桜の樹の下で 眠る
桜の樹の下で
家族と過ごした日々は
忘れられないおもいで
母の作る
お花見弁当
私と妹の好きなものしか入ってない
思い出のお弁当
父は笑いながら
「俺は、お赤飯の小豆が嫌いなのに」
と言っていた
父が逝き
母も 後を追うように一年後に逝き
天国でふたり仲良くしていることだろう
いつも見ていた公園の桜
その桜は
ここからは見れないけれど
桜の樹の下にふたり仲良く眠っている
父の願いの 樹木葬
私も母になりました
「さくら」
と名付けた娘
見て欲しかったな