第二十五章︰サンタクロースのクリスマスダンジョン!汚れた靴下と爆発するプレゼント
山田:「え、依頼内容これ……マジっすか?」
依頼書にはこう書かれていた。
【至急】クリスマスダンジョン内、サンタの作業部屋がプレゼントゴミまみれ。
※爆発性プレゼントあり。靴下から異臭。サンタ氏、現在行方不明。
山田:「なんで毎年クリスマスって、イベント性より掃除難易度の方が高いの!?」
■クリスマスダンジョン入口にて
入口のアーチには「★ようこそ夢のクリスマス★」の看板。だがその下には――
「注意:爆発物あり・サンタは狂っている・清掃員は自己責任」
山田:「笑えねぇわ!」
中に入ると、甘ったるいシナモンの香りと、雪と……何かの煙が。
山田:「あ、これ完全に“焦げプレゼント”の臭いだ!」
■遭遇!プレゼント地雷ゾーン
足元に転がる大量の箱。かわいい包装、リボン、そして……
ボンッ!!
山田:「あっぶねええええ!!マジで爆発したぞこれ!」
よく見ると、箱の一部には「爆弾」と書いてある。
山田:「いや分かるように書くなよ!紛らわしいんだよ!!」
???:「私は“爆発的サンタ美学”を採用したまでだ」
山田:「あー出たよもう!!」
黒いコートをなびかせ、アーク・トレイスがプレゼント山から現れる。
■クリスマスダンジョンの設計者
山田:「まさかと思ったけど……アンタが設計者かよ!!」
アーク:「ああ。このダンジョンは、贈与という不確実性と危険性の美を表現している」
山田:「ふざけてるとしか思えねぇ!!」
アーク:「なお、靴下エリアは“臭覚感応式トラップ”だ。清掃員には地獄だろうな」
山田:「お前、性格悪すぎるぞ……っ!」
■靴下地獄と、不思議なスノーマン
最奥へ進むと、天井から大量のぶら下がる靴下。中身はキャンディ、金貨、石炭、謎の生物。
そして中央に立っていたのは――巨大なスノーマン。
スノーマン:「オイカワナイデ……オレノ……キョウセイホウカゴミ……マダ……」
山田:「えっ……スノーマンが……しゃべってる!?」
アーク:「それは“雪だる魔型プレゼント守護者”。魔力の暴走で意識を持った失敗作だ」
山田:「どんな設計してんだよ!!てか、掃除拒否してくるのヤバくね!?」
■モップvsスノーマン最終戦
スノーマン:「コノ……ゴミ……マモル……」
山田:「いや守んな!全部捨てるわ!!」
山田:「《掃除する者に祝福あれ》、発動! クラリネットX、凍結解除モード!!」
モップが光り、魔法雪を溶かしていく――
スノーマン:「アア……スッキリスル……ナンカ、モトニモドル……」
シュウゥゥ……(スノーマン、蒸発)
アーク:「……完璧な終末美だったな。君にしては、だが」
山田:「お前、どこまでもひっかかる言い方すんなよな!!」
■そして、屋根裏にて――
プレゼントを一掃し、天井裏で見つけたのは――
ぐったりしたサンタクロース。
山田:「……おい、死んでね?」
サンタ:「……働きすぎて寝てたんじゃ……Zzz……」
アーク:「今年もまた、サンタはブラックだったということだ」
山田:「お前がブラックにした張本人だろがァァァ!!」




