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第六十八章:最終試験官ミルフィーナ現る!モップVSモップの宿命!

レジェンダリー・オブ・ヘヤ――

今やほとんどの汚れが浄化され、“ピカピカ部屋”へと進化しつつあったその場に、突如として現れた謎の人物――


その名は、《ミルフィーナ》。

ダンジョン清掃協会が秘密裏に派遣する最終試験官である。


背中に負った“七色のモップ”、その名も――《虹牙こうがのモップ・エクス=グリッター》

清掃ランクS以上でなければ持つことすら許されない、伝説の清掃神器だ。


ミルフィーナ︰「あなたが……山田純一。Fランクの清掃員、そうですね?」


山田︰「えっ、あ、はい。掃除、してます……(急にガチな人きたぁああ!!)」


アーク︰「ふむ……彼女は有名な試験官。過去に数百の清掃員を落第させ、“無職送りの天使”と呼ばれている」


バルド︰「チッ……こいつは相当厄介だぜ。現場叩き上げすら、“未熟者”の一言でバッサリ切られたらしい」


ナナ婆︰「ふぉっふぉっ、現れたのじゃな……“掃除界のラスボス”。」


魔王クローム︰「あ、プリンあるからねー、頑張ってー」


山田︰「いや空気ゆるいな魔王!!」


ミルフィーナは、七色のモップをスラリと抜き、山田に向けて構える。


ミルフィーナ︰「あなたの清掃に、試験を与えます。“一対一の掃除勝負”――」


山田︰「勝負って何!? 掃除ってそんな真剣勝負するものなの!?」


ミルフィーナ︰「命より重いわ」


バルド︰「……その通りだ。掃除をナメるやつは現場に立つ資格すらねぇ。山田ァ、お前の“クラリネットX”、本気で振るってみろ!」


アーク︰「美学としての清掃か、精神論としての清掃か……この戦い、私も見届けましょう」


《特別試験開始!清掃決闘:山田純一 vs ミルフィーナ》

課題:「魔王の冷蔵庫を3分以内に掃除せよ」

※内部は時空の歪みにより、汚れがランダムで再生される高難度ダンジョン空間と化している。


クローム︰「ちなみにプリンは冷蔵庫の最奥。つまり、勝った方が食べていいってことで〜♪」


バルド︰「よし山田!根性見せろ!《掃除する者に祝福あれ》発動しながら突っ込めぇ!」


山田︰「いくぞクラリネットX!モップ術・初級!超集中モードだああ!!」


ミルフィーナ︰「《グリッター・スパイラル清拭斬》ッ!!」


山田︰「《聖銀・Xスラッシュモップ》!!」


――冷蔵庫の中で巻き起こる、モップとモップの衝突!

溶けかけのスライムケーキ、腐敗寸前の魔導ミルク、半生の“魂入りピクルス”が吹き飛び、

一瞬で清浄空間が広がっていく!


山田︰「うおおおお!!……でもこれ、ただの冷蔵庫だよな!?」


ミルフィーナ︰「違う!これは“食材の墓場”!!浄化こそ最大の誠意!!」


――時空歪みが、ひときわ大きくなり……


山田︰「見えたぁああ!!奥に……金色のプリンッ!!」


ミルフィーナ︰「そのプリン、私がいただきます!!」


――だが、そのとき。


クラリネットXが煌めき、聖銀の光が冷蔵庫全体を包み込む!


山田︰「今だあああ!!浄化仕上げ《ラスト・ひと拭き》ぃぃぃいい!!」


ズバァアアア!!


ピカァァァ――!


冷蔵庫内が完全浄化された。


ミルフィーナ︰「……っ、ここまで綺麗に、しかもモップだけで!あなた、本当にFランク!?」


山田︰「へへ……掃除、好きなんです。どこまでいっても、現場は現場ですから!!」


バルド︰「やったな山田ァ!あの冷蔵庫に勝ったやつぁ、もはや一人前だ!!」


アーク︰「美しい……構造も、配置も、なにもかもが“完璧に清掃された”世界。認めましょう」


ナナ婆︰「ふぉっふぉっ……これが、おぬしの本気か……」


魔王クローム︰「よし、そのプリンは…山田に!」


山田︰「やったーーー!!(人生初、魔王からのプリンだーー!!)」


こうして山田は、清掃員としての実力を認められ、

ミルフィーナから“準Sランク推薦”の推薦状を受け取ることとなる。


だが、そのとき――


ミルフィーナ︰「あなたの掃除…“世界掃除大会”に推薦します」


山田︰「せ、世界!?なんか規模デカくなってない!?」

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