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星の煌めきしダンジョンで  作者: 酒吞童児
4章 第二期ダンジョンバトル
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19話 奴隷の使い方

いつの間にかユニークが1200、PVが4200になってました。

いつもありがとうございます。

 目が覚めると体が重い、疲れているのか?いや豊が抱き着いているだけだ。

こいつ巫女だよな、恋愛とか大丈夫・・・気にしないか。

「星華、おはよ」

「ああ、おはよう」


 それから日課の訓練を再開するが、豊もやりたいと言って来て、相手をしたら訓練じゃなくて試合だった。

途中で起きて来たセイとエルは暫く唖然とした様子で見ていたが、そのうち二人で模擬戦を始めたようだ。

一時間もすると二人とも汗だくになる。

「流石に毎日ここまで訓練はしないよ」

「解ってるよ」

一応釘をさしておく、毎日これを続けたら私より豊の体が持たない。


 ふと豊が私に聞いて来る。

「私星華の奴隷だよね?」

「そうだけど何か?」

「結構酷い命令されるかと思ってたんだけど・・・」

「殴って欲しいの?」

「いや、そうじゃなくて」

まあ言わんとする事は解る、多分私が負けてたら彼女が私にしようとしていた事だろう。

「別に痛めつけて楽しむ趣味は無いし、性奴隷にしようにも相手にその気が無いのに無理矢理するのは主義に反するからね」

「その気あるんだけどなぁ、あとドSだと思ってたけど違うんだ」

「叩いて喜ぶ奴叩いても楽しくないからね、反抗してくる奴を折ってこそなんぼでしょ」

「まあそうだろうね」


 「で、正直言って何して欲しいの?」

「星華にされるなら何でも」

やっぱりこいつは変態だな、まあ何かしてやるか。

「巫女服に首輪はあわないよねぇ」

「脱ごうか?」

「脱がなくていい、裸に首輪ってまさに奴隷の図だけど、ここ山の上で結構寒いから風邪ひく」

今はまだいいけど、一応この世界も四季があるらしいからね。

どうしようか、別に首輪でもいいんだけど・・・あれでもいいか。

今回のダンジョンバトルでは2000DPが入った、どうやら勝者へのご褒美らしい。

取り敢えずベットはこのままでいいからそのうち200DPを使ってあるものを購入する。

「ネックレス?」

「これで良いかな、巫女服だから洋物は合わないかもしれないけど首輪よりはましでしょ」

選んだのは銀色の鎖に金色の月の形が付いているの簡単な物だ、変に宝石があるよりは良いだろう。

「ありがと~」

私が掛けてあげると抱き着いて来る、頭を撫でてやるとさらに抱き着いて来る。


 「それで、私はどうすれば?」

「やる事はあまりないね」

「でも何か・・・・・・っ!」

面倒だから口付けで黙らせた。

そのまま舌を絡めて激しくする。

「星華、限界」

そう言って豊は崩れ落ちる。

当然かな、女相手の経験なら私の方が多いに決まってる。

口付けでも十分に相手の意識を奪う事が出来る。

・・・これなんに役立つんだろ?


 流石に暫く起きないだろうからベットに運び、ダンジョンメニューを開く。

残りは1800DP、これからはダンジョンの外にも行くだろうからその間このダンジョンを守護する者が必要だ。

という事で新しく追加されていたモンスター召喚の欄を見る。

こうしてみると結構なモンスターが追加されている。

悪魔から竜までいるようだ・・・流石に天使は居ないけど。

その中に一つ興味を惹かれるものがある、付属されていた詳しい説明を見て、それを呼び出す事に決めた。


 1500DPを使い召喚すると、そこには青いドレスを着た金髪碧眼の少女が立っていて、私を見ると礼儀正しくお辞儀をする。

一見人間としか見えないこの少女は奉仕人形オートマタだ、ホムンクルスとサイボーグの中間に近い存在だがどちらとも違う存在だ、自分の意志と思考、感情を持つ。

これなら留守の間の私の代わりになるだろう。

基本は豊に任せるつもりだから意味は無いかもしれないが。

さて名前が必要だよね。

「貴女の名前はアリス、アリス・ナイトメモリー、よろしくね」

アリスはそっと頷く。

「基本はマスタールームに居てね」

また無言で頷く、オートマタは個性があるらしいが彼女は無口なのだろう。

「あとこれを」

そう言って彼女に渡したのは一枚のタロットカードだ、今持っていた私の数日分魔力の殆どを入れてある、別に魔力は回復するから構わない。

オートマタはマスターの魔力を込めた物質などのデータと魔力を取り込める。

渡したカードは剛毅ストレングス精神的な強さを表すカードで獅子と戯れる少女の絵だ。

彼女も魔力は生産できるから問題ない、元々戦闘能力の低いオートマタだが、私の魔力を取り込めば強くなるだろう。


 「あれ、気絶してた?その子誰?」

起きて来た豊が質問する。

「彼女はアリス、オートマタよ」

「ああ、新しい仲間か、よろしくね」

それに対してもアリスは無言で頷き返す。

「それじゃあ私は狩りに行くよ、アリスも食べ物は必要だし、流石にこのままじゃ足りない」

そう言ってダンジョンを出ようとしてふと足を止める。

「アリス、来なさい、一緒に行くわよ」

彼女の実力を見ておく必要がある。

一言声を掛けるとアリスは直ぐに付いてきた。


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