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伝説を創り出せ!  作者: 神白
12/21

12.

性格についての問題は少しずつ修正加えていく感じで行きます。

よろしくお願いします。


敵襲来モンスターパニック《魔王からの挑戦》


冒険者たちは町の外に集まる。

目の前には魔物の軍勢。

ここ付近にいるものだけではなく、遠くにいるグリズリーのような者たちまで。

プレイヤーレベルがどれだけ高くてもかなわない敵もいるだろう。

さて、どうなるかね。


「…俺たちはいつも通り行こうな!」

オォーン!!!

グルァ!

クルゥー!


最高のお昼寝場所兼キャンプのできる場所を見つけられた。

すぐ近くに川を見つけたので、そこ付近で薬草やら、山菜を採取。グリズリーと魚とったり、山菜を揚げて天ぷらつくったりとしてたら…


グギャ?

グギャッグギャッ♪


ゴブリンに懐かれた。この辺では見かけないから、おそらくモンスターパニックのやつが流れて来たんだろう。


「お前ら、俺の食料だぞ。つくって欲しいなら自分で集めろ。」


グギャ!!

グリズリーと協力して魚集めたり、野良の魔物狩って肉を取ってくるウルフたち狩組。

みんな仲よすぎないか?


クーンクーン!

そういえば、フェンリルにご褒美の料理作ってやってないわ。


クルァ〜?

グリフォンまで便乗し出したな。


「今から作ってやるからな。キャンプ!」

焚き火を作り、鍋やらを出して調理の準備を始める。フェンリルとグリフォンを優しく撫でながらどこから狩ってきたかよくわからんが豚肉と牛肉を取ってきたので焼肉を始める。


『………俺の魔物軍が…』

ん?

「誰?」

『……』


なんかわからんけどかなり落ち込んでる人発見。


「焼肉食う?」

『………食べる。俺の名を聞かないのか?』

「特にどうでもいい」

『………お前みたいな冒険者は初めてだ。』

「俺冒険者じゃねぇもん。」

『…?ならなんだ?』

「あー……旅人?」

『俺に聞くなよ。ちなみに名前は?』

「カラ。」

『俺は第3の魔王。ヒューズだ。』


………。魔王が俺の焼いた肉食ってんだけど。


「……冒険者倒しに行かなくていいのか?」

『俺の魔物軍がここで足止め食らってるから街に俺のは誰も行ってねぇけど他の奴らが倒しに行くから問題ねぇだろ。』

「つまり…ヒューズの部隊は居ないだけで他はいるの?」

『そう。』

「へぇ…。」

ならいいか。イベントが滞ってるわけじゃないならどうでもいいや。


『お前の料理うまいな。』

「一人暮らし歴長いからな。」

『へぇ。』

なんか、普通の人なんだが…


グギャ!

グギャグギャ!!

『ほう、うまいか。よかったな。』

「言葉わかんの?」

『いちおう魔族だからな。』

「ほへー…便利だな。」


グルァ?グルァ〜!!

クォーン!オォーン!!


『…?なあ、組手とはなんだ?』

「んあ?組手?誰が言ったんだ?」

『そこのホワイトドックとフィッシュウォッチャーだ。』


嗚呼、フェンリルとグリズリーな。

「やりたいのか?」


オン!!

グルァ!!


「はいはい。」

よっこらせと立ち上がり…

威圧をオンにしてっと。

それに反応し、ゴブリンや、他の魔物に緊張が走った。

もちろんヒューズにも。


『っ。』


「よっしゃあ!来い!!」

グルルゥガア!

グルァア!!


この2匹の連携は初めてだが様になってるな!

グリズリーが俺の足止め兼両手を封印するために動き、フェンリルが噛みつきにくる。


両手でグリズリーの相手をしながら、フェンリルに蹴りを入れる。

「力勝負で勝てると思うなよ!!」

グルアァァ!!!

熊と対峙しながら大型犬を相手取る姿に焼肉で盛り上がっていた魔物軍は凍りつく。


グル〜(いいなー)

ガウガウ〜(次俺らな〜)

クルァ!(勉強になります!)


『(……何だこれは)』


うお!目潰しこのタイミングでそして力入れてくるグリズリー!

お前ら話し合ってただろ!


「力勝負で…負ける…わけ…ねぇだろうがっ!」

ドォーン

投げ飛ばせた!

やばいめっちゃ達成感…

ガア!!


からの裏拳。

キャインッ


ふう、終わり。


ピコン!

プレイヤーレベルが16になりました。

攻撃レベルが28になりました。

防御レベルが24になりました。

回避レベルが23になりました。

速さレベルが29になりました。


ピコン!

パッシブ超感覚のレベルが6になりました。

パッシブ痛覚耐性のレベルが11になりました。

パッシブ威圧のレベルが11になりました。

パッシブ威圧耐性のレベルが11になりました。


ピコン!

フェンリルのレベルが10になりました。

フェンリルの攻撃レベルが14になりました。

フェンリルの防御レベルが13になりました。

フェンリルの回避レベルが13になりました。

フェンリルの速さレベルが15になりました。


ピコン!

フェンリルのパッシブ威圧レベルが5になりました。

フェンリルのパッシブ威圧耐性のレベルが6になりました。

フェンリルのパッシブ痛覚耐性のレベルが6になりました。


ピコン!

グリズリーのレベルが11になりました。

グリズリーの攻撃レベルが14になりました。

グリズリーの防御レベルが14になりました。

グリズリーの回避レベルが13になりました。

グリズリーの速さレベルが13になりました。


ピコン!

グリズリーのパッシブ威圧のレベルが5になりました。

グリズリーのパッシブ痛覚耐性のレベルが9になりました。

グリズリーのパッシブ威圧耐性のレベルが6になりました。


ガウガウー!

オンオン!!

「おっ?お前らもやるか?ちょっと休憩挟ませてな?」


ガウ♪

オン♪


ポーションと水を飲んでまたよっこらせと座る。そして、凍り付いていたヒューズに声をかける。

「今のが組手。1日1、2回はやるようにしたんだ。」

『………』

ありゃ?


『君は本当に冒険者ではないのか?』

「ちゃうよ?」

『…なぜ、魔物を狙わない?』

「生きてるものを殺すのが嫌いだから。人はどうでもいいけどな?」

『………私はどうだ?魔王で魔族だ。人のような姿であまり変わらない。倒す気はあるか?』

「え?ねぇよ?」

『…なぜ?』

「生き物を大切にしてるやつを何で倒さないといけないんだ?」

『!』


衝撃を受けたかのように黙り込むヒューズ。


『これは完敗だな。』


ピンポーンパーンポーン!

街に迫る複数の魔王軍のクリアを確認しました。

集計します。しばらくお待ちください。


んあ?

終わった?


『カラ、俺と友達にならないか?』

「ん?いーよ。」

『軽いな。』

「そうか?普通だろ。」

『他の魔王にも紹介したいんだが…』

「機会があればいつでもいいぞ?」

『やばいカラのこと大好きになりそう。』

「俺そっちの気はないんだけど。」

『俺もねぇよ!』


2人で吹き出して笑った。

そしてメールが届く。

ん?


お知らせ

今回のイベント集計結果及びランキングを発表します。


討伐ポイントランキング

一位プレイヤー名ユウ(2701P)

二位プレイヤー名レイカ(2699P)

三位プレイヤー名ミライ(1209P)

四位プレイヤー名ツヨシ(921P)

五位プレイヤー名ミナト(861P)


一位から五位のプレイヤーには入賞アイテムが送られます。


さすがなだな。魔法取得してたしな…世界の仕組み少し教えた甲斐があったな…


次に活躍ポイントランキング


一位プレイヤー名カラ(5000p)

二位プレイヤー名ユウ(2700p)

三位プレイヤー名レイカ(2600p)

四位プレイヤー名ミライ(1200p)

五位プレイヤー名ツヨシ(900p)


一位から五位のプレイヤーには入賞アイテムが送られます。

は?なぜ俺?


以上をもちまして、イベントを終了いたします。お疲れ様でした。



…んー?なぜ俺?


『どうかしたのか?』

………明らかにお前が関係していそうなんだが…。


「なあ、魔王って複数来てたんだよな?」

『ん?おう、俺と後第4と第2。』

「戦闘終わったみたいなんだけど…魔王軍負けたみたいだぞ?」

『へー。そーか。』

「帰らねぇの?帰るのかは知らんけど」

『え?俺残るけど?他の奴知らんけど。え。帰って欲しい?』

「いや別に居てもいいけど…集まったりしねぇの?」

『んー…ちょっと聞いてみるわ。』


聞けんのか。

プレイヤーが出すようなウインドウ画面が出て来て、そこに知らない顔が2人映し出される。


『んあ?ヒューズかよ。なんか用?』

『第2の負けたのか?』

『お前もだろうが』

『俺戦ってねぇよ。焼肉食ってた。』

『『はぁ?!』』


まあそうなるわ。


『めっちゃうまい。来るか?』

『何ひとりで焼肉食ってんだ!!戦争仕掛けたんだぞ?!』

『ひとりでやってるわけねぇだろ。異界人と一緒だ。』


『『敵だよそいつ!!!』』

ちょいちょい、もう1人被せて来るな。


『いい奴だぞ?俺の魔物軍全員魅了されてしまった…こいつの料理に。』

「そこまで魅了されてないだろ。」

『そこのゴブリン鑑定してみろよ。魅了状態になってっから。』


…俺鑑定持ってない。

だがまあ、料理を持って目がハートで空になったら催促して来るから…まあ魅了されてんだろうな。

「はいはい、お代わりな。」

グギャ♪


『『……』』


『で、集まるの?集まんないの?』

『焼肉食いたい。』

『自分も!場所どこ!』

『正門から離れた川の近く。』


しばらくしてすぐに2人が来た。

『肉補充だ。』

『自分とこの魔物ぶんは狩って来た。』


2人気がきくなおい。


「了解、もらうな。」

『お前名前は?』

またこの流れか。

「カラ」

『俺は第2の魔王ルイだ。』

『自分は第4の魔王アインズだ。』


『『組手とはなんだ。さっきからそこのブラックドックもブチドックがねだりまくってるぞ。』』


「へいへい、お客さん来たんだからもうちょっと我慢しろ。」

ウゥ〜〜

グゥ〜〜



ガウ!

オン!


うおっ。

焼肉焼いてる最中に襲ってくんな!

「馬鹿っ!魔法打ってくんな!」

ガウガウ!

グルゥ〜オンオン!!


「いいから…」

威圧最大


「待て!!」


キャウン

キューン


全く…


『…ほんとお前には逆らえないわ。第1魔王でも危ういぞ…』

「え?あ、ごめんそっちまで影響行った?」

『『……参りました。』』

「いやいや、なぜひれ伏してんの!ほら、焼肉焼けたぞ!」


『いや、そうなるから。まあ、2人も落ち着け、カラは魔物を狙わない奴だ。』

『え?』

『どういうことですか?』


「俺、生き物倒すの嫌いだからやらねぇよ?そんな怯えなくても。げんこつ落とすぐらいだし。」

『それとさっきの組手ぐらいだろう?』

「そうそう、体力全部を狙ってはやらない。ちゃんと加減する。」

『……冒険者に見習わせたい。』

『あいつらのせいでどれだけの魔物が…』


弱肉強食の世界ではあるとは思うがな。

ゲームだしいくらでも復活するだろうという考えもあるだろうな。


ま、そんな今話してもどうにもならない話は置いといて。

「焼肉パーティ中だ。楽しめ。」

『『『おう!』』』


見たことない魔物も料理を食べて俺に魅了状態になる。料理を食べれそうにない、ゴーレムとかはグリズリーと組手をしたりして遊んでいる。

他の奴らも遊んでて楽しそうだ。

こういうのいいよな。

うん。


ん?チャット?


少し覗くか。


《フレンドチャット》


レイカ:カラ!どこ!

ユウ:何したの!

カラ:よう、どした?

レイカ:来た!で!どこ!

ユウ:何をしているのか答えて!

カラ:焼肉

レイカ:はい?!

ユウ:はい?!

レイカ:場所は!

カラ:ちょっと離れた川の近く。

ユウ:もう少し詳しく!

レイカ:いえ、ちょっと待って。今1人?

カラ:いや?魔王と一緒

ユウ:はぁ?!

レイカ:何してるの!それ敵!

カラ:んなこと言われても…友達になったし…

レイカ:えぇ?

ユウ:………もしかして、魔物もそこに大量にいる?

カラ:おう、俺の料理に釘付けだ。来るのはいいが、武装して来たら排除するからな?

レイカ:行っていいの?

ユウ:武器外して外に出ろってこと?!

カラ:じゃあ、ウルフを迎えに行かせるわ。2人だけならいいぞ。他の奴らは連れてくんなよ。信用ならん。

レイカ:…わかった。

ユウ:僕もわかった。正門にいればいいんだね。

カラ:おう、今行かせるわ。



さてと、

「ウルフ!レイカとユウはわかるな?あいつらが来たいって言ってるから迎えに言ってやってくれ。武器を外した状態じゃなかったら帰って来ていい。」

ガウ!!


一回返事をして、正門に向かって走り出す。


『おい、誰か呼んだのか?』

『冒険者か?』

アインズとルイが警戒しだす。


「武装して来るなとは言ってあるし、2人だけだから大丈夫だろ。焼肉食いたいって言っててだな…」

『俺の魔物の仇ということだよな。』

『……悪いがそろそろ帰る。』

あー…


「そうだよな…悪い。」

『お前が悪いわけではない…』

『お前はいい奴だ。だから、お前を責めない。』


『ヒューズ、帰るぞ。』

『はふはふっ…え?何で?俺関係ないし。』

『残るのか?』

『うん、残るけど?』

『…いや、第1の魔王に報告を…』

『まだ焼肉食い終わってない。』

「焼肉大好きだな。」

『いや、俺はカラが大好きなの。』

『『(ドン引き)』』

『うぉい?!変に取るなよ?!』

「いや、今のは本気に聞こえた。」

『『だよな!』』


『カラまで?!』

完全にいじられキャラだよな。ヒューズって。


「焼肉いっぱいあるし、持って帰るか?」

『焼きたてがうまいんだろうが!』

「まあそうだけども…」

『まあ、お前が残ると決めたならいい。』

『報告は早めがいいと思うぞー。またなー。』


アインズとルイの魔物達の足元に魔法陣が現れて光に包まれ消える。


おお、転送魔法的な奴?

かっこいー。


『よし、お代わり!』

「はいはい。」

こいつよく食うな。




カラLv16:拳闘士


体力750

魔力0


攻撃Lv28

防御Lv22

回避Lv17

速さLv24


スキル

〈採取〉〈料理〉〈サバイバル〉〈魚獲り〉〈〉〈〉


パッシブ

《威圧耐性Lv7》《痛覚耐性Lv10》

《暗視Lv3》《超感覚Lv4》《威圧Lv10》

《気配察知Lv2》《気配遮断Lv3》《魔力感知Lv3》


ウルフLv9:ブラックドック

体力:400

魔力:250


攻撃Lv15

防御Lv16

回避Lv16

速さLv17


スキル

・威嚇・噛みつき・突進・闇魔法・待て


パッシブ

《威圧Lv11》《痛覚耐性Lv8》《威圧耐性Lv3》《暗視Lv3》《超感覚Lv3》《魔力感知Lv3》


フェンリルLv10:ホワイトドック


体力350

魔力270


攻撃Lv14

防御Lv13

回避Lv13

速さLv15


スキル

・待て・体当たり・威嚇・跳躍・光魔法


パッシブ

《痛覚耐性Lv6》《威圧Lv5》《威圧耐性Lv6》《魔力感知Lv3》


パンダLv9:ブチドック


体力380

魔力230


攻撃Lv14

防御Lv16

回避Lv16

速さLv17


スキル

・待て・突進・風魔法・噛みつき


パッシブ

《痛覚耐性Lv1》《威圧耐性Lv3》《魔力感知Lv3》



グリズリーLv11:フィッシュウォッチャー


体力400

魔力210


攻撃Lv14

防御Lv14

回避Lv13

速さLv13


スキル

・魚獲り・気配遮断・爪・のしかかり・突進・挑発・火魔法


パッシブ

《魔力感知Lv1》《威圧Lv5》《痛覚耐性Lv9》《威圧耐性Lv6》


グリフォンLv7:グレーイーグル


体力280

魔力150


攻撃Lv6

防御Lv6

回避Lv7

速さLv8


スキル

・威嚇・体当たり・爪・魚獲り・水魔法


パッシブ

《威圧Lv1》《威圧耐性Lv1》《痛覚耐性Lv3》《魔力感知Lv1》


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