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猫科人科目。  作者: 黒字
1/35

1.返事は大事です。


「にゃ~・・・ぉ・・・?」


『おはよう。』と言ったつもりなのです。


なぜ、にゃ~と。?




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




「ひっかるぅ~!飲み行こ!」


体当たりしながら話しかけて来たのは友人のみよちゃん。

今日は金曜日。で、仕事も終わりパソコンの電源を落としている所への激突である。

友人のみよちゃん、米倉美代さんは私が勤めている会社の社長さんです。

雑貨屋「スパイス」の社長で、仕入れ(ヨーロッパ方面へ月1回)担当。

私は、経理と事務担当してます。



「いーけどさ。ホストは行かんよ。」


以前、みよちゃんの息子君がホストのスカウトに声を掛けられたと言うので(本人は当然断ったそうです)スカウト先のホストクラブへ見学と称して連れて行かれたのです。が、ここはホストか?学校か?と思うような有様で、まあ顔はそこそこなのだけど高校生の乗りで自分達だけが楽しんでると言う、お客そっちのけの対応をされてしまいました。請求額も驚愕しましたが、みよちゃん上手に値切ってお支払して下さいました。(ホストクラブも値切れるのねーと笑ったし)


「本日は大学生がバイトで頑張ってる居酒屋さんです。ホストへ行ってお金を落とすくらいなら、貧乏学生の為に落として来いと言われちゃってさ。虎の後輩らしいから行こうと思ったのさー」


「週末だよ?最愛の旦那様と最愛の息子君はどうした」


みよちゃんにとっては今だ恋愛中らしい旦那様は不動産会社の社長さん。その旦那さんにとても似ている(それ以上かも)美形の息子君は今年大学を卒業してお父さんの下で勉強中。週末はよく家族プラスなのはでお出かけしてる。


「かず君は出張で帰りは明日だし、虎之助はなのはちゃんとデート?確か」


なのは は私の娘。みよちゃんの息子虎之助君の婚約者。


「あー・・・言ってた、な。 ん。 じゃ行くか。」





・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





コンコン。    コンコン。

静かなノックの音。


カチャ。

「旦那様、おはようございます。」


寝ぼけていた私は「おはよう」と言う言葉に条件反射をする。

「にゃ~・・・ぉ・・・?」

『おはよう』と言ったよね!?


もう一度言ってみようか。


「にゃ・・・・」 速攻撃沈。


何で!?猫になってるのー!?



初めての小説投稿です。不慣れな為お見苦しい部分がありましたらご連絡下さい。

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