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ゆるゆるエルフ系ヴァンパイアの旅日記  作者: ぬるま湯
ゆったりのんびり2人旅
13/40

ゆるい旅の始まり

この世界はだいたい金貨1枚=銀貨1000枚、銀貨1枚=銅貨100枚という価値で通ってます。

セラと約束をしてから、色々あって2年ほど経っていた。あっという間だね。私は今日で12歳になる。セラはちょっと前に16歳になった。


9月13日

私、シルフィーの誕生日、そして旅に出る日でもある。

「誕生日おめでとう。これママからプレゼントよ」

「ありがとう!なにかなぁ〜」

中にはフードのついたローブが入ってる。なんで2つなんだろう?

「セラちゃんとお揃いで作っておいたわ。可愛いでしょう?」

「うん。すごく可愛い!」

「いいんですか?私まで貰ってしまって…」

「いいのよ。シルフィーと一緒にいてくれるんだから、折角ならお揃いにしたいじゃない?」

「私と一緒じゃイヤ?」

「ううん、嬉しい。えへへ、お揃いだね。メルディーさん、ありがとうございます」

「いえいえ。シルフィーをよろしくね」

「俺からはこれだ」

そう言ってパパは両手で持てるサイズの木箱をくれた。

「精霊に与える木の実を入れる箱だ。あの木の実は特殊でな。保管には木箱が適しているんだよ」

「ありがと、パパ」

『ヨカッタナ。ダイジニツカウンダゾ』

「わかってるよ」


誕生日パーティは午前に行った。

昼過ぎの出発の時間になった。出発地点は都合上エルーナ家の家になっている。

「気をつけてね。手紙とか送るのよ」

「お母さん心配しないで。ちゃんと送るし、1人で行くわけじゃないから」

「そうだけど…」

「リーネ!娘を信じろ!俺たちの娘だぞ?」

「そうね。親がこんな様子じゃ行けないわよね」

「そうだとも!嬢ちゃん、セラが世話になるな。よろしく頼むぜ?」

「はい。任せてください」

「迷惑かけるのはシルフィーの方だろうけどね」

「メルディー、冗談でもやめとこうよ」

「バレットもそう思ったでしょ?」

「う、思って……ない、…たぶん」

「キッパリ否定してよぉ〜。もう」ぷくぅ〜

「ガハハハ、親があれこれ言うと進まんな!ここはもう簡単にやろうじゃねぇか!」

ジーブさんナイス!出るタイミング逃してたから、この流れに乗せてもらおう。

「それじゃ、パパ、ママ。いってきます!」

「いってらっしゃい。身体に気をつけてね」

「精霊とも仲よくな」

「私もいくね。お父さん、お母さん、お姉ちゃん。いってきます」

「いってらっしゃい」

「気をつけるんだぞ!」

「楽しんできてね。お土産話、待ってるから」

こうして、私とセラの旅が始まった。

『ワシヲ、ワスレルデナイワ!』

ほとんどの人から見えないからしょうがないでしょ。



進む道は川や海など水に沿って進んでいく。セラは2時間くらいなら水が無くても平気らしい。けど、負担は少ない方がいい。

「最初はどこにいくの?」

「人族の割合が多い街に行ってみようかなって」

「このまま北に進んだ所にあるラーヴェイ?」

「うん。と言っても着くのは日が暮れる頃だろうね」

「休憩しながらゆっくり進めばいいよ。急ぐ必要も無いし」

「だねぇ。セラはずっと泳いでて疲れないの?」

「流れに逆らって泳いでるから、少しは疲れる」

「そんなに流れは急ではないよね」

「微妙に抵抗を感じるからなんだろうね。歩いてて少し向かい風が吹いてる感じじゃないかな」

「ああ〜、気分的に疲れるやつだ」

「そう、それがある」

「疲れたら言ってね。休憩にするから」

「まだまだ余裕だよ。始まったばかりだし」


3時間後

スヤスヤ。寝ちゃったよ。シルフィー早いよ。まだ出てそんなに時間経ってないよ。「おひさま気持ちいいねぇ」っていってラーヴェイが見えたくらいに寝ちゃった。街の宿で寝ればいいのに。

「外で寝るからこそ、おひさまの温もりを感じられるんだよ」

「うわわ、起きてたの?」

「うん、まあ何か来たときにすぐ対応できるように。セラも寝ていいんだよ?」

「私いつも昼寝しないからいいよ」

「勿体無い。昼寝の良さを知らないなんて」

「そこまで言うかなぁ?」

「いってみただけ。気にしないで」

この後すっごい寝た。



結局、着いたのは日が暮れてからだった。

「とりあえず、宿探しだね」

「うん。人魚族も泊まれる宿あるかな?」

「探すんだよぉ〜」

確かに、世界的に見て人魚族の割合は少ない。その少ない種族に合わせる店も少ない。でも、親切に看板に書いてくれるから、わかりやすいんだよね。

「宿屋リーピスだって。3食お風呂付きで1人銀貨5枚かぁ。他の宿に比べたら高いね」

「そもそも他の宿は人魚族入れないとこだったよ」

「そうだったっけ?」

「そうだよ。それより、ここにするなら入ろうよ。もう暗いよ」

「そだね。こんばんは〜」

「はい。いらっしゃいませ」

「2週間泊めてもらえないかな?お金はあるよ」

「先にお一人様銀貨5枚、期間が過ぎましたら滞在中の料金を払ってもらっています」

「よく逃げられないですね」

「泊まっていただければわかりますよ」

「はい、とりあえず銀貨10枚」

「ちょうどですね。部屋に案内します」


「こちらの208の部屋をお使いください。それでは、失礼します」

「ありがとうございます」

「ああ、言い忘れていました。食事はいつでもどうぞ。食堂に来ていただければ用意しますので」

「わかりました」


「金貨2枚とは思えないくらいのサービスだね」

「お腹減ったし、食堂に行ってみよっか」

「うん。シルフィー乗せてって」

「頭ぶつけないでよ」


「広いね。プールみたいなとこもある」

「人魚族用の食事場所になっています。食べ物も個人に合わせて作りますよ」

「あの、私、お肉しか食べられないんですけど」

「わかりました。他に何かありますか?」

「なんでも食べられるから、オススメで」

「承りました。水はセルフサービスです。好きな席に座って待っていてください」

「お願いします」

全部やってくれるんだなぁ。あそこまで親切だと逆に怖いね。でも、この宿で正解だったかも。

「水取ってくるね。セラは待ってて」

「ありがと。結構お客さんがいるみたいだね」

「ここまで条件が良いからね」


夕飯はどれも美味しかった。ママの料理の方が美味しいけど。セラも気にせずパクパク食べてたし。もちろんグラントには木の実をあげたよ。

「ごちそうさま」

「ごちそうさまでした。ねえシルフィー、お風呂いこうよ。結構広いみたいだよ」

「部屋で休んでからにしよう。食後すぐには身体によくない」

「じゃあよろしく」

ひょいっと持ち上げて部屋に戻る。他の客はビックリしてたけど、別に関係ない。


お風呂にて

「広すぎな気がする。いったい何個浴槽があるのやら」

「身体を洗ってから入るんだよ」

「知ってるよ。洗いっこする?」

「前みたいなことしないならいいよ」

セラが腕で胸を隠す。やっぱり大きいよね。前より大きくなってる気がする。

「しないしない。私を誰だと思ってるの?」

「おっぱい大好きシルフィー」

「ひどい!?そこまで言わなくてもいいじゃん」

「事実よ。認めなさい」

「うぅ〜……セラのいじわるぅ〜」ぷくぅ〜

「可愛い顔しないで。抱きしめたくなるから」

「じゃあ、洗いっこ……しよ?」

「いいよ。先に洗ってあげる」

「お願いねぇ」


この後、ちょっと揉んだら怒られました。柔らかかったです。なに?グラントはどうしてたかって?お風呂の桶にお湯を入れてその中に入ってた。精霊は性別とか関係ないんだよね。


「もう、揉まないっていったじゃない」

「いやぁ、手に触れてしまったから、ついうっかり」

「まあ、いいけど。シルフィーだけだよ」

「え?いいの?もっとやっていい?」

「今日はダメ!私疲れたんだから。早く寝たいのよ」

「じゃあ、寝てる間に触ろうっと」

「やめてよ。絶対やらないでね」

「いってみただけだって。怒んないでよぉ」

「怒ってないわよ。早く寝ましょう」

「うん。おやすみ」

「おやすみなさい」


2人とも旅中はローブを常に着ています。シルフィーのは防水、セラのは吸水といった効果を持っています。特殊な素材ですね。書いてる途中の寝落ちって怖いですね。

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