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学問の神様  作者: たままゆ
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学校は行かなかった。

別に特別いじめにあったわけでもないし、成績不振でもない。他にやりたいことがあったわけでもない。親に監禁されていたわけでもない。

ただ、僕は明らかに浮いていた。

学校が嫌いではないが好きでもない。わざわざ学校まで通う意義は感じなかった。

僕の親はいたって普通のサラリーマンと主婦だ。生活に困るようなことはなかった。僕が学校に行かないことには焦りは感じていないようだったし、そもそも僕に興味がないようにも見えた。

朝は食パンに納豆をかけて食べていた。薄い食パンだと納豆の重みでしなるけど、そのしなった部分にかぶりつくのが好きだった。


なぜ僕はその納豆パンが好きだったのか?それはたまたま僕の味覚がその匂い、味、食感を好んだからとは限らないだろう。

人が何かを好きになるとき、そこには劇的なストーリーが隠れていることもあるということを忘れてはいけない。

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