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第19話「Secret Woman」

第19話

「Secret Woman」


昨日の晩は、俺達にとって特別な

日となった。

そして、次の日の朝・・・。


「ん?

 何や鼻の穴がもぞもぞしよる。

 ぶぁっくしょ〜ん!!!」

「(♀)ああ、やっと起きたぁ。

 おはよう、だ〜りん。

 外は、今日もエエ天気よ」

「ぶぁっくしょ〜ん!!!

 ああ。

 おはよう、はに〜。

 おろ?

 裸で寝とったから風邪引いたん

 かぁ?

 いや、そんなはずあれへん。

 アホは、風邪引かんはずや」

「(♀)くすっ。

 何一人でボケとツッコミしてん

 のぉ?

 何べん言うても起きひんから

 ティッシュ丸めて鼻の穴コショ

 コショて、やったんやんか」

「何やぁ。

 そうやったんかいな。

 そらすまんかったのぉ。

 って、何すんねん!

 人の鼻の穴や思て」

「(♀)だってぇ〜、声かけても

 なかなか起きてくれへんねん

 もん」

「すまんすまん。

 堪忍やで、はに〜。

 Chu」

「(♀)あぁん。

 チューで、ごまかそうとする

 しぃ〜」

「アカンか?」

「ううん、もっと〜」


それでは、リクエストにお答え

してお目覚めのFrench Kiss

今日は、少し濃厚なお目覚めの

Kissである。


「さてと。

 ほなら、シャワー浴びて朝食と

 いきまひょか」

「(♀)うん。

 ほな、一緒にシャワーしよ?」


一緒にお目覚めのシャワーが日課

になりそうである。

おやっ?

携帯が鳴っとる。


「おはようございます。

 もうお目覚めでしたか?」


ジミーからだった。


「ああ。

 さっき、鼻の穴コショコショて

 やられて起きたとこや」

「朝から、ご馳走様です。(笑)

 今日は、どちらのビーチへ

 お連れしたらよろしいかと思い

 まして」

「菜穂美は、ここの泳げる水族館

 行きたい言うねんけどなぁ」

「ああ。

 それでしたらもっと良いところ

 がありますが?

 イナラハンの天然プールは

 ご存知ですか?」

「あぁ。

 あの、ものごっつい坂登って

 降りたとこやな?」

「はい、そうです。

 あちらの方が景観が綺麗で

 面白いと思いますが」

「ちょぉ、待ってや。

 お〜い、はに〜。

 ジミーが、イナラハンの天然

 プール、どないや言うてくれて

 るで」

「(♀)そこも、お魚さんと泳げ

 んの?

 それやったらエエけど」

「少なくともここの水族館よりは

 エエと思うで」

「(♀)それやったら、そっちが

 エエかな?」

「ジミー?

 お聞きの通りやぁ。

 ほなら、イナラハン連れてって

 もらいましょか」

「かしこまりました」


朝食をとっているところへジミー

とエリーが入ってきた。


「おはようございます。

 お部屋へ連絡したら繋がらりま

 せんでしたので、こちらかな?

 と思いまして」

「ああ、おはよう。

 ジミー、エリー。

 昨日は、おおきにな。

 遅うまですまんかったね」 

「いえいえ。

 とんでもありませんわ。

 私たちこそ行き届きませんで」


エリーが涼しい目をして言った。


「あんたらは、朝飯は?」

「今日は、すませて参りました」

「おっと、ほな早よ食べんと

 アカンな。

 堪忍な。

 ちょいとだけ待ってや」

「いえいえ。

 ゆっくり召し上がって下さい」

「そしたら、なんぞ冷たいもん

 でも飲んどいて」

「はい、ありがとうございます。

 食事がお済みになられたら

 知り合いのショップにご案内し

 ますのでマスクやシュノーケル

 、フィンなどをお求めになられ

 たらよろしいかと」

「ああ、そやね」

「(♀)だ〜りん。

 そしたら、うち水着やら取って

 くるわぁ」

「エリー。

 菜穂美さんとお部屋までご一緒

 して」

「(♀)エエよぉ〜。

 一人で大丈夫やから」

「いえいえ。

 そうは参りませんわ。

 それでは、菜穂美さん参りま

 しょうか」

「そうや。

 エリーにボディーガードして

 もろたらエエわ」

「(♀)うん。

 そしたらエリーさんお願い

 します」


女二人は部屋に上がっていった。


「今日は、リムジンと言うわけに

 参りませんので4WDを持って

 参りました。

 車にクーラーボックスを積んで

 ますので途中で氷と飲み物を

 仕入れて参ります。

 ビールは、クアーズでよろしい

 でしょうか?」

「ああ、堪忍。

 バドやったら吹いてまうかも

 しれんよって」

「かしこまりました。

 では、その様に」

「何やうちの嫁なかなか降りて

 きよれへんなぁ。

 何ぞあったんちゃうやろな?」

「ご心配なく。

 手前のエリーは、あれでも

 マーシャルアーツ(合気道)の

 達人でして。

 銃を持った輩でも叩きのめし

 ますので。

 それにナース(看護師)の資格

 も持っておりますので万一の時

 でも安心です」

「ほぉ。

 そりゃ、すごいでんな。

 ああ、やっと降りてきよった」

「(♀)だ〜りん、お待たせぇ。

 向こうで着替えるとこあれへん

 かったらと思て下に水着着て

 きてん」

「エリー、おおきに。

 あんたの武勇伝聞かしてもろた

 で。

 合気道の達人やねんて?」

「いえいえ、達人だなんて。

 海軍におりましたので」

「(♀)すごいわぁ〜。

 なんや、G.I.Janeみたいやん」

※作者注

 G.I.Janeは、陸軍です。




※この小説は、『フィクション』

 です。

 実在の場所を使用していますが

 登場人物、団体は、全て架空の

 ものです。


☆この小説の著者は「わたし」

 です。

 著作権は「わたし」にあり

 ます。


 頼光らいこう みやび

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