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クジラ深呼吸

作者: 帽子男/Hatt
掲載日:2022/01/29

孤独とか一人ぼっちと書くと伝わらない。孤独を語るるわりに共感を求めるが、良き一人の時間もあるのだ。


寂しがりな者へ矛先は向いていない。彼らには尖すぎる。辺りにはいつも友人がいて、オルゴールの音も聞き漏らしてしまうような者にこそ語りかけよう。


自分が道化であると知っているはずだ。魚群にいる事に飽きたのだろう?深くて青い、鋭い空気に浸かっている事が好きなのだろう?


今は誰もお前を見ていない。道化である必要はない。見られなければ死んでしまうが、見られ続けても死んでしまうのだろう?


まるでクジラだ。海の中でしか生きられないのに、空気がなければ死んでしまう。知っている。


ここにいるうちに空気は吸えただろう?いつまでもいていいとは言わない。

甘えるな。


そうだ。深呼吸をしろ。


できたな。


じゃあ、




沈め。

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