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ミライ  作者: 相沢 朋美
6/8

水色:好きの気持ち

 森山寛加(もりやまひろか)は20代前半までピンク色が好きだった。ハンカチもiPhone本体もiPhoneケースもパスケースも財布も、何もかもがピンクだったのだ。友人にも

「寛加ちゃんって本当にピンク好きだよね」

と言われるくらいだ。そう言われた時、寛加は内心

「ピンクが好きで何が悪いの?」

と思っていたけれど。


 そんな寛加も社会人になり、25歳過ぎとなった。さすがにアラサーでピンクばかりは痛いかなと、寛加もそう考えている。金曜日の仕事終わりに百貨店に寄り、あるハンカチが寛加の目を引く。

 それは水色ベースでレモン柄のハンカチだった。爽やかで夏らしいデザインだ。今までの寛加ならピンクじゃないものなんてと敬遠していたけれど、寛加はそれを思い切って購入した。

 私がピンクじゃない色のハンカチを持つなんて変な感じだ。寛加は最初はそういった違和感を抱いていた。しかし日に日に水色のハンカチに愛着がわき、寛加は水色も好きになったのだ。

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