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超能力者な僕(私)達が過ごした日々  作者: 本野栞
プロローグ
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プロローグ

小説書くの初めてなのでその辺よろしくお願いします。

「痛い…………」


 この声から全てが始まった。

 彼が私といた時間をどう思っていたのかはわからないけど、私にとってこの世で最も大切な物語の序章(プロローグ)だったのだ。



「ねえ、知ってる?私立琉盧亜(ルノア)学園って変な人が集まる学園らしいよ」

「えっ私が聞いたのはスポーツする人が行く高校っていうウワサなんだけど」

「うちが聞いたのはT大学レベルの頭の良さの人が受ける学校って」

「なんだかよくわからない学校なのによく受ける気になったよねー、愛莉も」 

「いや~親が勝手に決めちゃってさ~」


 半分本当、半分嘘。


「そっか。愛莉のお父さん怖いもんねー」

「でさでさ~……」


 お父さんじゃないんだけどなぁ……

 まあでも、やっと話題が変わった……

 あるところでは変人揃い、あるところではスポーツ好き揃い、あるところでは秀才揃い、と星の数ほどウワサの立つ学校、でもその実体は一般人にはばれていないという、日本海のとある島にある私立琉盧亜学園。その正体は、超能力者が通うための学校だったりする。


「で、愛莉はどう思う?」

 へ?

「ごめ~ん話聞いてなかった~」

「最近愛莉ぼーっとしてる時多いよね~。やっぱお父さんのせい?」

「いや昨日じいちゃんにもきつーく叱られてさー寝不足なんだよね~」

「ハハハ親が親なら祖父も祖父ってこと?ウケる~!」

「本当だよ~」


 祖父は琉盧亜学園の理事長、ちなみに曾祖父は創立者だ。おかげで身だしなみがなってないとか後継者にふさわしくないとか言われるし……跡継ぎは長男のお兄ちゃんがやるべきでしょあの秀才放浪者がぁ!

 うちのお兄ちゃんはとても頭がよく、琉盧亜学園も首席で入り、入学式で代表あいさつをしたくらいの頭の良さだだ。だが、家族(特におじいちゃん)に不満を持ち、絶賛家出中なのである。だから自分の家ではお兄ちゃんの話はタブーになっている。

 っていうかなんで卒業式の前日までこんなにお兄ちゃんのことで怒らなきゃいけないわけ!

 残念ながら自分の怒りは鎮まらないまま卒業式が終わった。




ーそれから1年さかのぼるー

 私は今……

 和室で正座させられてます……!どうしてこうなった。思い出せ、自分!数分前におじいちゃんに呼び出されて……

 正座してます。その間何もない。本当にどうしてこうなった。


「ときに愛莉よ」

「はい、おじいさま」


 学校ではおじいちゃんって呼ぶけど、家でそう呼ぶと何がおこるかわからないからやめとけと全身の細胞が言っている。これから先がこわい。


「超能力といるものを信じておるか」

「はあ。存在するんでしょうか」


 こんな変なジジイが存在するんだあっても不思議じゃない。


「フン。まあよい」


 変なところで威張るなクソジジイ、とか思ってないよ?うん。


「超能力は存在する。我が家は代々超能力を生み出す家系でな。もちろんお前にもある。そして超能力をもつ者、超能力者は行く高校は決まっていて、日本海に浮かぶ島、琉盧亜島(ルノアとう)、通称能力育成島のうりょくいくせいじまにある琉盧亜学園に入らなければならない」


 いっぺんにいろんなことを言われて思考が止まる。

 私が能力者?超能力?何ソレ食べれるの?


「いきなりしゃべり過ぎですよおじいさま。それでは愛莉のただでさえポンコツな頭がパンクしてしまいます」

「テメエ、どの面下げて帰って来やがった!」


 Noーーーーー!

 始まってしまった……。お兄さまとおじいさまのケンカが…ってかいつの間に帰って来たんだ!?アメリカ行ってたよね!?っていうかさらっと馬鹿にされた!

 

「まあまあ、おじいさん座ってよ。でこのジジイはほっといて」


 ふつうにおじいさまをなだめおった!ジジイ呼ばわりしおった!

 おじいさまの怒りが沸点に達しそうだよ!?


「愛莉。超能力を実際に見せてあげよう」


 お兄さまの右手に水が浮かんでいる。


「ふええ!?何が一体どうなっているんですか!?」

「これは僕が能力だよ。水を生み出す能力。日本やアメリカ、イギリスとかでは出水能力ウォーターアピアースキルって呼ばれてるあんまり珍しくない能力だよ。じいさんの能力はわかりにくいからね。僕の方から説明させてもらったという訳さ」


 変なところで格好つけんなクソ兄貴。


「僕もそうなんだけど、能力者だったらみんな高校生になる歳に琉盧亜学園に行って勉強しなければならない。自分以外の能力を学んだり、自分の能力をより高めるためにね。琉盧亜学園も一応高校だから卒業したら高校卒業の資格ももらえるから安心してね。四六時中能力の勉強って訳じゃないし。もちろん高校の勉強だってするよ。覚悟しといてね」


 ますますわからん……

 ともかくその学校に行かなきゃいけないんだよね。自分の薔薇色高校生活がぁ~!

 

「ま、悪い高校じゃないから。保護者あんまりこないし、学園長のこのジジイもあんまり来れないし」

「え!?おじいさま来れないのですか!?」


 よっしゃ!ラッキー!薔薇色とまでいかないけどいい高校生活が送れそうな予感!


「で、自分の能力はなんなんですか」

「え、ジジイから聞いてないの!?それはね…………………


 愛莉たちの知らない裏話。


「ふぉっふぉっ。反抗期の孫を持つというのは大変なんじゃのう。」

 ある和室に足をさすりながらつぶやく1人の老人がいた。




以下の能力が登録、保存されました。

出水能力 ウォーターアピアースキル

身体のある部分から水を出す。出現した水は自由に消すこともできる。才能のある能力者ならその水を自由に動かすこともできるがそれができる能力者は数えるほど。

前書きで申し上げました通り、初心者です。

書くコツやアドバイス、漢字や表現の間違いなどあったら教えてください。

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