俺のモテ期 part1
昔はモテた。
俺が心の中でよく使う言葉ランキングで上位にはいる。
辞書風にかけば
[昔はモテた]
リア充を見るとイライラすると同時に考える言葉。
昔はモテたから、まだ余裕があると思いたい時に使う自己肯定的な言葉
なぜこの言葉が出てくるか、俺の過去に遡る。
小学生の時は、なんとかちゃんが君のことーーーー
みたいなこと言われたもんだ。
それにバレンタインにはチョコをもらい告白もされた。
だが俺は断った。好きな人がいるからと。(その事は言わず、断った)俺はその好きな子に告白しようと全力であたふたしていた。
その子は、ハーフで容姿端麗。宝石のようなキラキラした目で話しかけてくる明るさに惹かれたのだろう。
しかし、その眩しさゆえに
中学になっても告白できなかった。
小中高一貫だったため、そのままその子とは一緒に中学生になったのだが。実はモデルになっていたらしく、中学で事務所に近い学校に転校し、数週間で学校に来なくなっていた。それにともない、中学から入った女子に目移りし始めていた。昔告白してくれた子もとっくに彼氏がいたし。俺自身焦っていた。
そして2年の頃、女子と付き合ってみた。
そこそこ可愛かったし、この子と恋を実らせよう!なんて意気込んでいたものの、俺が初恋相手に今まで告白できなかった特性が災いを呼んだ。