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第21話「Gun Shooting Sports Club (前編)」

第21話

「Gun Shooting Sports Club

         (前編)」


昨日は、お魚になった俺達だった

が今日はマイケルのクラブを

訪ねることにした。

Gun Shooting Sprots Clubは、

タモン湾を望む小高い丘の上に

ある屋外型のShooting Rangeで

ある。

Kenの運転するジミーのランド

クルーザーが牧場を模したゲート

を潜っていく。

車を降りると乾いた音がこだま

している。


拳銃の発射音は意外と乾いた音が

する。

日本のテレビのような音はしない

ものである。

(×)ドキューン、バキューン

(○)パン、ドン

もっとも、口径によって音は多少

変わってくるものであるが。

また、口径と一口に言うがどれ

くらいかと言うことを知る人は

意外と少ない。


------------------------------


【一般的な銃における口径】


拳銃などにおいて、n口径とは、

銃口の内径が「100分のn」

インチであることを意味し、

独立の単位として存在する。

1インチはおよそ25.4mm

(=2.54cm)である。

例えば、40口径は約10mmで

ある。

又、50口径は別名「半インチ」

(12.7mm)となる。

一般によく耳にする、22口径と

言うのは銃口の内径が

5.588mm、32口径で

3.128mm、45口径で

11.43mmとなる。

44マグナムと言うと

11.176mmのマグナム弾、

357マグナムと言うと

9.0678mmのマグナム弾と

言うことになる。


因みにマグナム弾と言うのは、

同一口径の平均的な実包と比較

して、装薬量を増やした強装弾、

及びそれらを使用する銃器の名称

並びに商標である。

酒類の増量ボトルを指す言葉

「マグナム」を語源としており、

一般にはケース(薬莢)を通常より

長くしたり、ネックの角度を強く

したりすることで、薬莢の内容量

を増加させて、より多くの火薬が

入るようにしている。


出典:

フリー百科事典

ウィキペディア(Wikipedia)


------------------------------


連絡をしてあったので車の音を

聞きつけてマイケルが迎えに出て

きた。


「いらっしやいませぇ〜。

 ハマちゃ〜ん&菜穂美さ〜ん」

「マイケル、今日はよろしゅう

 頼むでぇ。

 菜穂美は、全くの初めてや

 から」

「(♀)マイケルさん、

 よろしゅうお願いしますね」

「まっかせなさ〜い。

 では、規則に則りビデオを見て

 もらいましょうね〜。

 拳銃の基本をお勉強してもらい

 ますね〜。

 それから、実際に弾いてもらい

 ましょうかねぇ。

 ハマちゃ〜ん、テッポーダマの

 感覚を呼び戻しなさ〜い。

 わはははは」


ビデオは、ちゃんと日本語で

作られている。

曰く、銃口は人に向けるな。

曰く、弾を込める時は銃身を

下に。

その他諸々.....。

And so on.


「はい。

 これ、ゴーグルとプロテクター

 ね。

 プロテクターは、各自で調節

 してね。

 ゴーグルは、大きかったり

 小さかったりしたら言って

 ねぇ。

 サイズを変えてあげるから

 ねぇ」

「う〜んと、ハマちゃんは何から

 行く?

 32口径?45口径?

 軽〜く、ウォーミングアップ

 ね。

 菜穂美さ〜んは、22口径に

 しましょう。

 例え、数ミリの違いと思うなか

 れぇ。

 手首痛めたりしたら

 ハマちゃ〜んに申し訳な〜い

 からね」


ここ、マイケルのクラブでは実包

を使っている。

リロードと言って再生した弾丸や

火薬の量を減らして観光客用にと

言うことはしていない。

舐めてかかると怪我をするわけで

ある。

だから、料金は少々高い...orz。


「さて、それではレンジの方に

 行きましょうね。

 後で写真撮ってあげるからね。

 Let's Go ! 」


皆で、ぞろぞろと屋外のレンジへ

出て行く。


「ハマちゃ〜ん。

 あんたは勝手に一人でやって

 なさ〜い。

 やり方、思い出したでしょ?

 菜穂美さ〜んは、わてが責任

 持っていっちょ前のテッポー

 ダマにしてあげるからね」


俺は、手始めに Glock32を手に

取った。

弾倉を外し、弾を装填していく。

プロテクターを耳につけゴーグル

をかける。


「ジャキーン」


弾を込めた弾倉を装填し遊底を

引く。

この時、人差し指は引き金から

外し、銃口は天を向ける。

ターゲットは、遥か彼方に霞む。

脇を絞り静かに銃口を天から

目の高さに持ってくる。

この時銃身が下がり気味になる

ので心持ち上に上げる。

息を止め、静かに引き金を引く。


「ドン!」


銃声と共に銃身がかすかに跳ね

上がる。

掌と手首に懐かしい刺激が甦る。

遊底がスライドし、薬莢が飛んで

いく。


「ドン!」

「ドン!」


続けて引き金を引く。

焼けた薬莢が次々と飛びだし、

音をたてて転がる。


「O.K.」

「Good !」


スコープで着弾点を見ていた

インストラクターが叫ぶ。

隣では、菜穂美がマイケルの

手ほどきを受けている。


「イイですかぁ?

 まず、ラッチを押しま〜す。

 そしたらぁ、弾倉が横に出て

 きま〜す。

 銃口を下に向けて〜。

 そうそう。

 はい、弾を込めましょう。

 全部で6発入りま〜す。

 O.K.ね。

 弾倉を元に戻してぇ〜」


菜穂美が真剣な顔をして聞いて

いる。

ゴーグルをかけ、プロテクターを

つける。


「は〜い、銃口を天に向けてぇ。

 脇を絞ってぇ、銃身を目の

 高さへ〜

 撃鉄を親指で起こしてぇ〜

 息を止めるっ!

 Fire !」


「パン!」


乾いた銃声がする。


「O.K.

 イイですよぉ。

 も一度、撃鉄起こしてぇ〜

 息止めて〜、Fire !

 O.K.

 菜穂美さ〜ん、これであなたも

 立派なテッポーダマで〜す」



※この小説は、『フィクション』

 です。

 実在の場所を使用していますが

 登場人物、団体は、全て架空の

 ものです。


☆この小説の著者は「わたし」

 です。

 著作権は「わたし」にあり

 ます。


 頼光らいこう みやび

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