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タンパクマン ~愛と筋肉で皆を笑顔にする超短編集~

作者: 折道

やあ!僕はタンパクマン!ムキムキマッチョの正義の味方さ!今日も1日、町をパトロールだ!皆を僕の力で助けてあげるぞ!



男の子「あ、タンパクマンだ!」

タンパクマン「やあボク、元気かい!?」

男の子「うん!でも喉が乾いたんだー!飲み物ちょーだい!」

タンパクマン「分かった!じゃあ特製オリジナルプロテインドリンクをあげよう!ちょっと待ってね、口から出るからげぼお゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」

男の子「ぎゃあああああああああああああああああ!!?!?」


そう、僕は正義の味方!困ってる人がいたら助けないとね!この調子でどんどん助けるぞ!


タンパクマン「そこのお母さん、何かお困りですか!?」

お母さん「ええ、息子がジャングルジムから落ちてしまって…!凄く痛がってて、肩が脱臼したのかも…!」

男の子「うわあああん!!うわあああん!!」

タンパクマン「大丈夫ですお母さん、任せてください!ボク、ちょっと我慢してね?僕がくっつけてあげるから!」

男の子「えっちょっと待ってそれ絶対痛いであ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!!!!!!」


ふう、なかなか大変だけどやりがいがあるね!どんどん助けていこう!


タンパクマン「お兄さん、何かお困りですか!」

お兄さん「うん、この家ちょっと古いんだけど、扉が固くて開かないんだ。」

タンパクマン「任せてください!僕の必殺ダンベルナックルで!」

お兄さん「ダンベルで殴るのか!?扉壊れるからそれは止めてくれ!」

タンパクマン「分かりました!じゃあ分解してシャフトを外して必殺プレートシュートで!」

お兄さん「いや同じだから!プレートは駄目だ!」

タンパクマン「なるほど、つまりダンベルごと投げればいいんですね!おりゃああああああああああああ!!」

お兄さん「だから扉を壊しちゃあああああああああああああああああ!!!!!」


うん、なかなか手強い相手だったな!筋肉があれば開かない扉なんて無いんだな!まだまだ行くぞ!


男の子「うわあああん、膝擦りむいて痛いよおお!!」

タンパクマン「安心して!傷口によく効く薬あるから!」

男の子「ぐすっ…本当に?」

タンパクマン「うん!特製プロテインドリンクさお゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛え゛」

男の子「それ薬じゃないよねあああああああああああああああああ!!!!!!?!?」


怪我したら直ぐに手当てしてあげないとね!これはとても大事だぞ!まだまだ行くぞ!


お姉さん「うーん…」

タンパクマン「どうしましたか、お姉さん!」

お姉さん「可愛い女の子のイラスト練習にデッサンのモデルが欲しいんだけど…。」

タンパクマン「分かりました!僕がなりましょう!」

お姉さん「いやだから、可愛い女の子を」

タンパクマン「ほら僕のムキムキの体なら筋肉の動きが分かりやすいですよ!どうぞ!」

お姉さん「………あ、はい…。」


モデルとか初めてやったな。何事も経験が大事だからな!どんどん挑戦しなくちゃ!


よし、そろそろいい時間だな。今日もたくさんの人を助けたぞ!また明日も全力で頑張るぞ!そのために、今から筋トレだ!


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