第五問 住所不定は『お住まいの地域』ってどうすればいい?
初めまして、仁奈です。
練習の一環として挙げていきます。ちなみに何の練習かは…秘密です。
よければ忌憚ない意見をくださいね。
※建前ですので、本気にしないでください。心閉ざすかも。笑。
第五話です。
転勤族は、住所がコロコロ変わるから覚えるのが大変。たまに間違いそうになるよ。きっと。
全13話を予定しております。
短い間よろしくお願いします。
「私がこの冒険者ギルドのマスターだよ。」
尊大にそう言った彼女は、少し小柄で、ボーイッシュなオレンジ色の髪に、つなぎのような服の上半身部分を腰に巻くように束ね、顕になった美しく引き締まった腰に右手を当てていた。
どう見ても、荒グレものが集まる冒険者の長には見えない。よくて建設業のお姉さんってところだろう。
ガチムチマスターをマスターと思っていた僕とリディは互いに顔を合わせ視線で会話する。
(目の前の女性がマスターて言っているけど、じゃあ、あのガチムチは誰なの?)
(知らないわよ。私もこの街に来たのは初めてだし。)
僕らがコソコソしていると自称マスターのオレンジ細マッチョは焦ったそうに問いかける。
「おい、言いたいことがあるなら素直にいいな。」
「ガチムチ…、先程のバーにいた正装に身を包んだ大柄な男性がマスターではないのですか?」
最初、先ほどまでの流れで、ガチムチマスターと言いそうになったが、流石に知り合いと思われる人の前で言うのは憚れるので、なんとか取り成しながら質問する。
すると、彼女は「それはうちの旦那だよ」と肩を震わせながら答えた。
あ、やば。聞かれているわ。そういえばさっきも口に出したっけ。
「す、すいませんでした!!」
僕は慌てて、腰を90度に曲げて、謝罪の言葉を口にする。
「いや、気にするな。ふふ、ガチムチ…。それよりも」
彼女は、怒るどころか、愉快そうに笑って許してくれた。そして
「お前ら、冒険者になりたいのだろう?ギルドマスターであるこの私がテストしてやるよ!合格したら、冒険者にしてやってもいい。」
テスト。それは、人生の節々で現れる篩。元いた世界で、何度も苦渋を飲まされた。異世界でもそれは変わることなく現れるらしい。通常、冒険者って自然になっているものが多かったから、失念していた。冒険者のテストは、それはもう、肉体的、精神的に過酷なものに違いない。時に命をかけるお仕事だから。ギルドマスターがテストをするのは納得できる。しかし、万年、体育の成績平均かそれ以下の引きこもり体質かつ異世界初心者の僕に合格ができるだろうか。いや、荷が重すぎる。
ふと、僕より小柄なリディの方に目を向けると、真剣そうな横顔が見れた。どうやら心配する必要はないらしい。さすがこの世界の住民は違う。
一人、慄いてた僕を安心させるように彼女は続けた。
「おっと、そう身構えるものでもないから安心してくれ。テストといっても簡単な問答だ。お前らが冒険者になりたい理由を聞かせてくれ。」
彼女はそう言って、僕の方に視線をむけ、顎を軽くあげ「まずは、そこのどっちつかずからだ。」と続けていった。
…どっちつかず。まあ、名乗ってもいないし、性別もないからあってはいるが、なぜか腑に落ちない。しかし、冒険者になりたい理由かあ。なんとなく異世界と言ったら冒険者だと思っていたが、それでは目の前の彼女は納得しないんだろうな。
僕は少し、真面目に考えて、こう答えた。
「僕は、カイトといいます。冒険者になりたい理由は、そうですね、この世界のことを知りたいから、だとお思います。先程の出来事で、あなたは気づいているかもしれませんが、僕はこの世界の住民ではありません。だから、この世界の常識とか知らないですし、目に見えるあらゆるものが新鮮で、心がワクワクします。冒険者はこのワクワクを満たしてくれる最適な仕事だと思います。まあ、できれば危険なことはせず、ゆっくりとこの世界を見て回るようなスローライフを送りたいです。」
僕が話し終えると彼女は、「そうかと」納得したように小さく頷き、言った。
「カイ、合格だ。スローライフは…まあ、難しいと思うが頑張れ!」
よしと僕は心の中で小さくガッツポーズをしながら、彼女の言葉について考える。
やはり、スローライフは難しいのだろうか。危険なことは嫌だなあと今後の生活について考えながら、リディの方を見る。次は彼女の番だ。
ギルドマスターは彼女の方に向き直ると少し間をあけ、問いかける。
「お前、名はなんと言うんだ?」
おい、それは僕の時にも聞けよ!
僕がそんなどうでもいいことを考えていると彼女は少し躊躇うようなそぶりを見せつつ答える。
「私の名前はリディ…リディア=クレモニアです。」
すると、ギルドマスターは少し動揺したようなそぶりを見せたような気がしたが、先ほどと変わらない口調で志望理由を問いかける。
「リディ、お前はどうして冒険者になりたいんだ?」
「私は、カイが冒険者になると言うならついていきます。…それが私の理由です。」
そういった彼女の横顔は真剣なそのもので、言葉の最後に小さく笑みを浮かべたが、気のせいだろうか?なぜか諦めに似たどこか悲しそうな表情でもあるように僕には感じられた。
ギルドマスターもそうした彼女の雰囲気を感じとったのだろうか、少し考えるそぶりを見せ、再び彼女に問いかける。
「それで、お前は後悔しないんだな?」
「はい、お気遣いありがとうございます。ただ、私は何をするにしてもまだ力はありませんし、カイと一緒にこの世界のことを知っていこうと思います。…それがきっと近道になると思うから。それに!彼一人だと何かと心配ですしね!教えてあげられる人がそばにいないと。」
彼女は明るい表情でそう言い、僕の方を見て、手を差し出す。
余計なお世話だ、と僕は思ったが、実際何も知らないし、この世界で一人だと確実に死ぬということはここまでの道中でわかっているので、素直に手を取った。
ギルドマスターは手を取りあう僕たち、いや、僕の方を見て、「まあ、そうだよな」となぜか諦観したように納得しながら近づき、僕らの肩を抱き寄せ、優しく明るい声でこう言った。
「二人とも合格だ!ようこそ、私のギルドへ。今日からお前たちも私の子だ。よろしくな!さあ、さっきのところに戻って、みんなに紹介しつつ諸々の手続きをしよう!」
彼女は、僕たちの手を引き、扉の方に歩みを進めた。
僕とリディは互いに顔を見合わせ、少し困惑しつつも笑みを浮かべてそのまま彼女に引っ張られるように部屋を後にした。
二人とともに、最初の部屋に戻ると、ツーブロックの金髪に片方の腕でだけ鎧を装備した青年が駆けつけてきた。
えーと、彼は確か「ベスト冒険ニスト」だ。僕は思い出すようにその名を呟いた。
すると、彼は首を傾げ、こう言った。
「あ?ベストぉ?あーそういえば名乗っていなかったな。俺の名前は、ベターだ。お前ら、ギルマスと何話していたんだ?」
そうか、彼はベターというのか。思い返すと確かに短い間だが彼の行動は、ベタなものが多かった気がする。まあ、僕は特別で最高なベストより、程良いありふれたベターの方が好きだから、彼のことが少し気に入った。
僕がそんなどうでも良いことに考えを巡らせていると僕とリディの間に立つギルマスが僕たちの背中を押すように手を添えて、部屋全体に聞こえるように声を上げる。
「お前ら、よく聞け!そして喜べ、姉妹が増えたぞ!カイとリディだ。これからこいつらが世話になるから存分に可愛がってやれ!」
「…」
酒場に居合わせた他の冒険者たちは各々近くのものと囁くように話しながら、僕らを探るように視線をジロジロと向けていた。
まあ、すぐには受け入れてくれはしないかと、僕とリディが不安そうにその光景を前に立ち尽くしていると突然、ダムが崩壊するように歓声が部屋に溢れかえった。
耳を劈くほどの嬉しい声が響く中、次々と冒険者たちが僕らの前にやってきてよろしくと声を掛けてくる。中には僕らに抱きついてこようとする奴もいたが、男だったので、丁重にお断りした。ギルマスが。
しばらく続いた歓迎ムードが落ち着いた頃、僕らは再びカウンターに腰掛けた。
同席したのは、リディとベストよりベターな彼、オレンジ細マッチョもといここの冒険者の長であるギルドマスター、そしてその旦那らしいガチムチマスターの四人だ。後者の二人はカウンターを挟んだ先で並んで立っている。
並んだ二人を見ると身長差がすごい。親子と言われた方が、しっくりくる。先程の光景を見てもまだガチムチマスターの方がギルドマスターなんじゃないかと疑いたくなる。
そんな僕の視線に気づいたのか、ギルマスが口を開く。
「こっちの、お前の言うガチムチが私の旦那のガルムだ。主にここの酒場で冒険者たちの受付をしている。今後よく世話になると思うから、挨拶しておけ。」
くそ、ギルマスまだ覚えていたのか、さりげなく告げ口しやがった。許すと言う言葉は嘘っだったのか?
まあ、自業自得なので、「すみません」と謝りながらリディと共に挨拶した。
僕は次はギルマス自身の紹介かと思っていると、ギルマスは何かを思い出すように僕に問いかける。
「うちの旦那がガチムチマスターで、そこのベターがベスト冒険ニストだっけ?それが何かはよくわからんが、とりあえずまあいい。そうなるとお前、私のことはなんと呼んでたんだ?」
おおおおおお。僕はこっちの世界に来て初めて崖っぷちに立たされた。さきほどまでのはジャブに過ぎなかったのか。やばい、死んだわ、僕。
一番問われたくないことを問われた僕は観念したように小さく声にする。
「オレンジ細マッチョ…です。ほんと、すみません。」
ギルマスは「ふふ、オレンジ細マッチョ、そうか…」と小さく笑いをこぼしながらつぶやいていた。
僕は、相当怒っていると思い、恐る恐る下げた頭を上げ、彼女の表情を窺う。
するとどういうことだろうか?彼女は笑いを堪えるように口を手で押さえ、目は笑っていた。
僕が、唖然としていると、彼女の隣に立つ彼女の旦那のガルムが重たい口を開く。
「彼女、アンナは笑いの沸点が少しおかしい。あだ名とか特に弱いから気にする必要はない。」
良かったと僕が安堵していると、僕の隣でギルマス以上に笑いを堪えているものがいた。
ベターだ。彼はついに耐えられなくなったのだろうか、手で机を叩きつけ、笑いながらギルマスの方を指差し声を出す。
「はーはー、ギルマスが、ふふ、オレンジ細マッチョってお似合いっすねー。」
あ、こいつ死んだな。いくらなんでもそれはギルマス怒るだろう。案の定、ギルマスから開いた酒瓶を顔面に投げつけられ、椅子から転げ落ち、意識を失った。
「…」
こいつ、どれだけベタなんだ。だが、そんな彼を僕は嫌いじゃない。床に寝転ぶベストよりベターな彼に対して、僕は周りに見えないように小さくサムズアップした。
その光景を隣で見ていたリディが「はー」という深いため息と共に肩をすくめていたのは気が付かなかったことにした。
あたりはすでに日が暮れ、ギルド内にオレンジの陽光が窓から差し込んでいたが、僕らは気を取り直して、冒険者登録の手続きを進める。
ギルマスはポケットから2枚の無地のカードを取り出し僕たちの前に置いた。
「冒険者の登録はとても簡単だ。このカードの左上の角の部分にある窪みに血判を押す。たったそれだけだ。さあ、やってみるといい。」
僕らはギルマスやガルムさんが見守る中、カード共に渡された針を左手の親指に刺し、チックという痛みと共に血で滲むのを確認すると、指定されたところに押し当てた。
すると、思わず瞼を閉じてしまうような鮮烈な光を放ち、光が収まると無地のカードに次々と文字や図形が刻まれていく。そして、どういうわけか手にしたカードと繋がったような感覚がビリビリと身に走った。
僕らが突然の出来事に茫然としていると、ギルドマスターはカードを僕らの手から抜き取り確認する。
「よし、これで終わりだ。お前らのステータスや魔法適正、スキルの有無が刻まれたから確認してみるといい。…しかし、面白いことになったな。」
何が面白いのかわからないが、そう言ってカードを僕らに返してきた。
僕らは少し不安になりながらも互いにカードが見えるようにかざし、確認する。
カードには、名前・年齢・性別・種族といった元の世界の身分証に見られるような個人を判別する情報はもちろんのこと、体力や攻撃力などの各種ステータス表示、左下には六角形のレーダーチャートがある。六角形の頂点には魔法の属性を表す文字が刻まれており、上から光・風・水・闇・地・火の順に並んでおり、僕らの魔法適性を表していた。そしてその隣には四角の枠の中に黒く塗りつぶされた文字が刻まれていた。ちなみに僕のカードにはもう二箇所、性別と種族の欄が黒塗りされていた。
不思議に思い、リディのカードの方を見るとリディのカードにも四角の枠の中に黒塗りの文字が刻まれ、種族の欄も黒く塗りつぶされていた。
僕らは互いに顔見合わせて首を傾げると、目の前に座って僕らを見守るギルマスに問いかける。
「まず、お前らも薄々気づいてるかもしれないが、種族と…カイは性別もか、それらが黒塗りされている理由はその通りだと思ってくれればいい。問題は、スキルボードに刻まれたその黒塗りの文字だ。通常、スキルボードには長年の鍛錬の末、身につけることができる体系化された技やドラゴンスレイヤーのような一定以上の力や知識量を得る等の条件を満たした際に付与される称号が刻まれる。だが、稀にお前らのカードのように黒塗りされた文字が刻まれることがある。私たちはその状態を[un known]と呼んでいる。」
彼女は、ここで一呼吸おくと、グラスを呷り、テーブルに力強く置いた。そして僕らの様子を確かめ、再び口を開く。
僕は、なんとも言えない高揚感が湧き出るのを胸に感じながら、耳を傾けた。
「[un known]はとある条件を満たすとそのベールが剥がれ、姿を現す。とある条件とは何か。それを研究しているものがいると聞いたことがあるが、個人差があるようで詳しいことはわかっていないらしい。真の姿となった[un known]は「ギフト」と呼ばれ、世界に干渉する力を持つと言われている。言うなれば、神からのプレゼントだ。」
僕は「ギフト」という単語を聞いた瞬間、胸に湧き出ていた高揚感が溢れ出したのを感じた。そして立ち上がりそのまま叫びそうになったが、ギルマスがそんな僕を制止するように「まあ、聞け」と僕の肩を抑えた。
「天は二物を与えず。とはよく言ったものだ。その言葉が示すようにギフト所持者はある制限を課せられる。」
僕らは、ごくりと喉を鳴らし、続きを促す。
「その制限とは、魔法が一切使えなくなるということだ。[un known]の状態時は問題なく使えるらしいが、「ギフト」顕現後、一切使えなくなるそうだ。神も現金だよな。」
それは、プラスマイナスゼロじゃないか。ギフト次第ではマイナスだってあり得る。
「はー」と長い息を漏らし、僕が予想外の重い制限に困惑しているとギルマスは「まあ、一部例外があるらしく絶対ではないと噂程度に聞いたことがある」と取り繕うように言った。そして「とりあえず、魔法属性でも確認するといいんじゃないか」と僕たちに勧める。
僕は改めて、カードの六角形に目を向ける。やはりというべきか、先ほどチラッと確認した時と変わらず、絶望的な形をしていた。強いて言えば、闇属性が他より少し高く、そして、風と水の間を抜けるように山が一つ伸びていた。
ギルマスに聞くと、闇属性は光属性とシーソのようにバランスを取り合っているらしく、どちららが低けれればその分高くなるらしい。だから、別に特別でもなんでもない。
もう一つの山について聞くとギルマスは納得したように答える。
「その山が伸びる方向は、風と水の間は氷属性を示す。お前にぴったりだな。」
すると、その場で僕らの話に耳を立てていた他の冒険者やいつの間にか目を覚まし僕の冒険者カードを覗いていたベターまでもが、「あー」と納得したように息を漏らす。
…意味がわからない。しかし僕が氷属性に極振りなのは理解した。気を取り直して僕は、リディの方へと目を向ける。するとリディはカードを僕の方に突き出し、自慢げな顔をしていた。
何かと思い、カードを見ると山が一つもなかった。
…僕より、絶望的じゃん。
そう、思い口に出そうとすると、横からベターが声を出す。
「おっ!お前やるなあ。全ての属性が最高値とか凄すぎるだろう。」
は?何それ。ずるない?
僕はもう一度、彼女のカードを見る。すると六角形の淵部分がわずかに二重に重なっているのが見れた。
えっ、光属性と闇属性ってシーソじゃなかったの?釣り合ってるんだけど。
僕の目が点になっていると、彼女はもう一度カードを突き出し、どうよ言わんばかりにない胸を突き出す。
正直言ってウザい。だが、彼女が優れているのも事実だ。けど何も言わないのは癪だったので、苦し紛れにこう言った。
「僕は、一途なだけだし。」
まあ、僕らは「ギフト」が顕現すれば魔法が使えなくなるから、ここで言い争っても意味はない。悔しいけど。
そんなこんなで、冒険者登録は無事に終了し、窓を見ると夜の帷が下りていた。ギルマスたちは一旦席を外し僕らは簡単な食事を口にした。異世界の食事はまあまあ口にあった。
その後、戻ってきたギルマスからここまでの道のりで疲れもあるだろうと僕たちの歓迎パーティーは後日改めて行なってもらうことになったと伝えられた。そして2回が宿になっているからしばらくそこで泊まるといいと言われ、案内された。ちなみにお金は普通に取られた。
リディは少し外の空気を吸ってから寝ると言っていたので、僕は部屋に入り、誰も聴いていないのを確認すると冒険者カードを改めて見てつぶやいた。
「名前、カイになっている。」
すごく、どうでもいいけど、いや、よくはないけど。皆さんなぜか僕の名前カイって呼ぶし、カードもカイで登録されている。僕はこれ見た瞬間、すごくツッコミたかったが我慢した。
ねえ、偉くない。先生。
僕は一人不満を漏らし、ベットに入った。
お読みいただきまして、ありがとうございます。
投稿する直前に入力データのラスト三分の一が消え、心臓を握りつぶされた仁奈です。
感想についてはいいですね。今回は触れませんよ。
では、突然ですが謝罪から入らせていただきます。
お読みいただけた読者の皆様方はお分かりにいただけると思いますが、今回あだ名がたくさん出てきます。便宜上必要だとはいえ、一言、謝罪を申し上げます。
このご時世、小学校とかではあだ名が禁止されているとかなんとか。ほんとうに10年前は全く想像できなかった世の中になっております。
この作品はフィクションですので、相手が嫌がるような、あだ名の使用は避けていただければと思います。
この作品にまだ影響力がないのは重々理解しておりますが、伝えておきます。
さて、今回ついに、魔法とスキルが出てきましたね。
能力の登場シーンはカッコよく決めたいという思いがございましたので、ここまで引っ張らせていただきました。どうでしたか、心が踊りましたか?
うまく表現できていれば良いのですが。
今後、戦闘シーンにも挑戦してきたいと思いますので、どうか期待しすぎない程度に期待してお待ちください。
では、もう、私の心臓が持ちませんので、今回はこれで失礼したいと思います。
心臓が再構成された時にまたお会いしましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
次回 年収を聞かれたけど、ゼロとは答えたくないもんです。