。


 受けて立つ、とカナリアは全てを避けていく。


 ライハの発砲スピードは目にも止まらぬ速さだったがカナリアも当然対策はしてある。これは事前に必死に避ける練習をしていた賜物(たまもの)だ。


 早々にこれでは捕まえられないと悟ったライハは、



「駆け抜ける雷 突き刺す紫電 荒れ狂う8つの雷光」



 3節の詠唱を唱えた! 照準はそのままカナリアに……




「『オクトレール・ビーガイン』」




 ライハの拳銃の内の1つから通常の魔力弾より大きな雷の銃弾が射出される。

 そしてそれはカナリアに向かう途中で8の魔力弾に分裂した! しかもそれらは全て軽い追尾性も持っている。


「!!」


 一瞬だけそれに面食らったカナリアだが……



(その魔法は知ってるわよ!)



 なんと8つの魔力弾すらも全て避け切った。なんの魔法も使わずに。

 追尾性があるといっても本当にそれは軽いもの。ずっと当たるまで追いかけまわすなんてものではなく分裂した後、相手に向かって真っ直ぐ飛んでいく程度なのだ。少し軌道が変わったとしても読めない程ではない。


「あんたの過去の学内戦の記録映像は全部飽きるほど見たわよ。その魔法を避けるのも何回シミュレーションしたか」


 そっちの攻撃は筒抜けだぞ、と言外に示した。ここでライハもカナリアがしてきた対策がかなり用意周到なものだと実感する。


(1、2発は当たると思ってたけど……全部避けられた。普通にやっても当たらない。……なら!)


 ライハが選択した次の行動は……接近戦。


 ただ遠くから撃っても避けられるというのなら単純な近接戦闘に持ち込んで隙を作ろうと考えた。

 相手はレイピアで少々危険もあるが銃器を使っての近接戦闘もライハは得意としているのだ。



「そうくると思ってたわ!」



 カナリアはライハが接近する瞬間、【ローレライ】を構える。




「眼前の敵を阻め 水霊の障壁 『ウォーターウォール』!」




 2節の水魔法を発動。カナリアとライハを挟んだ中心に水色の魔法陣が発生する。


 その魔法陣からは水が噴水のように湧き出て「()」を形成した。

 ライハからはその水の壁のせいでカナリアの姿が隠れてしまう。


 だが……



「おおっとー!? カナリアちゃん、敵の接近に焦っちゃったかー!? これはミスではなかろうかー!」



 ミランダはカナリアの行動にミスの烙印を押す。


 これはただの水の壁といえども魔力により生成された水によるものだ。防御性能をしっかりと兼ね備えているので魔法攻撃も防ぐことができる。


 しかし、これは本来相手の攻撃魔法に対してピンポイントに合わせて発動する防御魔法。こんな風に相手が攻撃してきたわけでもなく、ただ接近してきただけの相手に使う魔法ではない。


 故にこれでは防御というより本当にただの名前通りの壁としての要素しかなかった。


「こんなもの……」


 ライハもそう思ったからこそ、その壁を迂回するようにして回り込む。壁の裏に敵がいるのだから。


「いた……!」


 予想通り、カナリアは水の壁に身を隠していた。何を考えての行動かは知らないがこれで無駄に終わった。



 パァンッ!! パァンッ!!



 ライハは【イグニス】の引き金を引く。放たれた雷の魔力弾はカナリアの体を撃ち貫いた。


「……?」


 冷たい床に倒れ伏すカナリア。案外あっさりと終わってしまったことに疑問を抱く。



 ……その疑問はすぐに解答を得られた。





「こっちよ!!」


「……な」




 水の壁が消えた時、なんとその向こう側からカナリアが現れたのだ!


 けれど、変わらずライハの目の前にはカナリアが倒れ伏している。……2人のカナリアがいるという奇怪な光景にライハは完全に思考が止まってしまった。


 そんなライハの腹に容赦なく蹴りを入れる。不意をついた一撃が防御の態勢を取らせなかった。


「くっ……」


 このままではいけないと一旦距離を取ろうと下がる。それでもカナリアは逃がさない。




「水の精霊よ力を与えたまえ 敵を討つ矢となりて 放たれよ水の連弾 『ウォーターハウル』!」




 多数の水の弾を生成する3節の水魔法だ。

 水の弾を16発ほど形成すると……それがライハに向けて全弾放たれた!


 先ほどの蹴りは衝撃こそあってもダメージは魔力を纏っていることもあり大したことはない。そのためライハはその水の弾を軽々と避けていった。ライハの魔力弾を避けたカナリアのように。


「ちっ……これじゃ仕留められないってわけね」


「……」


 カナリアは悔しそうに小さく舌打ちをする。

 ライハに入れた蹴りはこの『ウォーターハウル』に繋げるためだ。自分が仕掛けたトリックに驚くライハに怒涛の攻めを行うという形に。


 その仕掛けたトリックというのはもちろん……床に倒れているカナリアと攻撃を繰り出してきたカナリア。このドッペルゲンガーでも出てきたかのような光景のことだった。


「あれは……まさか」


「そうよ。あれも魔法」


 指をパチンと鳴らすと倒れていた方のカナリアはパシャ……と音を立てて崩れる。ただの水に。

 カナリアは『ウォーターウォール』で隠れた後、こっそりとさらに魔法を使用していたのだ。


 それは2節の水魔法『ウォータードール』。

 生成した水で自分そっくりの形の人形を造り出す魔法だ。形だけでなく服や肌の色までも再現することもできる。


 ただし触ればブヨブヨとした感触なのですぐにバレるのだが……目で判断するのは難しい。特に攻めようとしている者にとって一瞬の判断を求められる中でのその見分けは困難を極めるだろう。


 『ウォーターウォール』の裏で自分の偽物を用意しておき、ライハが回ってくると同時に自分も『ウォーターウォール』の向こう側へ移動。まさにお互いが壁を回り込んだ構図となった。


 そして『ウォーターウォール』を解除すると、突然カナリアが現れる。……という結果になるというわけだ。



「これはこれはああぁぁ……ジイイイィィィィニアース!! これがカナリアちゃんのやり方かー! 作戦を考え付く知略、それを実現させる豊富な魔法! ライハちゃんに負けず劣らずすんごいぞー!!」



 カナリアの行動をミスと断じたミランダは見事な手のひら返しをする。それには観客も苦笑いだが、この戦い方に驚いた者もまた多くいた。



「防御魔法、と言えどそれは使い方次第で意味も変わる。攻撃への布石、作戦の一要素、障害物、……魔法の固定観念に囚われない良い手だ」



 ガレオスもカナリアを褒めた。

 いつもカナリアを認めない彼だが多くの生徒の目がある中でさすがに偏った意見を出すわけにはいかない。あくまでここには教師としているのだから。



(あたしは……あの時のクエストではほとんど役に立てなかった。自分の能力に酔って『自分なら負けない』だとか変な自信を持っていつも敵を侮っていた。でも……今は違う)



 カナリアはクエストを通じて今一度自分を見つめ直した。


 自分にある物は何か。自分に足りない物は何か。それを埋めるにはどうすればいいか。


 足りない物はわかっている。……それは実戦経験が少なすぎることだ。


 教科書や戦術書で頭に入っていることと違う状況になればすぐにボロが出る。戦い方も不安定になってろくに動けやしない。



 では逆に自分にある物は……その「知識」だ。



 悪く言えば教科書通りの動きしかできない、良く言えば基本的なものは全て頭に入っているということなのだ。


 ならばそこから……作戦をいくつも考えていく。自分が予想外の状況に陥った時でも動けるように「想定外」すら「想定内」へと変えて。


 予習や復習は得意だ。今までやり続けてきたことなのだから。

 戦う相手をこれでもかと予習する。対策を考える。作戦関係なく地力の勝負になったとしても頭の思考が止まることなく働かせ続けるようになる。


 自分は優秀だとしても……今は弱い。でも、相手と戦う前に強くなっていればいい。勝つことを考え続ければ強くなることは間違いないのだ。


 いつか自分に実戦でもしっかりと戦える地力がつくまで自分の「頭」を武器にして戦う。

 それこそがカナリアの決意でもあり、自分が選び取った強くなるための道だった。



「これはどういうことでしょうか……! あの2年相手にも連戦連勝していたライハちゃんが……苦戦しているぞー!!」



 この戦いは「1年の女魔法騎士はどちらが強いのか」を決めるようなものでもあった。

 だからこそ注目を呼んだのだが……ほとんどの者は「どうせライハが勝つ」と予想していた。


 しかしどうだ。目の前で行われている戦闘で優勢なのはどっちか。そう聞かれてライハと答える者はいないだろう。


 カナリアの巧みな魔法に翻弄されるライハの姿がそこにあったのだから。




「……」


 ライハは苦しんでいた。実力で言えば自分の方が上のはず。なのにも関わらず押されているのは自分だ。

 少しの劣勢くらいすぐに冷静になって立て直す力はある。


 でも「負けるはずはない」と見下していた相手に現時点であるにしても圧倒されていること、この戦いは負けるわけにはいかないこと、それらがライハの精神を正常からは遠い状態にしていた。


(一度落ち着かないといけない……)


 自分がそういう状態にあると自覚してはいた。

 冷静ではない自分を認識しているという矛盾のような感覚だが、何度も学内戦を行ってきたライハだからこそいつもと違う自分を感じているのだ。


 また策を携えてこちらに接近してくるカナリア。それを見るとライハは【イグニス】の銃口を向ける……カナリアではなく、会場の床に。


「!」



「切り裂く雷電 『レールガン』」



 床に対して1節の雷魔法を放つ!


 【イグニス】から放射されるレーザー状の電撃。床に当たると同時に爆発音と土煙をあげた。


 魔力は性質に若干の変化を及ぼす。普通なら電撃が床に当たってこんなことになるのか、と魔法を知らない者は疑いたくなるがそれほど魔力には常識を覆す力があるのだ。


 それはともかく、土煙はライハとカナリアの視界を大きく隠す。そしてそれが不利となるのはもちろん……



(ライハの姿が見えない……これはマズイわ)



 策を弄するカナリアとは対照にライハは鋭い感覚で戦う。

 この一時的な視界不良のフィールドではカナリアは自分の力を出し切れず、かつライハはその感覚でどこからでもカナリアを狙えるのだ。


(なら……守りに入るしかないわね)


 すぐに身の危険を察知したカナリアは防御魔法を展開した。




「水の精よ我を守護せよ 悪しき力を阻む 聖なる水牢 『ウォーターシールド』!」




 3節の水魔法。カナリアを囲むように水のドームが出来上がる。周囲の攻撃から身を守る防御魔法だ。

 これならどこから撃たれても防ぐことができる……と思っていたのだが。



(? 攻撃がこない?)



 相手は未だに土煙の中。ライハにとっては今が反撃のチャンス。

 それなのにライハからの攻撃が一切来ないのだ。せっかく展開した防御魔法にすら傷一つつかない。


 ライハは一体何をしているのか。そう考えたカナリアは……すぐに気づいた。


「まさか!!」


 カナリアはある1つの答えに辿り着いた。そして答え合わせだと言うように、





「『イグニスファイド・レールガン』」





 土煙の先から迸る電光。極太のレーザーのような電撃が容易く水のドームを切り裂いた。



「くっ……ぅあ!!」



 寸前で気づいたことでなんとかモロに直撃することは避けたがその電撃が肩に触れ、バヂィッッ!!!と弾かれる。


 思い切りビンタでもされたみたいに体の芯が揺さぶられる。頭が真っ白になるほどの衝撃だった。それは先ほど放たれた魔法がかなり高威力の魔法であると証明している。


 土煙が収まる時、こちらに二挺拳銃の銃口を向けていたライハの姿が見えた。まだ【イグニス】の銃口にはバチッ、バチッと小さな電光が走っている。



「で、出たあああああああああ!! ライハちゃん必殺の『イグニスファイド・レールガン』!!!! この『6節』の雷魔法に屈してきた者はどれほどいるのか!!」



 学内戦中、対戦者に実況の言葉は聴こえなくなっている。けれどもカナリアはライハの試合映像を見ていることもあってこの魔法を知っていた。


(これが6節の魔法ね……! なんて威力なのよ……)


 魔力を纏って、シンボルという魔法道具でダメージを抑えられていて、それでも触れただけでこれである。それほどまでに5節を超えた魔法の威力というのは凄まじいものだった。



 『イグニスファイド・レールガン』—ライハが土煙をあげるために使ったレーザー状の電撃を放つ『レールガン』が強化された上位魔法である。


 たった1節だった『レールガン』に比べて6節にまで強化されたこの魔法はライハの手持ちの中で最強の魔法でもあった。事実、この魔法によって苦汁(くじゅう)を舐めさせられた者は多い。


 ライハが土煙をあげて身を隠したのは全てこの魔法を撃つための時間を稼ぐため。6節ほどの魔法となればカナリアも阻止に動く。それこそ、その魔法の存在を知っているなら尚更だ。


 だが、姿が見えなければ警戒して防御に入る。そうなってしまえばライハは楽に攻撃魔法を撃つ時間が手に入るのだ。

 そして『イグニスファイド・レールガン』ならカナリアが展開した防御魔法を貫通できると自信もあった。 


 現にカナリアの『ウォーターシールド』はなんの抵抗も見せずに貫かれたのだ。これはつまり……ライハの持ちうる最強魔法は今のカナリアには「防御できない」ということを意味している。




「……はずし、た」


 これでライハが優勢……に見えるが、拳銃タイプの魔法武器を使う魔法騎士は何かと魔力欠乏に陥りやすい。

 いくら魔力弾の一発一発は微量の魔力で済むとしてもそれを途方もない量連発していればそれなりに魔力を消費する。


 それに加えて1節、3節、6節と属性魔法を連発していればライハも自分の体内にある魔力が減ってきたことを感じていた。

 体内魔力は時間経過と共に回復していくのだが、戦闘中の時間に回復できる量などあまり期待できない。隠れられる場所があるなら一旦隠れて回復するという戦術もあるがこんな場所ではそれもできない。


(この一撃を外したのは勿体なかった……)


 ライハにとってこの一撃はできれば外したくはなく、むしろここで決めるつもりだったのだ。結果を見て気を落とすのは無理もなかった。



 人によって保有魔力量は違う。これは才能によるところが大きい。


 カナリアは人一倍保有魔力が多く5節の魔法をいくらか使っても問題はない。


 それとは違いライハは平均レベルの保有魔力量だ。中級威力の魔法だとしても連発して平気な顔をしていることはできない。


 1節違うだけで消費魔力が桁違いである「魔法」において5節と6節でするこの計算は少々意味がないところはあるのだが、6節だとしてもカナリアの方が多く使えるのは間違いなかった。


「ぐっ……距離を取らないと!」


 カナリアは痺れる体に鞭を打ち動かす。このままだと追撃が怖い。


 しかし、すぐにそれを思い直した。


 中距離は完全にライハの間合い。対する自分の武器はレイピア。逃げの一手は自分の首を絞めることにもなる。


 ならば取る方法は1つしかない。



(こうなったら……接近戦にしか活路はない!)



 痺れは左腕のみ。少しの間は片手での戦いになるが仕方ない。


 自分の魔法を受けても接近してくるカナリアを見たライハは一瞬驚くが……すぐに納得する。もうそれしか手がないのだと。

 ようやく自分のペースになってきたことをライハは感じ、安堵してそれに応じる。


 それを見たカナリアは、



「手が、ないわけじゃないわよ!」



 ライハとぶつかり合う直前にカナリアは構えを変えた。半身になってレイピアを自分の体に並行となるように縦にして構えた。

 ライハとカナリアが交錯する。左腕の自由が利かないカナリアが不利と思われたこの攻防。誰もがここで決着が着くと予想した。


「……これ、は」


 その予想は外れる。


 カナリアの剣が、ライハの攻撃を(さば)く。次々に迫る攻撃の手を潰していく。片手だけでもライハの2つの腕の攻撃に対応できていた。


 急に変化した戦闘スタイル。これにライハは戸惑う。

 地力がまだまだ身についていないはずのカナリアが見せた防御の上手さに目を見張った。これほどの実力がないからこそ策に頼っていたのではないのかと。


 もちろんライハの考えは正しかった。このスタイルもカナリアが策を考えるのと同様に事前に練習して準備していた「対策」だった。



 しかも教えを乞うて。その相手は……あの()()()()()だった。



 アストがいなくなった後、実は密かにベルベットのところへ通っていたりもしていたのだ。




・詳細レポート 雷魔法『レールガン』

 雷魔法を所有する魔法使いが最初に通る道である超基礎魔法。ガンタイプの魔法武器を使っている者は銃口から、それ以外ならば魔法陣から、雷のレーザーが射出される。ちなみにだが『レールガン』というのはあくまで魔法名で人間達が使っている電磁加速投射砲とは関係がない。

 ライハにとって父から初めて教わった魔法なので今もこれを愛用している。

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