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2. 始業式

俺、白野裕太中学1年生は先日初めての彼女ができた。

なぜできたかと言われてもよくわからないがまあとにかくできたのだ。そう、生まれて初めての彼女である。相手は学校では密かに人気のある夕凪由奈だ。

あ〜彼女がいるってきもちぃぃ。

あの彼女いない歴イコール年齢の俺に彼女ができちゃったよ、どうしよう。ほんとに信じられない。なんでおれは付き合えたんだろう?


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

始業式の日、

「おはよーー」

「おはよおはよー」

「おはよー」

クラスメイトの大半が登校した後に俺は登校して適当にクラスメイトたちに挨拶をして自分の席についた。

由奈の先は残念ながら離れてしまっている。由奈は小学校が同じでおれは密かにずっと思いを寄せていた。

(クソッ こーゆーのってだいたい最初は隣じゃないのかよ。)

あーはなしてぇー、早く休み時間ならんかなー。


キーンコーンカーンコーン…

「起立、気をつけ、礼」

「お願いしまーす」

「着席」

「えーみなさんおはようございます。今日から中学生になったみなさんは小学校の気分は捨ててもらって勉強など頑張ってもらえればと思います。

では、早速ですが今日の連絡に移ります。あー今日は…」





「いやー先生の話長かったな。」

「それなーがちで初日からめんどそうだな、あの先生。」

「なー」

俺は出席番号順の席順でたまたま席が前後だった後ろの席の須藤仁之助に話しかけていた。(ここで失敗するわけにはいかない。何としても友達を作らねば…)

「そーえば君名前は?」

「俺は、須藤仁之助だ!お前の名前は?」

「俺は白野裕太っていうんだ。気軽に裕太って呼んで

くれ」

「おう!これからよろしくな!」

(よし!これでひとまず開幕ぼっちは回避したぞ、後ろが熱血系で助かったー…)

そろそろ教室も落ち着いてきて最初の授業が始まった。

ふと、由奈の方を見てみると彼女も俺のことを見ていたのか、バッチリ目があってしまった。すると彼女はすぐに目を逸らし少し頬を赤らめていた。(あれ、今おれの方を見ていたような?まあきのせいか、)



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「これで今日は終わりだわみんな気をつけて帰るように。それじゃ号令。」

「起立、気をつけー、礼」

「さようならー」

「いやー初日だから授業少なかったけど明日から6時間だろ?流石に辛いよなー」

「なー、もーちょいゆっくりでもいいのにな!」

「ところでよ、今日みんなで親睦を深めるために男子だけでスポーツやろうと思うんだけど裕太もやらないか?」

「おー!もちろん参加させてくれ!何をやるんだ?」

「今出てる案だと、サッカーとかバスケ、ドッジボールだな!」

「うーん、どれもいいなーおれはドッジボールがいいと………」

そこでふと、視線を感じてその方向に目をやると由奈がこちらをジット見つめていた。

その視線に気づいたおれは須藤に断りを入れて由奈の方に向かった。

「どうしたんだ、由奈?さっきからチラチラ目が合う気がしたんだけど、」

「いや、別になんでもないけど?」

「いや、なんだよ、言えよ、」

「別に?先生もああ言ってたし今日からもう塾に行ってもいいかなーって思っただけだし。」

(そーいえば、由奈おれと同じ塾なんだ。仕方ないおれも行ってやるか、)

「あーいいな!それおれも行くわ!何時くらいに行く?」

「うーん2時くらい?」

「了解!」

「須藤すまん!おれ今日は行けないわ!」

「えーマジか、わかった!また今度な!」

 「すまん!また誘ってな!」


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


(うわー初日から塾とかきついわーでも由奈に会えるならまあいいだろう)

塾に着くと、塾長に

「今日の自習は防音室でお願いします。」

と言われたので、防音室に行くと、そこにはすでに由奈がいた。

「やほーー」

「うす」

おれはなんだか緊張してそっけない返事をしてしまった。そのまま2人しかいなかったのであまり離れるのもなんなので俺は1席開けて席に座った。

「今日学校どうだった?」

「まあまあかな。後ろの席の須藤がいいやつそうでよかったよ。」

「私も!後ろの席の子がすごいいい子で初日から仲良くなれちゃった!」

「おーそれはよかったな」

「うん!でも裕太がいてよかった、同じ小学校の人誰もいなかったら私どうしようって思ってたの。」

「それは俺も思ってたんだよ、正直助かった。」

「せっかく塾にきたんだしそろそろ勉強しないか?」

「うん、そうだね…私はおバカだから勉強は辛いよぅ〜〜わかんないとこあったら教えてね!」

「お互い教え合いながらやろうか。」



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



数時間後

(いや〜密室に気になってる女子と2人って、普通に考えて我慢無理じゃね??普通にムラムラが止まんないんですけど!?どうしてくれんだよこのムラムラ…もうトイレで一発やってくるか?いやでも流石に…)

ここで俺は何を血迷ったのか、訳のわからないことを口走っていた



「ねね、まんこ触らせてくれない?」



うん、なんでそんなこと言った????

俺は、自分が言ったことの理解が追いつかなかった。



第2話です!1話からだいぶ期間空いてしまいましたが是非。

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