『予兆予備現象』・・・『詩の群れ』から
『予兆予備現象』・・・『詩の群れ』から
㈠
俺は自己を見失っていた様だよ、だろうだ。
何故また、急にそんな話をするんだい、だろうだ。
それはだな、自己の文体の壊滅の予兆が見られるからなんだ。
成程、所謂、危機感ってやつか、俺もお前も、その予備群なんだよ、だろうだ。
㈡
しかし、今度のはやばいよ、孫悟空の輪が、脳を締め付ける様なんだ。
何だって、それはやばい、もっと早く、生き急いで、その輪から解放されるべきなんだよな、え?
だろ、難しい程、簡単で、簡単な程、難しいってとこなんだよ、だろうだ。
だりょうだ、そんな現象は、皆目御免だよ、だろうだ。
㈢
つまり、予兆予備現象、ってことで、文体崩壊も、結果オーライなんだよ、だろうだ。
そうだな、俺たちは、常に、明日を理解するんだろうだ、だろうだ。