寄り道
内容がまとまらなくて、投稿遅れました。ゆるしてください。
温泉から上がりセラ以外が寝静まったころ
「ねえ、なんで私にも精霊の声を聞けるようにしたのですか?」
『ン?ソウダナ〜。君ガソウナリタイト、望ンダカラダナ』
「私が?そんなこと……」
『無意識ニ望ンデイタヨ。我ハ感ジトルコトガデキル。ダカラ叶エタ』
「何かお礼とか、代償とかあるんじゃないですか?」
『アル、ソレガ君タチニ頼ンダコト。我ハ特別ナ者ナラドコニイテモ見エル』
「私たちを見守っている。ということですか?」
『依頼ヲ達成デキルカヲ見テイル。直接手ヲ出シタリハセンヨ』
「ここから東の街って、相当遠いですよね?」
『歩キデ2週間ハカカルナ。東端ニソノ街ハアル』
「あまり時間をかけると、リリィの両親が危なくなるのではないですか?」
『ソレハ無イ。商品ニ傷ヲツケル商人ハイナイカラナ。雨デ馬車モ進ミニクイハズダ。売ラレル前ニ取リ戻サナイト厄介ダ。気ヲツケロ』
「わかっています。まあ、シルフィーがなんとかしちゃいますよ」
『ソウナルトイイナ。明日ノ出発ハ早イノダロウ?モウ寝タホウガイイ』
「はい。私たち、頑張りますね」
朝起きると
「あれ?ここどこ?」
見知らぬ場所で目が覚めた。寝てる時に霧化したのかな?最近はなかったのに。とりあえず、血のにおいを辿れば戻れるかな……。
「う〜んと。こっちかな?」
だんだんと血のにおいが強くなっていく。そういえば今日は血が欲しくなる日だ。着いたら吸わせてもらおう。
「お腹空いたぁ〜。なんでこんな遠くにいるのぉ」
『寝相ガ悪イカラジャ。直ッタト思ットッタガ、タマニナルンジャナ』
「あ、グラントおはよう。こっちで合ってる?」
『ウム。ミナガ起キル前ニ戻ルゾ』
「うん。心配しちゃうもんね」
やっと着いた。まだみんな寝てるし、気づかれてないみたい。うぅ〜……お腹空いたけど用意するのが面倒だなぁ。血でいいかな。
「いただきまぁ〜す」カプッ!
「ひゃあ!な、なに!?なにに噛まれたの?襲われてる?あ、なんか吸ってる吸われてる。ってシルフィーじゃない!もう、いきなりはやめてよ!」
「おふぁふぉー。ふぉふぇんふぇ。おふぁふぁふいひゃっへ」(おはよー。ごめんね。お腹空いちゃって)
「んぁ、な、なんとなく…言いたい、ことはわかる…わ。お願い、だから…吸い、ながら話さないで…。」
「ふぉふぇんふぁふぁい」(ごめんなさい)
「んぁあ……だから、やめて」
「ん、ふあ〜ぁ。ん〜。おはよ〜なの。なにしてるの?」
「ふぃおふっへふ」(血を吸ってる)
「んはぁ。血を吸われてます。…おはよう」
「大変そうなの」
血を吸い終わって、改めて朝食にすることになった。
「昨日聞いたんだけど、ここから街まで2週間くらいかかるんだって」
「長いなぁ。毎日昼寝してたらもっとかかるね」
「でも休憩は必要なの」
「そうなると思って、これを食べ終わったらすぐに出ようと思ってるんだけど」
「じゃあ、やることやってくる。待ってて」
「うん、なるべく早くね」
「レージュおじいちゃん、おはよう。霊草の実もらっていい?」
『構ワンゾ。イクラデモ実ルカラナ』
「ありがとう。じゃ、遠慮なく」
『採リスギルナヨ』
「湿気が多いと保存が難しくなるから、そんなには採らないよ」
『ソウカ、ナライイガ』
「お待たせ〜」
「よし、出発するよ!」
「はいなの。レッツゴーなの」
『風邪引クナヨ〜』
東側ルート攻略の旅が始まった。
聞いていた通り、雨が降っている。今日は霧雨らしい。地味に濡れるんだよね。ローブがあるから関係ないけど。
「リリィ大丈夫?」
「大丈夫なの。リムが守ってくれるの」
『雨クライ簡単ニ流セマス』
『リムハ、風系ヲ得意トシテイル』
「いいなぁ〜。グラントもできないの?」
『シルフィー、ローブノ特徴ヲ忘レタ訳デハナイヨナ』
「それは、そうだけど。顔がね」
『肌ノ問題ハ心配イラナイ。ワシガ解決シテヤル』
『肌ニハ影響ナイデスヨ。害ノアル成分ハ含マレテイマセンカラ』
「なんだ。じゃあいいや」
リムがリリィを守っていたのは風邪予防みたいなものだろうね。仲が良いね。
「ねぇ、みんな見えてるかわからないけど、すごく不思議な現象が起きてるよ」
セラに言われて初めて気づいた。目の前に雨の止んでる場所がある。花が咲いていて、日の光に照らされ輝いている。
「きれいなお花なの!」
『東側デ稀ニ見レルヤツダナ』
『雨止ミノ花畑。ト言ワレテイマスネ。見タママデスケドネ』
『稀ニ見ルトイウノハナ、コノ花タチハ同ジ場所ニ咲カナイ、トイウ意味ダ』
「そのうち咲く場所なくなるんじゃない?」
『連続シテトイウ意味ヲ補足シマス』
「真ん中に池もあるのは?」
『コノ花畑ノ水ノ供給源。池ノ水ガ地面ヲ伝ッテ花ニ吸ワレル』
『人ガ飲ンデモ、入ッテモ害ハアリマセン』
「じゃあ、セラはあそこで休めるね」
「うん。ちょっと休もうか」
「リリィ疲れたの」
この花畑、あったかい。色もいっぱいあって見ていて楽しい。なんだか眠くなってきたなぁ。
「あ、シルフィー寝ちゃった。お昼の用意しようと思ったのに」
「リリィも手伝うの?」
「うん、お願い。リリィは嫌いなものとか食べられないものとかある?」
「ないの。セラ姉に任せるの」
「せ、セラ姉!?初めて呼ばれたんだけど」
「初めて呼んだの。セラ姉はお姉ちゃんみたいなの。だからセラ姉。……ダメ?」
「い、いいわよ。私はいつも通りリリィでいいの?」
「はいなの。リリィはリリィって呼ばれたいの」
「じゃあリリィ、お鍋の火見てて。よく混ぜてね。切って入れてくから」
「了解なの!」
「ん?んぅ〜…いいにおい」
「やっと起きた。お昼できてるよ」
「なになに?なに作ったの?」
「スープなの。これ飲んであったまるの」
「リリィも手伝ったの?偉いねぇ」
「シルフィーが寝ちゃうからよ」
「いやぁ〜、気持ち良かったものでつい。眠気には勝てないよ」
「夕飯はシルフィーが作ってね」
「かしこまりました!」
私の器に具材はなかった。
「食べたらまた眠くなってきた」
「もう、どれだけ寝るのよ。わからなくはないけど」
「リリィもお昼寝するの」
『ユックリ休ミナサイ。見張リシテオキマスカラ』
『ワシモ見張ロウ』
「やったぁ。よろしくねおやすみ」スヤァ
「ちょっと、寝るの早くない?」
「リリィ、寝……」スヤァ
「もう、せめて上に何か掛けなさいよ」
『優シイデスネ。セラ姉』
『優シイナ。セラ姉』
「2人ともそれで呼ばないでー!」
というのを寝たふりで聞いてたよ。さて、どんなイタズラをしてあげよう。落書きは定番すぎて面白みがない。う〜ん………。そうだ、セラを全裸にしよう。我ながらいいことを思いついたなぁ。しかし、セラの服(?)を脱がせるのは難易度が高い。後ろで紐を結んで終わりだから肌に触れている。ちょっとの動きで起きてしまう。下は下で硬く結んでるし。……私ならできる!
できた。寝返りとか怖かった。あとは起きるのを待つだけ。起きたら同時に私も起きれば、どんな反応をするか楽しみ。
「うぅ、ふあぁ〜ぁ。ん〜、何時間寝てたんだろう」
「んぅ〜おはよ〜」
「おはよう、シルフィー」
うわ、上半身起き上がらせる。こっちを向く。それだけでセラの豊満なおっぱいがゆっさゆっさ。私じゃあんなにならないな。そもそも揺れない。きゃあー見えてる。見えていいの?私女だからね。女で良かったぁ〜。
「セラ〜、お昼寝で大胆なことするねぇ〜」
「え?大胆?なにが」
「ここ。ここだよ」ふにゅん
優しく指で教えてあげる。
「ひゃう!え、ええ!?なんで?なんで脱げてるの?なんで全裸なの?脱いだ覚えないわよ。ていうかつつかないで!」
「柔らかい。大声出すとリリィ起きちゃうよ。起きる前に服(?)着ようよ」
「そ、そうだね。一旦落ち着く」
セラの恥ずかしがる顔、かわいい!赤面して、目をぐるぐるさせて、あわあわしてて、面白くてかわいい!
「もう誰がこんなこと。考えられるのは1人だけだけど」
ギクッ。
まさかバレた?いやいやまさか、セラは寝てて完全に気付いてなかった。ならばどうして特定できる。
「過去にもこんなエッチなことしてきた人がいたよね?」
こっち見てる。
「そんなに汗かいてどうしたの?シルフィー。なにかあった?」
「いやー、そのー、えっと。なんでしょうねぇ。あはは」
嘘下手すぎ!ああ、バレた。完全にバレてる。こういうことするの私だけと、リリィはしないと。覚悟はできてるよ。なにするかわからないけど、セラからの罰は受ける!
「やっぱり、犯人はシルフィーね。どうしてくれようかしら」
「なんでも受けます。すみません」
「いま、なんでもって言った?」
まずい。つい言ってしまった。なんでもはまずい。
「うーんとねぇ。どーしよっかなー」
「あの、せめて慈悲を」
「そうだ!シルフィーの初めてをもらうわ!」
「へ?初めて?」
「そう、は・じ・め・て。うふふ、いいわよねぇ。なんでもって言ったんだから」
「い、言っちゃいましたけど。初めてとは、なんでしょうか」
「ん〜、ファーストキスで許してあげる」
ファーストキスですかぁ。あれ?もしかしてご褒…いやいや。セラは罰として言ってきたんだ。これは罰。
「……わかった。して、いい…よ?」
「それじゃあ、遠慮なく」
ちゅ。ちゅ。くちゅ。
「ん、っはぁ。ねえ、んふ……なが、い……よ」
「……んはぁ、ん…んむ、いいじゃない。はむ」
セラの舌と私の舌が絡まる。なんだろう、この感覚。味わったことない。とろける感覚?とろけるってなに?
ちゅ。ちゅぱっ。
「んむぅ、ん……んはぁ、はぁ、もう、いいでしょ?ゆるして」
「だぁめ。まだ足りないわ。はむっ、ん」
「んん〜!んぅ、……」
口の中をセラが舐め回してくる。息が苦しい。全身に力が入らない。痺れる感覚。ああ、ダメだ。頭がぐるぐるしてきた。
「んふ、ふぅ……も、げん…かい。はぁはぁ。おねがい、しまふ」
「はぁはぁ。うふふ、ゆるしてあげる。次はなにをもらおうかしら?」
「もう、しません」
この流れのなかで、リムは風で防音をリリィに施していた。なんでもリリィにはまだ早いとかなんとか。すごく恥ずかしかった。でも…気持ち良かった。
『マッタク、ナニヤッテンダカ。我ノ言葉ヲ忘レタカ?』
『オマエモナ。イイ歳デ覗キトカ、キモイゾ』
『グラントガ遮断シタカラ問題ナイダロウ?』
『遅レタラ大変ダッタナ。変態大木ヨ』
『感謝スル、エロ精霊』
『煩悩ナド無イワ!』
久しぶりにゆるゆるしてた気がします。いや〜セラ大胆ですね。レージュおじいちゃんにはなにも見えてませんし、なにも聞こえてませんよ。




