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第24話MISSION IMPOSSIBLE, Code 10-25 Mr.Marshall.前編

第24話

「MISSION IMPOSSIBLE,

 Code 10-25 / Mr.Marshall.

         (前編)」


Guam島滞在が10日あまりを

過ぎた頃俺も菜穂美も日焼けが

落ち着き、やや褐色の肌を持つ

現地の人達と変わらないように

なってきた。

さすがに面の皮の厚い俺もGuamの

陽差しに肌を焼かれ、松崎しげる

のような顔になってきた。(笑)


「やっと、日焼け落ち着いて

 きよったなぁ」

「(♀)ホンマやね。(笑)

 最初、だ〜りんに陽差しの

 キツさのこと聞いた時半信半疑

 やったけど身に染みてよう

 わかったわぁ。

 今は、うちと安室ちゃんと

 やったらどっちが黒いねん?

 ちゅう感じやね」

「今やったら、十分勝ってるで。

 ガングロはに〜も、好きやで」

「(♀)へへ、やったぁ!

 安室ちゃんに勝ったぁ!

 ところで、だ〜りん。

 今日のご予定は?」

「そやなぁ・・・

 島の南の方に史跡が固まっとる

 んで、そこいらを辿りながら

 タロフォフォ川を上っていく

 アドベンチャーリバークルーズ

 言うのに行ってみよか?

 どないや?

 海ばっかりでもええねんけど

 グァム島の歴史を辿るちゅう

 のも面白そうやで」

「だ〜りん。

 ほんまにGuamのこと好きやねん

 なぁ。

 よぉ、あちこち知ってること。

 ス・テ・キ」


グァム島政府観光局のホーム

ページによると・・・


グアムが世界に知られるように

なったのは、

1521年3月6日に世界一周

航海の途にあったマゼランが

Guam島を発見し、ウマタックに

上陸したことがきっかけでした。

1565年には、スペインが統治

を宣言し、それ以降333年に

及ぶスペインの影響は、現在も

チャモロの風俗、習慣、宗教、

生活等に根強く残っています。

カトリック教が根付いていった

のも、この頃からです。


スペイン統治が始まってから

333年が経った1898年

アメリカとスペインの戦争中に、

Guamはアメリカの領土となり

ました。

これは、1941年に日本軍が

占領するまで続きました。

1941年12月10日から

始まった日本軍による占領は

1944年にアメリカ軍が奪還に

成功するまでの2年と7ヶ月の間

Guamは大宮島と呼ばれていま

した。

1944年7月21日にアメリカ

軍がグアムを奪還し、1950年

にアメリカの自治属領(準州)と

なり現在に至ります。



俺達は、いつものようにジミー達

と合流した。


「今日は、どちらの方へ参りま

 しょうか?」

「ジミーお薦めのグァム島南部

 史跡の旅、言うので頼んます」

「わかりました。

 アドベンチャーリバークルーズ

 も入れておいてよろしいのです

 ね?」

「コースは、お任せしますわぁ」


突然、携帯が鳴った。

おや?

志水の叔父からではないか。


「おお、浜田はん。

 もう、出発しはりましたか?」

「いいえ。

 今、ジミーと行くとこを打合せ

 しとったとこですわぁ」

「夕方から、ちぃとつき合うて

 ほしいとこができよったん

 です。

 いやね、アメリカ海軍さんの

 ベースちゅうか官舎で知り合い

 がパーティーしはりますねん。

 金山の兄貴の、ご指示でちと

 顔つなぎしとってほしいんです

 わぁ」

「え?

 義兄からの指示?

 何ですの、それ?」

「まあ、詳しいことは夕方会うた

 時にお話ししまっさ」

「はあ、わかりました。

 菜穂美は、どないしたら?」

「ああ。

 わても、和美連れて行きます

 んでお連れして下さい」


海軍基地へ行くのはよいのだが

義兄の指示とは、何やろう?


「おおっとぉ。

 うちの兄ちゃん何ぞ企んどる

 なぁ?

 変なこと言うてきたらお馬さん

 に蹴りに行ってもらわなあかん

 わぁ」


志水の叔父が大笑いしながら

言った。


「人の恋路を邪魔する奴はちゅう

 訳でんな。

 わははははは。

 ほな、6時にホテルのロビーで

 会いましょか。

 パーティー言うてもタキシード

 は、いりまへんよって。

 アロハとスラックスでよろしい

 で」

「はい、わかりました。

 それでは、18時にホテルの

 ロビーで。

 ほな、ジミー。

 お聞きの通りやよって時間配分

 の方だけ、あんじょう頼み

 ます」

「大丈夫ですよ。

 予定しているコースですと

 遅くとも5時までにはホテルに

 戻れますから」


俺逹は、ランドクルーザーの方へ

歩いていった。

P.I.C.のアクティビティーは、

今日も大盛況である。



※この小説は、『フィクション』

 です。

 実在の場所を使用していますが

 登場人物、団体は、全て架空の

 ものです。


☆この小説の著者は「わたし」

 です。

 著作権は「わたし」にあり

 ます。


 頼光らいこう みやび

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