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〜ソフィア編〜

主人公と会う前のソフィア目線です。

「もう嫌だ!」


私はお城の中の生活が嫌に

なってしまいました。

毎日毎日侍女のリリナには同じ時間に

起こされ、朝食は野菜ばっかりの

メニュー。

私はお肉の方が好きなのに。

リリナに焼き肉が食べたいって言ってみました。

そしたら


「いけません、ソフィアお嬢様。

あなた様は女の子ですのでそんな

野蛮な食べ物を口にしてはいけません。

そもそもハムがあるではありませんか。

ハムも一応お肉でございますよ。

だいたい焼き肉なんて食べ物は、、、」


はぁー。

その後リリナは焼き肉がどうのこうの、

野菜は栄養が高いとか30分くらい

クドクド言われました。

その後


「今日はフェムス国のラウル伯爵様がお見えに

なります。お着替えを致します。」


そう言って私はドレスに着替えさせられます。

くびれを細く見せるためにキツキツに

着せられます。とてもきついので息が

しづらいです。


私は毎日こんな生活をしている。

たまに時間が空いていますが、お父様も

お母様もお仕事でお忙しいのか

ちっとも遊んでくれません。

そんな時はいつも絵本を読みます。

とある昔の英雄様のお話しです。


昔、魔王軍が世界を支配していたときに

7人の若者達が立ち上がり魔王軍を

滅ぼし魔王をとあるスキルに変えて

封印すること出来ました。

それが大罪スキルでした。

大罪スキルを全部集めると

再び魔王が復活する様です。


その中の英雄様の1人が私の

お祖父様だそうです。お祖父様は

私が物心つく前に病気で亡くなって

しまったそうです。

しかし私はお祖父様からネックレス

をもらいました。

そのネックレスは邪悪なもの

から身を守ってくれるネックレス

だそうです。

私は一回魔物に襲われたことがあります。

私は魔物でも友達になれると思い

こっそり外に出てしまいました。

森は神聖な結界が張られており

魔物が出ないので草原の方へ行きました。

大きな狼に出会い襲われました。

そのときネックレスが輝きその光に

当たった狼は消えてしまったんです。

でも私は狼に襲われたのが怖くて

泣きました。そこに兵士の方が来て

お城に戻してくれました。

今ではいい思い出です。


私はもうお城にいるのが嫌になった

のでまた外に行こうかと思います。

今度は森に行こうかと思っています。

森には神聖な結界が張られているので

安心です。


早速抜け出しました。

私には、秘密の抜け穴があるので

簡単に抜け出せました。


森に入ると淡々と進んで行きました。

まるで旅をしてるみたいで楽しかったです。

しかし途中であることに気が付きました。

帰りの目印をつけ忘れていました。

帰り道が分からなくてすっかりと迷子です。

するとある墓を見つけました。

なんだろうと思い近づいて見たら

黒い炎がぶつかりました。

でもちっとも熱くありませんでした。

それには目がありました。クリクリ

していて可愛いお目目です。

でもその姿は魔物でした。

ゴーストと言われる種族です。

ゴーストはこの世に数えられるくらい

しかいません。

伝説級とも言われています。

私は殺されると思い逃げようとしまいました。

すると


「待って、何もしないよ行かないで。」


と言いってきました。

私が知っているゴーストは皆、無差別に

殺しまくる無人格の魔物だと本で読みました。

しかし目の前にいるゴーストは人格があり

喋りました。

私はこのゴーストさんが本当に喋ったの

か聞いたら頷いてくれました。

人の話を聞いて理解したり喋ったり

する魔物は見た事も聞いた事もなかった

のでついはしゃぎすぎてゴーストさんを

振り回してしまいました。

ゴーストさんが苦しいと言って私は慌てて

はっとして手を離しました。

するとゴーストさんは地面に激突したので

心配しましたが大丈夫だそうです。

どうやら黒い炎が守ってくれたみたいです。

その後ゴーストさんがどうして私がここにいる

のか聞いてきたので私は、素直に答えました。

こうしてゴーストさんと話していましたが

近くでお城の兵士さんの声が聞こえました。

このままゴーストさんが見つかれば

殺されてしまうと思いゴーストさんに隠れるように

言いました。そして明日遊ぶ約束をして、

お城に戻りました。

お城に戻るとリリナがカンカンになって

一時間くらいお説教をされました。

途中で泣いていたので本当に心配していたんだ

と思い反省しました。







ソフィアちゃん意外とお転婆娘。(*´꒳`*)

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