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第四十章︰マーメイド&サキュバスのビーチダンジョン!水着でモップ、掃除も命がけ!?

異世界・南方海域。

リゾート型の《ビーチダンジョン》

その正体は……マーメイドとサキュバスが共同経営する“誘惑と塩害の清掃地獄”だった!


山田︰「ナナ婆ァァァ!!なんで俺、水着なんですか!?俺、今日も真面目にモップ持って来たんですけど!?」


ナナ婆(通信機)︰「このダンジョン、全員水着着用が規則なんじゃ。山田、肌見せてなんぼの掃除道よ。覚悟しな」


山田︰「掃除道がセクシー路線突入してるのおかしくない!?」


──その時、波間から現れる二つの影。ひとりは、青い長髪を揺らすマーメイド嬢。


マーメイド嬢︰「あなたが清掃員さん?素敵ね、クラリネットX……モップの構造、興味あるわ♡」


山田︰「え、あっ、ちょ……それ触ると結構ぬるぬる……ていうかモップ見て惚れないで!」


──続けて、浜辺から日焼けオイルの香りとともに現れるサキュバス嬢。


サキュバス嬢︰「うふふ、私のビーチパラソルの下、掃除して’s’(S)の男手が足りないの♡」


山田︰「sって何!?なんでそんな艶めかしく略してんの!?てか清掃員に色気求めるの禁止ーー!」


──そこへ、サンオイルを全く塗ってない黒衣のサングラス男が登場。


アーク︰「君の清掃進捗、貝殻エリアで停止している。……何があった?」


山田︰「お前が何も知らん顔してパラソルから出てくるなーーー!!その革靴、絶対砂に向いてないからな!?」


アーク︰「ダンジョン設計士はどんな地形にも適応する。ちなみにこの海の家ダンジョン、私が設計監修した。機能美と誘惑美の融合だ」


山田︰「いや“誘惑美”ってどんな発注よ!?絶対サキュバス側の要望通しただけでしょ!」


アーク︰「事実だ」


山田︰「否定しろォォォォ!!」


──そこへマーメイドとサキュバスがアークに手を振る。


マーメイド嬢︰「アークちゃ〜ん、また私の泡風呂エリア、改修してね♡」


サキュバス嬢︰「次は“自動体ふきふきマシーン”も設計お願い〜♡」


山田︰「そんな設備作るなああああ!!こちとら素手とモップで戦ってんだよおおお!!!」


──その後、山田は炎天下の砂浜でひとり、漂流してきたスライム(冷やし中華味)と戦いながら、清掃エリアを死守したという。


山田︰「……こんな汗だくの海水浴、聞いてないよ……クラリネットX、砂取れないし、腰いてぇ……」


アーク︰「だが、見ろ。君のモップ跡が、このビーチを美しくしている。……美は犠牲の上に成り立つのだ」


山田︰「それ、設計士が言っちゃダメなやつうぅぅうう!!!」

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