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特進オタに、恋できますか?  作者: 木尾孝信
過去と出会い~勉強に集中できない~
14/26

なくなった

次の日から春波はブレスレット嬉しそうにつけてきてくれていた。


のだが…


1週間したら着けるのをやめてしまっていた。

本当は気に入らなかったのだろうか…。

あそこまでの笑顔をしながら、本当は気に入ってないなんて

なんてあざといんだ。

でも、彼女にそんな裏があるとは俺は思えなかった。

一人でモヤモヤするのは嫌いだ。

だから、聞いてみることにした。


帰り道。今日も一緒に帰った

「なあ、最近俺があげたの着けてないけど、気に入らなかった?」


ギクッ

背筋がピンと伸びて顔がこわばる。

図星か…

とほほ、

「ち、違うの。そういうわけじゃなくて。その…」

手をすりすりしながら答える。


こいつ、嘘つくと手をすりすりする癖があるんだろう。


じゃあ、なんで転校したときの事や友達の事で手をすりすりしたのだろう。


うつむいた春波はそのまま走って行ってしまいそうだったので


俺は腕をつかみ

「本当に気に入らなかったのか?あの時の笑顔は嘘だったのか?

俺はそうじゃないと思う。あんな笑顔、心から嬉しくないとできないと思った。

何かあったのか?」


春波はうつむいた顔をあげたのだが

涙がぽろぽろ。潤う瞳には伝えたいことがありげだった。


「なんで、なんでこんなときは、すぐに気づくの…馬鹿…」



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