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Last Cross Online‐ラスト・クロス・オンライン‐  作者: 火御雷
第1章 『ラスト・クロス・オンライン』
19/35

第17話 「スキル販売所」

 と言いつつも、スキル販売所に来たわけだが………


(何を選べばいいの…?)


 種類多すぎだ。現在販売スキル数、およそ千。分類は、攻撃系に始まり、回復・補助などがアイウエオ順に並んでいる。


「ちなみに聞くけど、兄さんは"銃"と"刀"どっちをメインに使うの? あと好みも教えて」

「う~ん、威力的に考えたら当分の間、メインは銃かな? でも、時々刀も使いたいかも。遠距離だけじゃ対応できないだろうし」

「なるほど、なるほど。じゃぁ、コレぐらいですかね。ライラさん」


 そう言って、俺の前にホロウィンドウが表示される。そこに出されていたのは、俺の好みを元に二人が習得した方が良いと思われるスキルをピックアップしたものだ。



高速装填(クイックリロード)   熟練度 0/500  Passive_Skill

 銃系武器使用時に再装填時間を短縮するスキル。

 熟練度の上昇により更に再装填時間を短くする。

入手条件:スキル販売所より購入。

効果:銃系武器の再装填時間短縮。

 価格:500円


索敵   熟練度 0/1000  Active_Skill

 自身の周辺に居るMobを探す事が出来るスキル。

 熟練度の上昇により索敵出来る範囲が広がる。

入手条件:スキル販売所より購入。

効果:スキル『索敵』を習得。

 価格:500円


ウェポンチェンジ   Passive_Skill

 武器変更ウィンドウを開かなくても発声により武器の変更を可能にするスキル。

 ※このスキルは、スキルスロットに登録しないと効果が現れません。

入手条件:スキル販売所より購入。

効果:発声による武器の変更を可能にする。

 価格:1200円


衝撃弾倉(インパクトマガジン)   Active_Skill

 弾薬の消費量を三倍にし、マガジンに特性を与えるスキル。

 50パーセントの確立でスキル使用中に被弾した相手をスタンさせる。

 効果時間10秒。

入手条件:スキル販売所より購入。

効果:スキル『衝撃弾倉』を習得。

販売制限:レベル15以上。

 価格:2000円


旋風斬(せんぷうざん)   Active_Skill

 自身を中心とした近範囲に斬撃を飛ばす範囲攻撃技。

入手条件:スキル販売所より購入。

効果:スキル『旋風斬』を習得。

販売制限:レベル10以上。

 価格:1200円



 あの~、スキルの販売価格高すぎませんかね? 三つのスキルが四桁行ってるし、始めたばかりのプレイヤーとしてはかなり(ふところ)痛いと思うんだけど。

 500×2+1200×2+2000=5400円。

 所持金を見ると、35000円ほどある為、額的には問題はない。

 しかし、現実的に考えている事もあり高く感じるのだ。

 お金の単位が、"円"だしね。


「スキル高くない?」

「値段的に見るとな。

 だけど、一度覚えれば後は付け替えとかするだけだからお得だったりするけどね」


 ほぉ、そうやって考えてみると後々に楽になるってパターンなのか。

 なるほど、と頷くがネロは心配そうな表情だ。


「だけど、初心者にこの値段は結構きついですよ? ライラさん所持金足りますか?」

「リンクル倒せたんでその時に一気に所持金増えてたみたいです」

「ちなみにいくら?」

「35000」

「………」


 あー、黙っちゃったよこの人。と言うか、驚く値段か? コレ。


「カズキさん、さっき言っていた事訂正しますわ。この子やっぱりカズキさんの身内ですね」

「だろ?」


 いやいやいや、どうやったら今の過程でカズキの身内だって証明できるんだっ!?

 若干力が抜けた俺であったが、二人が進めてくれた五つのスキルと一緒に、俺も自分の好みでスキルを追加購入した。総額、12400円。……高けぇよ。

 ちなみに、俺が追加で購入したスキルは安い順に、


 隠密   熟練度 0/1000  Active_Skill

 ピンポイントショット   Active_Skill

 剣衝撃(インパクトブレイド)   Active_Skill


 の三つだ。隠密は呼んで字の如く、敵性Mobなどから発見されにくくなるスキル、千円也。

 ピンポイントショットは、敵に与える攻撃を一点に絞るスキル、三千円也。

 剣衝撃は、衝撃弾倉の近接攻撃武器用と考えれば良い、三千円也。

 合計七千円が請求額に追加されている。


「んじゃ、準備も整ったしコロシアムに行きましょうか~」

「よろしくお願いします」

「ライラさんは、後衛に徹してくださいね? 前衛に来たら多分ライフ一瞬で吹き飛ぶんで」


 少し怖い表情をするネロを先頭に俺達三人は、コロシアムへと足を運ぶのだった。

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