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ミライ  作者: 相沢 朋美
7/8

青:悲しいなら青を

「悲しい時とかむかついた時は、青を思い浮かべるといいよ」

仲川千尋(なかがわちひろ)は小学生時代、友人の白石郁美(しらいしいくみ)にそうアドバイスを受けた。千尋と郁美は中学までは同じ美術部に所属しずっと仲良くしていたけれど、高校進学を機に疎遠になる。というのも郁美は県で1番偏差値の高い公立進学校に進み、千尋は私立高校の普通科に進んだからだ。


 千尋は高校と大学を卒業し、社会人になる。郁美と同姓同名の著者の漫画が書店に並んでいるのを見て、千尋は驚いた。まさかあの郁美が漫画家に? そんな気持ちだった。

 そういえば郁美はいまどうしているのだろう。美術部の部長で何度も賞に選ばれていたので、画家にでもなっているのだろうか。可愛い顔で高校入学してすぐ彼氏もできていたので、結婚しているだろうか。優等生だったので、良い大学に行って良い企業で働いているだろうか。千尋は郁美についてそう考えていた。

 社会人になり嫌な上司や合わない客や同僚もいるけれど、千尋は今も郁美にアドバイスされたことを実行している。

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