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チートな飼い猫のおかげで楽々レベルアップ。さらに獣人にして、いちゃらぶします。 作者:森田季節

獣人ミーシャとのいちゃらぶ同居生活編

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133話 今度は城を攻める

 俺は疲れていたけど、もう一仕事あった。
 夜、二人の部屋に入ったら、すぐにミーシャに抱き着かれた。

「ご主人様、たくさんキスしてね。今日、活躍したのは私なんだし」
「わかってるよ」
 かなりけだるい感じだったけど、そのままミーシャとベッドに沈んだ。明日は休養日に設定してるし、昼ぐらいまで眠ろう。

「きっと、魔王もボスがやられたことに驚いてるでしょうね。いつか、私たちがモンスターたちのお尋ね者になってるかも」
 ミーシャはすごく楽しそうにしゃべる。実際、ミーシャにとってはそのほうが張り合いがあるんだろう。

「冷静に考えると、とんでもないことをしてるよな。山で会ったボスみたいなの十人ぐらいに囲まれたら、ちょっとまずいな……」
 ゲームとかでは当たり前だけど、数人の冒険者で魔王と戦うって普通ではありえないことだよな。冒険者が強すぎるのか、敵が弱すぎるのか。だって、三人や四人に滅ぼされる国家って、明らかにおかしいだろう。

「ご主人様が囲まれても、私が全部やっつけるから大丈夫よ」
 うれしいことを言ってくれるミーシャの頭を撫でてやる。そしたらうれしそうにノドを鳴らしてきた。

 それから、ベッドの上でミーシャと目が合う。お互いに体を横にしていたから、ミーシャに上目づかいをされたような感じになった。
 ふっと、ミーシャの目にこれまでと違う色が宿った。何か考えているようだった。

「ご主人様って、私をいつくしむように愛してくれるよね」
「それが何かおかしいか? ミーシャは大切な存在なんだから、そうするに決まってるだろ」
「うん、私もうれしいけど……ごめんなさい、ご主人様にまずいことがあるわけではないの……。だから、気にしなくて大丈夫だから……」
「わかった。でも、困ったら俺に打ち明けてくれよ」

 わがままなミーシャが気をつかうっていったい何事だろう。
 けど、俺のせいじゃないっていうことがウソとも思えないし、今は追及しないほうがいいんだろうな。

「そう言ってくれるご主人様が大好き!」
 その日はミーシャにキスされたり抱きつかれたりして眠った。



 翌日、俺たちは、宿の一階で次の目的地を決めることにした。
 というか、外に出てみたら、ミエント山が解放されたらしいぞとものすごい盛り上がりようだったのだ。
 すべてのモンスターが出ていったかはわからないし、すぐに山に入ればモンスターも残っている可能性があるし、つまり、確認もせずに安全になったとばかり言うと危ない気がするんだけど、俺たちはボスを倒したと言っただけだしな……。
 そのあとの解釈は町のほうに任せるしかない。少なくとも、ウソをついたわけじゃないし。

「子供が勝手に森に入ってモンスターに襲われる事件なんてのは勘弁してくれよ……」
「それなら大丈夫かと思います。山の状況を確認する部隊が入って確かめるまでは、一般住民が入るのは依然として禁止となっているらしいですので」

 ヴェラドンナが教えてくれた。

「ああ、そっか。なら、ケガ人は出なそうだな」
「旦那、山や森に用心せずに入る奴は、ほぼいないと思いますよ。モンスターがいなくても獣に遭うこともありますし」
 ああ、日本の山とは意味が違うよな。多分、この国の一番安全な森でも富士樹海より危険度は高いと思う。

 少し安心したので、外の喧騒もそんなに気にならなくなってきた。
 とはいえ、今、外に出たら、英雄として祭り上げられそうなので、宿から出ないことになった。

 俺たちはテーブルに地図を広げる。
 それと、ボスの屋敷に残っていた資料を元にほかのボスがいる場所と照らし合わせる。
「南東に進んだところにクランバレスト城って古城がありますね、そこに印らしきものがしてあったので、ここをモンスターが乗っ取っている可能性が高いです」

 ヴェラドンナの話だと、かつてそのへんは王国領ではなく、周辺を支配している豪族の土地だったらしい。
 豪族が王国に屈したあとは、もっと利便性のいい平地に住むようになって、山のほうにある城はとっくに廃城になっていたらしい。そこにモンスターが住み着くことはいかにもありそうな話だ。

「南に進むのね! やった! じゃあ、ここより暖かくなるわね!」
 ミーシャとしてはモンスターより気候が最大の敵らしい。
「ふもとまではそうですが、クランバレスト城自体は、『天空へとつながる城』という異名を持っていたほどに高いところにありますよ」
 ヴェラドンナの解説にミーシャのテンションが露骨に下がった。

「まあ、ここより北の地域にある山に登るよりはマシでしょ。我慢することにするわ」
「少なくとも城内に雪が積もってることはないでしょうから、ミエント山よりはいいと思いますよ」

 こうして、俺たちの次の目的地は決まった。
「城を落とすわけか。ちょっと、興奮するものがある」
「えっ、ご主人様、城を見ると、えっちな気分になる変態さんなの?」
 ミーシャに無茶苦茶な解釈をされた。
「攻城戦って夢だったんだよ。ほとんど洞窟型のダンジョン攻略だったからな」

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