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馴初め
「好きです、もしよかったら付き合ってください」
その一直線な眼差しと、一途な心に、私は惹かれました。
これが私の初恋の始まりです。
「はい。お願いします」
回りには、告白してくれた佐藤 勇樹くんの友達、斎藤 美桜ちゃんと、私の友達の佐藤 花ちゃん。
手を握って、笑顔で返事をすると、緊張していた勇樹くんの顔が、安心したかのように柔らかくなった。
私は何故か、急に恥ずかしくなって顔が熱くなってきました。だから私は、花ちゃんの腕を引っ張って「遊ぼう」と言い、教室に戻りました。
これが、私たちが付き合ったきっかけです。