挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
チートな飼い猫のおかげで楽々レベルアップ。さらに獣人にして、いちゃらぶします。 作者:森田季節

獣人ミーシャとのいちゃらぶ同居生活編

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

20/205

20話 ご主人様によるご奉仕新居生活

今回、ミーシャがぐうたらしてそこそこ主人公を困らせてますが、これもフラグなのでご容赦ください……。23話にて、ミーシャがご主人様のために働かないといけなくなる予定です!
 こうして広くて立派な新居に住むことになった俺とミーシャ。

 とはいえ、宿での暮らしじゃなくなったということは、いろんなことを俺たちがやらないといけないということだ。
 まず、食事の準備。
 家の掃除もある。
 庭もあるから、こっちも手入れが必要だ。

 でも、二人暮らしなわけだし、手分けすれば何の問題もないだろう。
「ご主人様、これから二人で楽しい生活を送るわよ」
 ミーシャは人間の姿になって腕をからめながら、そう言った。
「うん、しんどいこともあるかもしれないけど、二人なら全然問題ない」
 当初はそう思っていた。

 はっきり言って甘かった。
 あまりにも甘かった。

「ご主人様、そろそろごはんの時間よ。早く用意して」
 人間の姿で魔道書を読んでいるミーシャが言ってきた。
 人間のほうがページをめくるのが楽だからだ。
 変化魔法のもの以外にも魔道書を買ってきて、魔法のレパートリーを増やすべく勉強している。

「ああ、わかった、今、鶏肉を焼くからちょっと待ってくれ」
「昨日は味が薄かったから、濃い目にしてね」
「わかってるよ」

「明日は野菜多めにしてね。健康も考えたいから」
「はいはい」
 異世界での調理って調味料が少ないし食材も慣れてないからなかなか難しい。
 これに関してはスーパーのある日本のほうが有利だ。
 それでも火に関しては炎の魔法が詰まっているコンロ的なものがあるので、楽に使うことができるが。

「ああ、あと、向こうの四角いテーブルある部屋、ほこりっぽいから、あとで掃除しておいてね」
「わかったよ、ちゃんとする。料理のあとな」
「ベッドの下もほこり多かったわよ。猫の姿で中に入ったらカビのにおいもしたし、ちゃんとしてね」
「うん、それもやっとく」

「庭の雑草もご主人様が引き抜いておいてね。草ぼうぼうだと廃屋みたいだもの」
「ああ、それも心得た」
「赤い花でも植えたほうが見栄えもいいいわね。雑草抜いたところ、耕しておいて」
「あいよ。花の種も今度買ってくる」

 ミーシャが「ふあ~あ」とあくびをした。
「眠くなってきたわ。ごはん食べたら猫に戻るから、ご主人様の膝で寝させて」
「え……それはいいけど、掃除もあるし……」
「私が寝たいんだから寝かせて。そのあとに掃除も雑草抜くのも時間見つけてすればいいでしょ。それがご主人様の仕事じゃない」
「う…………」
「あっ、食べ終わったお皿もきれいに洗うのよ。昨日、ちょっと汚れが残ってたわ」

 何から何まで命令されている……。
 これはやんわりと言っておいたほうがいい、よな……。
「あ、あの……ミーシャも掃除とか手伝ってくれるとうれしいんだけど……」
「え? なんでご主人様がやるようなことを私がしないといけないの?」
「でも、同居生活だし、その……分担も大事っていうか……」
「私の世話をするのはご主人様の役目じゃない」

 そうですね。

 なるほど、こういう問題があったのか。

 宿で暮らしてる時は意識してなかったのだが――
 ミーシャは家事に当たることを一切しない。

 これはミーシャがダメ嫁とかいうことではない。
 そういう次元じゃない。

 猫だから家事をする概念がないのだ。
 全部、飼い主にやってもらって当然なのだ!

 たしかに飼い主のためにこの部屋、掃除しておこうと思う猫は普通いない。
 飼い主のために料理を作ってあげようと思う猫もいない。

 その部分は獣人になっても変わらないらしい。

 実際、ミーシャが猫の姿のままだったら、料理作れよなんて絶対に思わなかっただろう。
 俺のほうも予想以上に獣人という姿に引っ張られているのかもしれない。

「ご主人様、おなか減ったわ。早く、ごはん」
「わかった。わかったから、要求する時に『ご主人様』って言うのやめろ!」

 世間的にはご主人様って呼ばれる側が、何かしてもらうのが常識なのだと思う。

 たとえば、ご主人様と呼んでくれそうな存在というと、メイドさんだが、掃除とか料理とかメイドさんがしてくれるものだろう。
 その間、ご主人様は書斎で書き物をしていたりする。
 それがよくある関係性だと思う。

 ご主人様、掃除しておいて――はおかしい!

 でも、はっきり言う勇気はない。

「あれ、何か言いたそうだけど、ご主人様、何かあった?」
 本を読むのを止めると、くすすっと笑いながらミーシャが言ってきた。
「いや、何もないです……」

 猫だからというのもあるし、稼ぎの大半はミーシャで成されたものだからだ。

 ミーシャがいないとゴールドスライムも倒せなかったし、こんな屋敷にも住めてない。
 冒険者同士だから共働きとはいえ、俺とミーシャだと影響力が1:30ぐらいは離れている。
 だから、お前も家事とかしろとはものすごく言いづらい……。
 少なくとも、俺の側からは言いづらい。
 自主的に働いてほしくはあるんだけど。

 まあ、猫だと思えば一切異常はない。
 人間は猫様に奉仕する。それが人間と猫の関係性だ。

「あ、そうだ、夜はお風呂で体洗ってね、ご主人様」
 ミーシャは猫時代から体を洗うのをあまり嫌がらない子だった。
「はいはい、それもやりますよ」

 その時は猫の感覚でいたので、ほとんど意識してなかった。
 猫の体を洗うのは、まあ、普通だもんな。
明日も2回更新の予定です。昼12時と夜11時の更新予定です。
次回は今回の続きです。好き勝手やってるように見えるミーシャですが……。
ところで、これ、もし掃除とかしてくれる女の子が現れると、ミーシャピンチかもしれないですね(フラグ)。

20161029cheat_shoei.jpg
GAノベルさんより発売中です! ↑をクリックしていただければレーベルページに飛びます!
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ