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伝説を創り出せ!  作者: 神白
1/21

1.


郵便物を確認していたとある朝。

ニコニコと笑顔な幼なじみの勇と麗がいた。

何か企んでいる顔だ。

俺はすぐに踵を返し、家に入り、鍵をかけた。インターホンのスイッチも切る。

よし。ここから出なければ今日は助かる。明日は学校がある。確か、生き物係の当番だった。休めない。……避けまくるか。


頑張った。

俺は頑張った。

一週間逃げに逃げた。


そして現在家の前…


「おねがいしますからぁ…」

「話を…はなしをきいてぇ…」

泣き落としにかかった2人に捕まっている。


ここは断り逃げよう。そして、また逃げた。


追ってこないのを確認。

忍び足で玄関近くの窓から覗く


「「……(しくしくしくしく)」」

心が折れていそうだった。


さすがに可哀想に見えたので、飛行機を飛ばす。

勇の頭に命中。

勇は飛行機を開く。


『なんのご用ですか。用件をその場で動かず、簡潔に言え。』


パァ!と顔を明るくし、泣いている麗にも知らせ。2人声を揃えて…


「「3人分のVRゲームが当たったから!一緒に遊ぼう!」」


どうやったら3人分のが当たるんだ…

どうせ、麗が麗の親父に頼んだんだろう…金持ちが。


もう一度位置を変えて飛行機を飛ばす。


『正直に言わないと一生話を聞かんぞ。それとゲームの内容は?』


最初の一文を見た2人は絶望の顔になり焦る。先に麗が親に頼んだと一生のお願いの5回目ぐらいをやったと白状した。


一生のお願いを5回ぐらいすんなよ。一回のみにしとけよ。


ゲームの内容はファンタジー系の冒険系らしい。敵を倒したりしてレベルを上げて最強を目指そう的な奴らしい…


俺はヘタレだ。

敵を倒したりするゲームは苦手だ。

育成系をよくする。

つまり、


『別のやつ誘え』

そう書いて飛ばし、自分の部屋に引きこもる。


カーテンを少し開けて様子を見ると外には誰もおらず帰ったことを確認。

諦めたか?

…いや、あいつらはまだ何かしてくる。

絶対にしてくる。


眠い。

考えるのめんどい。

寝よ。




カチャ…

カタカタ…

トトトト…

…ガサガサ…

カタン…


……。


起きたら、見知らぬ機械があった。

あいつらに聞きたい。

不法侵入が違法なのは知ってるかと。


メモ付きだ。2枚。一枚は麗。一枚は勇。

〜空太へ、もう設置しちゃったら返品不可なんだって!てへっ♪〜

〜設定は自由だ!敵を倒すのが嫌いなのは知ってる。なら、生産職でもいいじゃないか!空太と一緒にやりたいんだ!!〜


はあ〜〜…

ソフトの内容検索でもするか。


ゲームのタイトルは

『伝説を創り出せ!』…?

んー

ファンタジーな世界で自分だけの伝説を創り出せ…

魔物を倒しまくってもものを作り出してもレベルは上がるぞ!どんなことも【経験】のひとつだからだ!その【経験】がいつどこで活躍するかは君たちの発想次第!

例えば料理を作る料理人としてこのゲームで生きているとしよう!包丁でも魔物と戦えるようになるぞ!

どんなものでも戦えるんだ!

さあ!君は何で何を掴み取る!?

誰でも勇者になれるこの世界で自分だけの伝説を創り出せ!!



…何をしてもレベルがあがる…ねぇ。

ちょっとだけやってやるか。


まずは

名前…空太だからカラでいいか。

やる気空っぽでもあるしな。

で?容姿は…自分で決めるのとおすすめランダムか…

まずはスキャンをやって…


勝手に見繕ってくれるならそれでいいや。

おすすめランダムで。


でやったら…黒髪で灰色の目…まあ、いいか。灰色の目の色ちょっと調節させてもらおう。

あとはいいや。


で…えっと職業か……武器持つのめんどい。

手でできるやつ…拳闘士?まあ、いいか。

あと、ステータス表示の確認ができるみたいだ。


カラLv1:拳闘士


体力150

魔力0


攻撃Lv1

防御Lv1

回避Lv1

速さLv1


スキル

〈〉〈〉〈〉〈〉〈〉


スキルというのは5個までしか手に入らないようだ。レベルが上がったらひと枠増えていく感じらしい。ひと枠増えるのはプレイヤーレベルが10になったらのようだ。

スキルの入手はNPCか自分で探して見につけるからしい。

できれば教えてもらいたいが…めんどいな。探すか。



それにしてもステータスの内容が全部レベルだとは…まあ、数字で何百って表示されてもわからんけどな…


初心者には優しい設計か?

さてと…

スタートを押せば始まるのか。

どうなるかな。


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