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第四十八章:キメラの動物園ダンジョン!混ざりすぎ注意報!?

風が吹き抜ける大理石の回廊――その先にあるのは、巨大な檻と無数の動物の咆哮。

そこは“動物園”の名を冠しながら、どこか常軌を逸した空間だった。


山田:「えーっと……トラの背中にペンギンの羽?あと、タコの足生えてるんだけどコイツ……」


アーク:「“キメラ種の生態展示型ダンジョン”。先日のバナナを見て発想、俺が設計した。」


山田:「狂った設計者が!正面から俺に言ってくるなよその悪夢を!!」


アークは腕を組み、檻の外に並ぶ看板を見せつけてきた。そこにはこう書かれていた。


《第3展示室:イノワニリス(イノシシ×ワニ×リス)》

《第7展示室:ヒツジライオン(ヒツジ×ライオン×……多分ヤギ)》

《特別室:キング・アルパゴルゴン(アルパカ×ゴリラ×ドラゴン)》


山田:「待て!最後のやつ、絶対飼育しちゃいけないやつだよね!?」


アーク:「美しいだろう?この**“本能と狂気の融合”**。設計士としては芸術の域に達している」


山田:「芸術っていうか、掃除しに来たこっちの精神が融合して崩壊しそうなんだが!?」


そのとき、檻の隙間から一匹の“パンダ・ハヤブサ・イモムシ”が這い出してきた。


山田:「名前つけるなら何?《パヤモサ》とか?」


\ズルズルズル……ギュンッ!!/

突然、イモムシボディでスライディングしながら空中に飛び上がる。


山田:「やっぱ飛ぶのかよ!?しかも掃除道具に狙いを定めてくんな!!」


アーク:「その個体は《保護等級SS:羽ばたく癒し弾》と呼ばれている。気をつけろ、やたら懐く」


山田:「癒される前に体力持ってかれるんだよ!清掃員のスタミナなめんなよ!?」


なんとか振りほどいた山田は、クラリネットXを構える。


山田:「《掃除する者に祝福あれ》……頼むからこの檻だけは平和になって!!」


バシュウゥゥッ!


清掃モップの波動が檻を駆けめぐり、散乱していた骨付き肉・抜け毛・バナナの皮が浄化されていく。


アーク:「よくやったな。だが、特別室はまだ残っているぞ」


山田:「言いたくないけど、その“キング・アルパゴルゴン”って絶対掃除させる気ないでしょ……」


【特別展示室】


そこに座していたのは――


顔はふさふさのアルパカ、胸筋はゴリラ、背中からは黒曜の翼。

吐息ひとつで床が焦げ、地響きが走る。


山田:「おいアーク……どうやって掃除すりゃいい?モップを……食べられそうなんだけど」


アーク:「安心しろ。あれ、実は甘党だ」


山田:「掃除の情報としてまったく役に立たねぇよ!!」


その後、クラリネットXにチョコを塗って囮にし、慎重に掃除を続行。

なんとか部屋の端に溜まった汚れ(8割バナナ)を取り除いた。


山田:「よし……次の展示は――普通のウサギとかにしてくれ……」


アーク:「(設計図を開きながら)うむ。“ウサギ×カラス×ミジンコ”だな」


山田:「もうダメだこの動物園……」


こうして、山田のキメラ清掃任務は幕を閉じた――

(が、来週また繁殖期を迎えるらしい)



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