入学編4
書き溜め・・・書き溜めねば・・・書き溜め・・・(目が虚ろ)
ホームルームが終わり寮の自室に戻ってから今更のように気付いたのだが、俺の封筒に過去の先輩のデータとやらが入っていないのだ。音楽好きで、音の能力を手に入れた人間なんていくらでも居そうなものなのに。そういいうわけでインターネットっで調べる必要があり、俺は図書室へと向かった。
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図書室に着き、司書の方に学生証を見せパソコン使用の許可をもらう・・・孤児院時代、パソコンないのにどうやって効果音作成や作曲をしていたのか。簡単な話で、そのパソコンは孤児院全員が使うもので俺が持ち出していいものではなかったからだ。・・・パソコンの許可をもらい調べ物を始める。
一通り調べ終わり、収穫は上々だった。メモ帳に分かったことを箇条書きにまとめてみた。
・音とは物質の間で伝わる、形は変わるが体積は変わらない波のことである
・音は大まかに2種類に分けられ、楽音と騒音に分けられる。
楽音は、一定の周期を持つ波のこと
騒音は、周期が不規則な波、または関係のない複数の音が混ざったもの
・音波は周波数によって大まかに2種類、正確には3種類に分けられる
可聴音波は読んで字のごとく、人が聞き取れることのできる周波数の音波
不可聴音波は人が聞き取ることのできないものであり、聞き取れないほど高いものを超音波といい、低 いものを低周波音という
・音圧レベルとは音の大きさそのもの、またはその圧力を数値化したもの
85dBの音を長時間聴くと難聴などの聴覚障害を起こし、130dB以上のものを聴くと重篤な痛みや永続的 な聴覚障害を起こす
といった感じだ。基本的には不可聴音波を使い、音圧レベルを調整して戦うことになるのだろうが、やりすぎると大変なことになる。注意せねば・・・とりあえず、今思いついた用途は超音波を用いたソナー、低周波を用いた物理的な攻撃だ。思いついたところで練習してみようかとも思ったが、予想外に疲れていたようなので、帰ってご飯を食べて寝ることにした・・・買い物するの忘れてた・・・
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買い物を終え帰宅し、買ったものを備えつけの冷蔵庫に入れ、晩御飯を作った。メニューは明日の弁当に入れることも考えてハンバーグ。できるだけお金を貯めて、できるだけ早くパソコンを買いたい。孤児院時代、基本的には俺が家事を担当していたこともあり、同年代のなかでは家事には自信がある方だ・・・って女子じゃないんだがなぁ・・・
そうして晩御飯を終え、入浴を済ませ早々に寝た。明日からは授業もある。うん、寝よう。
こうして長い長い、超長い1日が幕を閉じた。
参考:Wikipedia「音」