第2話:狐っ娘との出会い
……何か頭いてえ。
「……お主、お主!駄目じゃ、起きぬのう。……それにしても気持ち良さそうに寝てるのう。……何か妾も眠くなってきたのう」
……柔らかくて、もふもふしてふわふわして。
あれ?電車の中にいたよね?
「……此所何処だ?……っ!?」
真っ白な天井に、妙にフカフカの布団が敷いてある。とても気持ちよくて、上手く定まらない頭を起動させながら手に触れてるものを確認する。
「狐耳?ふわふわ尻尾?」
隣には、すやすやと気持ち良さそうに口開けて寝てる狐娘?……えっ、流行りのコスプレ?ってか何処?何してるの俺?
お持ち帰りしちゃったやら、寝てる間に手を出して、犯罪?やら色々と宜しくない考えを思い浮かんでは消えていく。
いや、残っている記憶は電車の中で狐娘とランデブーするような楽しい思い出はない。
「ふぅ……、よし落ち着こう」
しっかりと周りを見渡すと3LDKくらいの広さのあるマンションの一室だった。
いや、何か本当に小綺麗な部屋であんまり細々とした雑貨とか置かれてない部屋だ。
「って落ち着いても何だよ!!この状況!?」
冷静になろうとしてもなれなかった。
この狐っ娘に拉致られたとしても、……いやいや。これでも70キロはあるのに家まで引っ張ってくるのは無理あるだろ。
駄目だ、落ち着かない。取り敢えず手元にあるもふもふした尻尾を撫でながら考えよう。何か触ってるだけで精神的な治療効果が高そうな感じだし。
「……ふみゃ、……ふゅ、……みゃっ、……うゅ」
尻尾を小刻みに震わせながら身体を悶えさせる狐娘の反応が、とても可愛くて何か盛り上がってきました。
それにしても尻尾で反応するなんてコスプレにしてはレベル高すぎだし、反応可愛いし。
ならば、もしかして異世界に召喚されて、チート貰ってウハウハとか!
「ふおおおお!みなぎってきた!!」
「煩い!!人が寝てるときに大声出すな!!」
テンションが上がりすぎて思わず叫ぶと、狐娘がガバッと起き上がると物凄い剣幕で睨み付けてきた。




